株式会社現場サポートは2026年10月23日、土木工事を手がける株式会社平原組(鹿児島県湧水町)の現場リソース管理システム「現場クラウド Arune」導入事例インタビューを自社ウェブサイトで公開したと発表しました。複数現場にまたがる重機の配置と点検簿を一元管理した運用は、施工管理の情報が分散しやすい企業にとって参考となる事例です。
重機の所在確認をWebとスマートフォンで集約
平原組では複数の現場を同時に抱えるなか、重機の配置状況を把握するため、現場監督への電話や資材置き場の見回りが必要でした。「あの重機、今どこにあるんだっけ?」という状況が日常的に起きていたといいます。
同社はAruneを導入し、重機の配置状況をWebやスマートフォンから一元管理する体制を構築しました。重機の所在をすぐに確認できるようになり、電話による所在確認の工程がなくなったほか、各現場とのコミュニケーションも円滑になったとしています。
Aruneは、建設現場の人員や重機などを登録し、社内全体で管理できるクラウドサービスです。配置計画の確認、スマートフォンによる点検簿の電子化とExcel出力、センサーを用いた位置情報・稼働状況の把握といった機能を備えます。
日常・月次・年次の点検簿を現場で記録
導入前は点検簿を紙で管理しており、台数の多い現場では書類が増えて、検査時にすぐ提示しにくいという課題がありました。平原組は日常点検、月次点検、年次点検を電子化し、スマートフォンやタブレットで記録・確認できるようにしています。
重機を目の前にして点検でき、結果をExcelへ出力してファイルに綴じられる点が、現場での運用を支えています。 年次・月次点検の時期も、Aruneを開くたびに気づけるようになり、実施し忘れが減ったということです。
平原組の例では、重機の所在確認と点検簿の記録を同じシステムで扱っています。施工管理アプリを検討する際は、現場で入力しやすいか、記録を必要な形式で取り出せるかも確認したいポイントです。
公共工事の完成検査で示した電子化の点検簿
電子化した記録は、公共工事の完成検査でも活用されています。平原組は3〜4現場でAruneを使い、完成検査で「創意工夫」の取り組みとして提示しました。発注者からは「こういうのがあるんですね、これすごくいいですね。」といった声があったと紹介されています。別の現場でも、点検簿を見せた際に発注者から仕組みを尋ねられることがあったといいます。
平原組では、電子化した点検簿を日々の記録に使うとともに、完成検査の場で取り組みを説明する資料としても使っています。 編集部としては、導入効果を判断する際、所在確認や点検の作業が実際の現場でどのように変わるかを、利用者の業務単位で確認することが有用だと考えます。
出典: 株式会社現場サポートプレスリリース(PR TIMES・2026年10月23日配信)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000077004.html

