Knowledge Suite+、SFA機能のAPIを提供開始 案件・営業レポートを販売管理やAIと連携

Knowledge Suite+、SFA機能のAPIを提供開始 案件・営業レポートを販売管理やAIと連携

目次

ブルーテック株式会社(本社・東京都港区、代表取締役社長・飯岡晃樹)は2026年11月4日、営業支援プラットフォーム「AIエージェントハブ Knowledge Suite+」(ナレッジスイートプラス、以下KS+)で、SFA機能のAPIの提供を始めました。KS+にたまった案件情報や営業レポートを社内の基幹システムや各種AIエージェントと連携できるようにし、営業データの転記や二重入力をなくすことを狙っています。同社は、営業担当者が顧客への提案や商談の準備に集中できる環境づくりを支援すると説明しています。

案件・営業レポート・商品情報をAPIで操作

KS+は、名刺から名寄せして作る顧客データをもとに、商談管理(SFA)やビジネスチャット、AIファイルボックスなどを一つの契約で提供する営業向けのAIエージェントハブです。APIで操作できる主なデータは次のとおりです。

  • 案件情報:一覧・詳細の取得、新規登録・更新・削除、進捗履歴の取得
  • 案件メモ:登録・更新・削除
  • 営業レポート:一覧・詳細の取得、登録・更新・削除、コメントの取得・登録・削除
  • 商品情報:一覧・詳細の取得、登録・更新・削除

提供済みの取引先・取引先担当者のAPIと組み合わせれば、取引先から案件、営業レポートまでを一続きで外部と連携できます。対象はCRM/SFAプラン(月額3,000円(税抜)/ID)の契約者で、追加料金はかかりません。

MA・販売管理・自社AIとつなぐ3つの使い方

1つ目はMAツールとの連携で、メールを配信している見込み客とKS+の取引先担当者を同期し、開封数やクリック数が多い見込み客の案件フェーズを「メール対象」から「架電アプローチ対象」に自動で更新します。2つ目は受注後の販売管理との連携で、案件が「受注」フェーズになると販売管理システムへ情報を送り、得意先や商品のデータが無ければあわせて登録します。

3つ目は、外部システムやLLMのAPIとSFA機能のAPIをDifyのワークフローで組み合わせて自社のAIエージェントを作り、「AIセキュアランチャー」から社内のメンバーが呼び出す使い方です。例として、Zoomで行った商談の音声や文字起こしをAIが要約して案件メモと営業報告に登録し、お礼メールを作ってOutlookから送り、案件のフェーズも更新する流れを挙げています。

同社は2026年11月にMCP(Model Context Protocol)への対応を予定しており、ClaudeなどのAI対話画面から自然言語でKS+を操作できるようにするとしています。専任技術者が伴走する「FDE(Forward Deployed Engineer)サービス」や、KS+内でAIエージェントを作る「AI Builder」も順次提供する予定です。

画面を見比べながらの転記をなくす狙い

同社によると、これまで営業担当者や事務担当者は、画面を見比べながら営業データの転記や二重入力を手作業で行っていました。APIで外部のツールやAIエージェントからKS+の案件・商談データにアクセスして自動で操作できるようにすることで、こうした作業をなくし、担当者が顧客と向き合う時間を生み出すとしています。受注のたびに販売管理システムへ打ち直していた作業がなくなれば、入力ミスによる請求や出荷の誤りも防げると説明しています。

SFAを比べるときに見ておきたい点

編集部では、案件に加えて営業レポートや商品情報まで外部から読み書きできるようにした点に注目しています。SFAの比較ハブには、どのツールと連携できるかを選び方の観点に挙げて各製品が載っています。効果の数値や導入企業はリリースに書かれておらず、MCP対応やFDEサービス、AI Builderは予定の段階のため、連携したい販売管理システムやMAツールの側でAPIを呼び出す設定を誰が作るかや、社内で担当できる人がいるかを確かめておきたいところです。

出典: ブルーテック株式会社プレスリリース(PR TIMES・2026年11月4日配信)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000149.000015785.html