株式会社SIGNATE(本社・東京都中央区、代表取締役社長・齊藤秀)は2026年11月5日、DX・AI人材育成プラットフォーム「SIGNATE Cloud」の「DX推進プログラム」を、経済産業省と情報処理推進機構(IPA)が策定した「DX推進スキル標準(DSS)ver2.0」に準拠する形に大幅に更新したと発表しました。新設された「データマネジメント」を含む全6類型・17ロールに対応する全23プログラムをそろえ、新たに17講座と23のアセスメントをリリースしました。受検結果にもとづいて、必要な学習だけを選んで受講できる仕組みも入れています。
DSS ver2.0準拠の23プログラムと新講座
全23プログラムは、DSS ver2.0の各類型で求められる「重要度b以上」のスキルを体系的に扱います。新しく作った17講座は4つの領域に分かれています。
- データマネジメント/サイエンス:データ活用戦略、データアーキテクチャ、AI実装・運用、LLM
- ガバナンス:ビジネス倫理、AIガバナンス、AI活用に関する法令・ルール
- デザインシンキング:ビジョンデザイン、ブランド、デザインプロセス、ファシリテーションなど
- ビジネス/マーケティング:KGI・KPI設計、仮説検証、プロダクトマーケティングなど
SIGNATE Cloudは、社員のスキルレベルや職種に合わせてDX推進とAI活用を促す人材育成プラットフォームです。実際のビジネス課題を模したPBL(Problem-based Learning:課題解決型)教育を中心にカリキュラムを組んでいます。
23のアセスメントと連動した受講の仕組み
23のアセスメントは各類型の専門分野と関連分野の理解度を測るもので、受検結果から受講者ごとの弱点分野に合わせた講座が自動で提案されます。正答率が8割以上だった習得済みの分野は、講座の受講をスキップできます。同社は、画一的な集合研修で「分かっている内容を再度受ける無駄」をなくし、受講者の学習の工数を抑えられると説明しています。
標準の改訂と企業が抱える育成の課題
経済産業省とIPAは「デジタルスキル標準」を改訂し、DSS ver2.0で「データマネジメント」類型を新設したほか、「ビジネスアーキテクト」類型を定義し直しました。同社は、企業の現場には「最新標準に合わせた育成体系の再構築が難しい」「一律の研修では受講者の知識レベルに合わず、現場の業務負荷が大きい」「研修の投資対効果(ROI)が見えにくい」といった課題があるとしています。今回の更新は、アセスメントによるスキルの可視化と、弱点に絞った学習を組み合わせてこれらに応えるものだと位置づけています。
eラーニングシステムを比べるときに見ておきたい点
編集部では、アセスメントで8割以上正答した分野の講座をスキップできるようにし、受講者ごとに学ぶ範囲を変えられる点に注目しています。eラーニングシステムの比較ハブには、アセスメントで現在地を確かめてからスキルアップを進める製品や、DX・生成AI人材育成のプログラムを持つ製品が載っています。料金や受講工数の削減の幅はリリースに書かれていないため、自社が育てたいロールに当たるプログラムがどれか、アセスメントの結果を人事側でどのように確認できるかを確かめておきたいところです。
出典: 株式会社SIGNATEプレスリリース(PR TIMES・2026年11月5日配信)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000331.000038674.html

