株式会社ラスティックシステム(本社・大阪市中央区、代表取締役・山下明則)は2026年10月27日、社内完結型AI-OCR「rustic AI-OCR(ラスティックAI-OCR)」の提供を開始しました。注文書や申込書などの帳票データを外部のAIサービスへ送らず、顧客の社内に設置したGPUサーバーで読み取りからデータ化までを行うオンプレミス方式のサービスです。
取引先の情報や取引単価を含む帳票を、社外に送らずにデータ化したい企業に向けたサービスです。
社外に送らず社内で帳票を処理するAI-OCR
リリースによると、注文書には得意先名、住所、連絡先、商品名、取引単価など機密性の高い情報が含まれ、こうした情報を外部のクラウドサービスに送ることへの懸念から、AI-OCRの導入に慎重になる企業もあります。同社はこの点に対応するため、社内でAI処理を完結させる方式を採用しました。
AI処理は顧客の社内に設置したGPUサーバーで実行され、帳票データを外部のAIサービスへ送信しない仕組みです。
同社は1999年設立のシステム開発会社です。27年間のシステム開発経験に加え、2017年から約10年培ってきたAI-OCRやPCロボット(RPA)の導入支援の経験を活かして開発したとしています。
枚数による追加課金のない定額料金と確認画面
月額利用料は50,000円(税別)からの定額制で、読み取り枚数に応じた追加従量課金はありません。初期環境構築費は200,000円(税別)からです。GPUサーバーは別途購入が必要で、月額利用料や初期環境構築費には含まれません。
読み取りたい項目を指定する方式のため、項目ごとの読取位置を設定せずに使え、登録済みの帳票の自動判別にも対応します。
Web画面では、左側に原本PDF、右側に読取結果を表示します。利用者は内容を確認・修正し、確定したデータをCSV形式で出力できます。帳票の読み取り方式や確認画面、データ連携の要件をほかの製品と比べる場合は、AI OCRの比較ページも参考になります。
RPAによる基幹システム連携と開発中の照合機能
同社は、読み取ったデータを既存の販売管理システムなどの基幹システムへ自動入力する仕組みを、PCロボット(RPA)で導入する支援も行います。RPAのライセンスやシナリオ作成などは別途費用がかかります。
AI-OCRに用途を特化することで、比較的安価なGPUサーバーでの運用に対応するとしています。基幹システムの商品マスターや得意先別単価と照合する機能は現在開発中で、有料オプションとして提供する準備を進めています。
同社は、帳票の読み取りから確認・修正、CSV出力までを見られる無料デモと、帳票や既存システムに応じた導入相談を受け付けています。編集部では、導入を検討する企業は、社外に送らないという点に加えて、GPUサーバーの調達、初期構築、既存システムとの連携の範囲まで費用と手間を見積もっておく必要があると考えます。
出典: 株式会社ラスティックシステムプレスリリース(PR TIMES・2026年10月27日配信)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000042697.html

