感性AI株式会社(本社・東京都調布市、代表取締役・秋山正晴)と神戸電鉄株式会社(本社・兵庫県神戸市、代表取締役社長・井波洋)は2026年10月30日、神戸電鉄が感性AIの法人向け生成AIプラットフォーム「AI-Hub」の本格導入を始めたと発表しました。神戸電鉄は2026年7月から試用し、専用の利用環境の整備と、利用予定の10部署130名を対象にした対面講習会を経て本格導入に進みました。
この取り組みは、鉄道事業者を中心にイノベーションを推進する「TRIP(Tokyo Railway Innovation Partnership)」の支援を受けたもので、TRIPのマッチングを通して導入が実現しました。
学習に使われない環境と社員の支援体制を重視
リリースは導入の背景として、企業が生成AIを業務で使うには、入力した情報がAIモデルの学習に使われない利用環境を確保することに加え、社員が生成AIの特性や留意点を理解し、日常業務で適切に使うための支援体制が必要だと説明しています。神戸電鉄は、幅広い部門で生成AIを安全かつ実践的に使うためにAI-Hubを導入しました。
導入の決め手として挙げられたのは、企業専用のセキュアな環境から複数の生成AI機能を使えることと、導入時の環境整備から社員向け講習、導入後の問い合わせ対応まで一貫した支援を受けられることです。AI-Hubには、鉄道事業をはじめ不動産業・ホテル業など多様な業務での生成AI活用を通じて蓄積した知見が反映されているとしています。
試用から対面講習を経て本格利用へ
神戸電鉄は2026年7月にAI-Hubの試用を始めました。本格利用に向けて、感性AIが神戸電鉄向けの専用利用環境を整え、利用予定の10部署130名を対象に、生成AIの基本的な考え方や具体的な操作方法を学ぶ対面講習会を開きました。講習会は2026年9月24日・25日の2日間で計5回開かれています。
利用者は、文書作成、情報の要約・整理、企画やアイデアの創出、画像生成など、日常業務の幅広い用途でAI-Hubを使う予定です。導入後も感性AIが問い合わせ対応などを通じて、社員の継続的な活用と組織内への定着を支援します。
複数の生成AIモデルとRAGを一つの環境で
AI-Hubは、企業専用のセキュアな環境から、GPT、Gemini、Claudeなど複数の生成AIモデルを用途に応じて使える法人向け生成AIプラットフォームです。利用者が入力したデータは、各生成AIモデルの学習には使われないとしています。
主な機能は、複数の生成AIモデルを使えるチャット、社内文書などを検索して回答の生成に使うRAG(検索拡張生成)、画像生成、業務目的に応じたAIエージェントの作成・活用です。感性AIは今後、神戸電鉄での知見も生かしながら、鉄道・交通業界を中心にAI-Hubの展開を進めるとしています。
AIツールを比べるときに見ておきたい点
編集部では、利用環境の提供と、利用予定の10部署130名を対象にした対面講習を組み合わせて本格導入に進めた点に注目しています。AIツールの比較ハブには、自社独自のChatGPT環境を作れる製品も載っています。社内で生成AIを使う環境として比べる際は、入力したデータの扱い、使える生成AIモデルの種類、講習や導入後の問い合わせ対応などの支援の範囲を確かめておきたいところです。削減時間などの導入効果は、今回のリリースには書かれていません。
出典: 感性AI株式会社プレスリリース(PR TIMES・2026年10月30日配信)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000122421.html

