OneStream株式会社(本社・愛知県名古屋市、代表取締役・足立聡史)は2026年11月5日、コンテナ物流プラットフォーム「One Stream」の新機能として、「搬入票の自動作成機能」の提供を11月2日に始めたと発表しました。システムに登録済みの船積予約(ブッキング)やコンテナ番号などの情報から、港湾ターミナルや配送先への搬入に必要な搬入票を自動で作る機能です。同社は、搬入票を作る手間をなくし、トラックの待機時間の削減につなげると説明しています。
船積予約などの登録情報から搬入票を自動出力
新機能は、海運会社の船積予約やコンテナ番号、コンテナ封印番号(シール番号)などの情報から搬入票に必要なデータを自動で抽出し、帳票を作ります。同社が挙げる特長は次の4点です。
- データ連携による自動生成:前工程で登録された情報をもとに「搬入票をワンタップで自動出力します」としており、転記や重複入力が要らなくなります。
- ペーパーレス化と作業時間・待ち時間の削減:輸出コンテナを扱う倉庫の事務作業の時間を減らし、ドライバーの待機時間の低減につなげます。
- リアルタイムな情報共有:船積予約の情報と、現場から入手するコンテナ番号・シール番号をクラウド上で紐づけ、荷主、乙仲、倉庫、ドレージ(ドライバー)の間で共有しやすくします。
- スムーズな運用で利便性向上:コンテナの到着、バース管理、荷役写真の撮影・管理・共有と合わせて、一つのシステムで扱えるようになります。
搬入票の手入力が荷待ちの一因とされる背景
同社は開発の背景として、物流効率化法への対応や、ドライバーの残業規制の強化に伴う「物流の2024年問題」、労働力不足への対応が急務になっていることを挙げています。海上コンテナの陸上輸送では、搬入票などの書類が紙やExcelへの手入力で作られることが多く、現場のスタッフやドライバーの負担になっていたといいます。同社は、入力漏れや誤記によるチェック待ちや手戻りが、港湾周辺のトラック渋滞や荷待ち時間が増える要因の一つになっているとしています。
コンテナの追跡や配車、バース予約も一元管理
One Streamは、荷主・倉庫・ドレージ輸送会社・港湾関係者の間に分散していた運行情報や搬入・搬出データを一元管理するクラウド型プラットフォームです。コンテナのリアルタイム追跡、自動配車、バース予約管理をデジタル化しており、コンテナ輸送の取扱量は累計約5万本を突破したとしています。同社は、トヨタ自動車の新規事業企画からカーブアウトした、コンテナ物流DXのベンチャー企業です。今後は配車計画の最適化や、港湾の混雑状況に応じたリアルタイム運行管理機能の強化などを進めるとしています。
物流管理システムを比べるときに見ておきたい点
編集部では、船積予約の情報と現場から入手するコンテナ番号・シール番号をシステム上で紐づけたうえで、搬入票を作る仕組みになっている点に注目しています。物流管理システムの比較ハブには、国際物流の情報を一元管理する製品や、配車管理・運賃管理・進捗管理の機能を持つ製品が載っています。料金や導入企業数、待機時間の削減幅はリリースに書かれていないため、提出先から求められる搬入票の様式に対応しているかや、船積予約などの前工程の情報を荷主や乙仲にどこまで登録してもらう必要があるかを確かめておきたいところです。
出典: OneStream株式会社プレスリリース(PR TIMES・2026年11月5日配信)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000194021.html

