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Virtual Staffでジェピコ品質保証部の技術継承を支援

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ディスカバリーズ株式会社は、エレクトロニクス専門商社の株式会社ジェピコの品質保証部に、専門業務型AIエージェント「Virtual Staff(バーチャルスタッフ)」を導入したと発表しました。熟練従業員の知恵や経験則を組織で活用できる形にし、技術継承を支える取り組みです。 SaaS導入を検討する企業にとって、閉じた環境でナレッジ活用を進める事例として参考になります。

品質保証部の知見をAIで整理

ジェピコは海外メーカー製品を中心に扱い、宇宙・防衛分野のシステム提案を強みに、建機・特殊車両、IoTなどへ事業を展開しています。同社では、熟練従業員が長年培った知見を次世代へ引き継ぐことが、喫緊の経営課題となっていました。

品質保証部では、製品ごとの規格適合を判断する際、必要な情報が手順書のどこに記載されているか分かりにくく、経験の浅い従業員が情報へたどり着くまで時間を要していたといいます。ジェピコは、セキュリティを確保したクローズド環境で稼働するVirtual Staff「桜庭 葵」を導入しました。

部門メンバーへのヒアリングをもとに関連文書を学習させ、属人化していたナレッジをAIが吸収・整理。業務で必要な知見を、必要なときに引き出せる環境を整えました。

監査対応や不良対応にも利用が拡大

導入の効果は、顧客からの監査対応にも表れています。以前は丸一日かかっていた確認作業が、数分の1の時間で完了できるようになりました。文書を探す作業の負担を抑え、確認に必要な情報へアクセスしやすくした点が導入の成果です。

不良対応業務でも、Virtual Staffは不良の分類や試験条件の確認を優先し、過去事例の調査を最後に行う手順を提示します。この進め方により、従来より早く原因にたどり着けるケースが見られているとのことです。

外部に出せない英文資料の翻訳や日常業務の相談にも利用が広がりつつあります。経験の浅い従業員の情報活用を支援するだけでなく、熟練従業員にとっても新たな視点や気づきを得る機会になっています。

技術継承を支えるナレッジ基盤

製造業や技術系企業では、熟練人材の高齢化や人材不足を背景に、技術やノウハウの継承が共通課題です。文書を蓄積するだけでは、必要な人が必要な場面で利用できるとは限りません。ナレッジの所在を分かりやすくし、業務の判断に結び付ける設計が求められます。

ジェピコは、Virtual Staffの検証・導入で得た知見をもとに、全社的なAI活用も検討しています。従業員アンケート、勉強会、事例共有を通じたリテラシー向上に取り組む方針です。社内ナレッジの集約・活用基盤としてDiscoveries Cloudも導入し、組織全体で知見を生かせる環境づくりに着手しました。

ナレッジの集約方法や製品の比較観点は、ナレッジマネジメントシステム カテゴリ(ナレッジマネジメントツール比較21製品)も参照できます。

閉じた環境で進めるAI活用

ジェピコは、新技術の採用にあたり、セキュリティや著作権のリスクを十分に見極める姿勢を貫いてきました。安全性を前提に、品質保証部の具体的な業務からAI活用を広げた点が本事例の特徴です。

AI導入では、対象業務、参照する文書、利用者の定着施策を合わせて検討する必要があります。今回の事例は、技術継承という経営課題に対し、現場の情報探索や判断支援から取り組みを始めたものといえます。

出典: ディスカバリーズ株式会社プレスリリース(PR TIMES・2026年7月22日)

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000104.000025504.html

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