株式会社KENCOPA(本社・東京都目黒区、代表取締役CEO・安村荘佑)は2026年11月2日、建設業務特化型AIエージェント「Kencopa工程AIエージェント」の新機能として、AIツールと外部サービスをつなぐ標準規格MCP(Model Context Protocol)に対応した「外部連携(公式MCPサーバー)」の提供を始めたと発表しました。Microsoft CopilotやClaude、ChatGPTなど社内で使っているAIツールから、工程表をはじめとする施工管理のデータを確認・集計し、工程表そのものも操作できるようになります。
専用アプリとAIの間を行き来する手間をなくす
リリースによると、生成AIを日常業務に取り入れる建設会社は増えている一方、工程表や作業実績といった施工管理の中心となるデータは専用のアプリケーションの中にあります。そのため、AIに尋ねるには画面を開いて情報を探し、AIに貼り付け直す手間がかかっていました。
同社は、普段使っているAIをKencopa工程AIエージェントの窓口にすることで、この行き来をなくすと説明しています。標準規格のMCPに準拠しているため、今後対応するAIツールが増えても同じ仕組みで使えるとしています。
工程表の確認・集計と変更をAIへの指示で行う
Kencopa工程AIエージェントは、図面・仕様書・見積調書をアップロードすると、自社の歩掛や過去の工事を学習したAIが対話しながら工程表を作る製品です(特許申請中)。建築・土木・プラント・設備など幅広い工種に対応しています。
外部連携は、AIツール側に接続先を登録し、Kencopaの画面で「許可する」を押すと使い始められます。AIに尋ねられるのは工程表・歩掛・作業実績・ナレッジのデータで、現場ごとの出来高進捗や遅れている作業、工種別の実績集計も確認できます。依頼の例には「全現場の今月の作業実績を工種別に集計して」が挙げられています。
工程表の作成・複製、作業の日程変更、後続作業の連動、イナズマ線の更新もAIへの指示で行えます。リリースには「B現場の3階型枠工事を雨天で3日遅らせて。後続の配筋とコンクリート打設も連動してずらして、竣工日への影響を教えて」という依頼の例も示されています。AIツール側のメールやチャットなどとの連携と組み合わせれば、工程とほかの情報を1回の依頼でまとめて処理できるとしています。
データの種類ごとに読み取りと書き込みを設定
同社によると、AIツールとの接続はKencopaの画面で明示的に許可する方式で、パスワードをAIツールに渡すことはありません。管理者と各ユーザーが、データの種類ごとに「読み取り」「書き込み」を個別にオン・オフでき、まず閲覧だけを許可する段階的な導入もできます。接続中のAIツールは一覧で確認でき、いつでも解除できます。
施工管理アプリを比べるときに見ておきたい点
編集部では、工程表の日程変更や後続作業の連動まで、社内で使い慣れたAIから指示できる点に注目しています。施工管理アプリの比較ハブには、工程管理や工程表作成の機能を持つ製品などが載っています。料金や対象のプランはリリースに書かれていないため、AIから工程表を動かす使い方まで含めて比べる際は、自社で使っているAIツールがMCPでの接続に対応しているか、書き込みの権限を誰にどこまで渡すか、AIが変えた工程表を担当者がどう確かめるかを確かめておきたいところです。
出典: 株式会社KENCOPA プレスリリース(PR TIMES・2026年11月2日配信)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000033.000166783.html

