会計ソフトの導入事例7選|導入前の課題や導入後の効果を紹介
最終更新日:2023/06/15
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目次
本記事では、企業が会計ソフトを導入することで、どのような効果を得られたのかについて紹介します。導入した企業の業種と規模を確認し、導入前の課題から改善の施策、導入後の効果を知ることで会計ソフトを導入する際の参考にしましょう。
導入事例1:KDDI株式会社
(導入製品:クラウド会計ソフトfreee会計)
増え続けるグループ企業の経理システムを統一 freee活用で子会社との連携がスムーズに
業種 | 企業規模 |
---|---|
IT・情報通信 | 1001名以上 |
導入前の課題
KDDIグループが新たな事業に積極的に進出する中で、M&Aやジョイントベンチャーといった形式を採用し、新会社を設立して展開していくことになりました。しかし、子会社ごとに異なる経理システムと業務の統一化が困難であり、各社の独自ルールや属人化が課題となっていました。また、経理システムのバックオフィス業務の設計も急速に行われる必要があり、常にスピード感を求められていました。これにより、グループ全体のガバナンスも効きづらくなってしまいました。
改善の施策
KDDIは「プロジェクト:To-Be」を発足し、経理システムの標準化・効率化を目指しました。まず、KDDI本体のシステム刷新から始め、その後は子会社の会計システム統一化に取り組みました。経理シェアードサービスセンターを設立し、経理業務のシェアード化を図りました。さらに、経理システムとしてfreeeを導入しました。これにより、経理業務の全容が見えるようになり、業務の効率化が図られました。また、freeeの使いやすさやUIの良さにより、操作面の問い合わせが減少し、導入までの時間も短縮されました。
導入後の効果
freeeの導入により、経理業務の効率化が実現しました。決算業務においては、現預金の残高や貸借対照表の誤りなどをリアルタイムで確認できるため、作業の迅速化と精度向上が実現しました。また、freeeのレポート機能により、紙での出力や別途の報告書作成が不要になりました。
さらに、freeeのIDを子会社に提供することで、リアルタイムでの情報共有が可能となり、コミュニケーションの円滑化が図られました。導入により、人材面でも経理人材が付加価値の高い業務に集中できるようになり、人材配置や時間の削減が実現しました。これにより、グループ全体の経理業務の効率化と統一化が実現し、経営基盤の構築に寄与しています。
導入した製品:クラウド会計ソフトfreee会計
クラウド会計ソフトfreee会計の製品情報はこちら→ https://digi-mado.jp/products/10000/
クラウド会計ソフトfreee会計の事例一覧はこちら→ https://digi-mado.jp/case/?prd_id[]=10000
導入事例2:インフラテック株式会社
(導入製品:EXPLANNER/Z)
パッケージの適用によりシステム管理の簡素化を実現し、経営のスピードアップにも貢献
業種 | 企業規模 |
---|---|
製造 | 301名-1,000名 |
導入前の課題
インフラテック株式会社は、カスタマイズされたシステムを使用していましたが、このシステムではバージョンアップや法改正への対応が困難であり、コスト面でも問題がありました。また、現場の業務に即したシステムではなくなっていたため、利用者のニーズに対応しきれなくなっていました。
改善の施策
インフラテック株式会社は、新たなシステム導入に際して、機能と業務の見直しを行いました。従来のカスタマイズされたシステムから後継製品であるEXPLANNER/Aiへの移行を選択し、会計や債務管理、人事給与などの業務はパッケージ標準機能に限定しました。さらに、別の販売管理システムや勤怠管理システムに業務を移行することで、システム管理の容易さを向上させました。
導入後の効果
新システムの導入により、部門ごとの詳細なデータが迅速に報告できるようになり、経営の意思決定もスピードアップしました。従来のシステムよりも柔軟なデータ取得が可能となり、経営陣への報告が早くなりました。また、業務の効率化も進み、データの活用や分析が容易になりました。さらに、定型的なデータ入力の省力化や専用用紙の代替によるコストダウンも実現しました。新システムの導入により、業務の改善が多岐にわたっています。
導入した製品:EXPLANNER/Z
EXPLANNER/Zの製品情報はこちら→ https://digi-mado.jp/products/12655/
EXPLANNER/Zの事例一覧はこちら→ https://digi-mado.jp/case/?prd_id[]=12655
導入事例3:税理士法人 安須田会計
(導入製品:かんたんクラウド会計)
就業管理業務をサポートし、給与システムの自動化を実現するクロノスPERFORMANCE
業種 | 企業規模 |
---|---|
ビジネスサービス | 301名-1,000名 |
導入前の課題
同事務所では以前の会計システムにおいてアフターサービスや使い勝手の面で不満があったと述べられています。税理士の須田真紀子先生は、過去に使用したMJSのシステムが利便性と手厚いサポート体制を提供していたことを経験し、そのようなパートナーシップが求められることを認識していました。
改善の施策
同事務所はMJSの「ACELINK NX-Pro」という総合業務パッケージを導入しました。このシステムはデータの一元化や顧客情報の分析・活用によって生産性向上を図ることができ、直感的な操作が可能なシンプルで見やすい画面設計が特徴とされています。また、研修体制の充実や24時間対応のコールセンターなど、MJSの手厚いサポート体制も須田先生にとって魅力的な要素でした。
導入後の効果
同事務所では「ACELINK NX-Pro」の利用によって作業効率が向上しました。システムの簡単な操作により、簿記の知識がほとんどない方でも効率的に業務をこなすことができるようになりました。また、銀行やクレジットカードの取引明細との連携によって作業のスピード化が図られ、入力ミスのリスクも軽減されました。さらに、「かんたんクラウド」というシステムではレシート画像を自動で仕訳データに変換する機能も提供され、作業効率化に寄与しました。
導入した製品:かんたんクラウド会計
かんたんクラウド会計の製品情報はこちら→ https://digi-mado.jp/products/10010/
かんたんクラウド会計の事例一覧はこちら→ https://digi-mado.jp/case/?prd_id[]=10010
導入事例4:植松エンジニアリング株式会社(導入製品:会計王)
手書き伝票からの会計ソフト導入で、会計業務を効率化!
業種 | 企業規模 |
---|---|
小売・流通 | 1-5名 |
導入前の課題
植松エンジニアリング株式会社では、会計処理が手書き伝票と勘定科目のゴム印を使用して行われていました。この方法では煩雑であり、経理業務の効率化が求められていました。また、他の会計ソフトメーカーを比較する中で、価格と機能のバランスに難しさを感じていました。
改善の施策
そこで、植松エンジニアリング株式会社は会計ソフトの導入を決定しました。導入時には、信頼性が高く、手頃な価格で利用できる会計ソフトを重視しました。また、給与計算など他の業務にも対応できるソフトがあることも導入の決め手となりました。
導入後の効果
会計王の導入により、会計業務の効率化が図られました。手書き伝票とゴム印による作業から、振替伝票入力による自動仕訳機能を活用することで、作業の効率化が実現されました。また、自社に合わせた細かい設定が可能な勘定科目や、受取手形のリスト表示や回収状況の確認などの管理機能も活用し、業務の見通しが良くなりました。さらに、分析機能を利用することで経営状況の把握が容易になり、経営の目安として活用されています。
導入した製品:会計王
会計王の製品情報はこちら→https://digi-mado.jp/products/10009/
会計王の事例一覧はこちら→https://digi-mado.jp/case/?prd_id[]=10009
導入事例5:株式会社HITOMIOテクノロジーズ
(導入製品:MoneyForward クラウド会計)
経理の作業部分はどんどん省略化。1ヶ月経っても終わらなかった月次決算が6営業日になりました。
業種 | 企業規模 |
---|---|
医療・化学 | 101名-300名 |
導入前の課題
当社では手作業と紙ベースの業務が多く、月次決算の完了に時間がかかっていました。会計と経費精算の面で特に課題を感じていました。手入力での仕訳作業や通帳や紙の明細を使用した入力作業には多くの時間がかかり、月次決算が1ヶ月以上もかかることがありました。これにより、次の月次決算の遅れや取締役会資料の作成にも影響が出ていました。
改善の施策
導入前に顧問税理士から紹介されたマネーフォワード クラウド会計を導入することを決めました。会計ソフトの乗り換えにより、口座連携やクレジットカード連携などのサービス連携が充実しました。また、マネーフォワード クラウド経費も導入し、経費精算や請求書の債務支払などのシステム導入も検討しました。これにより、従業員の経費精算を紙からワークフローに移行し、クラウド経費の導入による効率化を図りました。
導入後の効果
導入後、会計業務においては月次決算が大幅にスピードアップし、1か月以上かかっていた月次決算が6営業日で終了するようになりました。また、取引先との連携が容易になり、監査対応もクラウド会計上で行えるようになりました。経費精算においても紙からクラウド経費への移行により、従業員の負担が軽減され、業務の効率化が図られました。さらに、振込業務の処理も劇的に改善され、一括でデータを取り込んでまとめて振り込むことが可能になりました。
導入した製品:MoneyForward クラウド会計
MoneyForward クラウド会計の製品情報はこちら→ https://digi-mado.jp/products/10007/
MoneyForward クラウド会計の事例一覧はこちら→ https://digi-mado.jp/case/?prd_id[]=10007
導入事例6: 有限会社ファソン・ドゥ・ドイ
(導入製品:弥生会計 23)
ワンクリックで請求書発行が完結。請求データの入力も会計ソフトとの連携でスムーズに
業種 | 企業規模 |
---|---|
旅行・宿泊・飲食 | 6名-20名 |
導入前の課題
3年前、米田貴光税理士の勧めで「Misoca」と「弥生会計」を導入する以前は、ファソン・ドゥ・ドイでは経理業務においていくつかの課題がありました。まず、売上や仕入額の入力は手作業で行われ、表計算ソフトへの転記ミスや並べ替えの失敗が頻繁に発生していました。このため、作業には多くの時間と労力が費やされ、深夜までかかることもありました。
また、納品書や請求書の作成は手書きで行われており、注文内容の複写や手書きによる時間とミスのリスクが存在していました。さらに、請求書の発行や郵送にも負担を感じており、効率的な方法を模索していました。
改善の施策
課題解決のため、ファソン・ドゥ・ドイでは「Misoca」と「弥生会計」を導入しました。これにより、表計算ソフトへの手作業入力が不要となり、効率的な経理業務が可能となりました。請求書の作成もワンクリックで自動化され、手書きから解放されました。さらに、「Misoca」のメール送信機能や郵送代行サービスを活用することで、請求書のやりとりも効率化されました。また、「弥生会計」の連携機能により、地元銀行やクレジットカードとのデータ連携も実現し、売掛帳の自動作成が可能となりました。
導入後の効果
「Misoca」と「弥生会計」の導入により、ファソン・ドゥ・ドイではさまざまな効果が現れました。まず、経理業務の効率化により、作業時間が大幅に短縮され、深夜までの作業や繁忙期の遅延が解消されました。請求書の自動作成や仕訳の自動化により、手間やミスのリスクが減少し、作業の負担が軽減されました。また、「Misoca」のメール送信機能や郵送代行サービスの活用により、顧客とのやりとりもスムーズに行えるようになりました。さらに、経理のデジタル化やSNSを通じた情報発信により、新しい顧客層の開拓が実現し、売り上げの拡大につながりました。
導入した製品:弥生会計 23
弥生会計 23の製品情報はこちら→https://digi-mado.jp/products/10006/
弥生会計 23の事例一覧はこちら→https://digi-mado.jp/case/?prd_id[]=10006
導入事例7:ユーザックシステム株式会社
(導入製品:MJSLINK DX 財務大将)
給与明細の配付に必要な作業の手間を一掃 業務の効率化に貢献するEdge Tracker給与明細参照 月額費用だけで給与明細のWeb化に成功
※出典:給与明細の配付に必要な作業の手間を一掃 業務の効率化に貢献するEdge Tracker給与明細参照 月額費用だけで給与明細のWeb化に成功
業種 | 企業規模 |
---|---|
IT・情報通信 | 101名-300名 |
導入前の課題
中堅中小企業のIT導入支援を行っているユーザックシステム株式会社では、紙による給与明細の配付に関連する労力削減が求められていました。従業員数が増えるにつれて、給与明細の作成、印刷、封入、配布などの手間が増え、時間を要する作業となっていました。
また、給与明細の受け渡し方法においても、不在時の保管や手渡しによる管理上の手間が生じていました。給与明細をメールで配信するオプションは存在したものの、メールを受け取らない場合には確認が難しく、給与明細の受け取りに制約がある状況でした。これらの課題を解決するため、給与システムとのスムーズな連携が可能なソリューションを求めていました。
改善の施策
ユーザックシステム株式会社は、自社での給与計算に切り替える際、使い慣れたソリューションを活用することを望んでいました。そのため、以前に委託していた関連会社が利用していたミロク情報サービス(MJS)の給与パッケージを導入しました。
しかし、紙による給与明細の配付に関しては課題が残っていました。そこで、MJSが提供する統合フロントクラウドサービス「Edge Tracker」の導入が提案されました。これにより、給与明細をWeb上で確認できる仕組みが実現し、従業員がいつでもどこでもアクセスできるようになりました。また、従業員のマイナンバー管理にも対応するため、「MJSマイナンバー」も導入されました。
導入後の効果
給与明細のWeb化により、従業員への配布作業の手間が削減されました。従業員が自宅やスマートフォンで給与明細を確認できるため、利便性が向上しました。また、産休や育休中の従業員にも給与明細を届けることができるようになりました。紙や封筒のコスト負担や配送時のリスクもなくなりました。給与明細の受け渡し方法が簡素化され、全体的な労力削減につながりました。
さらに、「MJSLINK NX-Plus 給与大将」の最新バージョンの導入により、社会保険関連の手計算やチェックが自動化され、処理の負担が軽減されました。バージョンアップによる機能向上もあり、使い勝手が改善されました。給与明細の配付に関する課題が解決し、運用も順調に行われています。
導入した製品:MJSLINK DX 財務大将
MJSLINK DX 財務大将の製品情報はこちら→https://digi-mado.jp/products/10003/
MJSLINK DX 財務大将の事例一覧はこちら→https://digi-mado.jp/case/?prd_id[]=10003
会計ソフト12製品の比較一覧
製品のおすすめポイント
- クラウド会計ソフトのシェア率が国内No.1で手厚いサポート体制
- 経営レポートを自動作成、リアルタイムな意思決定が可能に
- データ取込と転記・仕訳の自動化によって経理業務を効率化
製品のおすすめポイント
- いつ監査が来ても安心な個別取消機能
- すべての科目に対応したプロジェクト別会計対応
- 日本だけでなく複数の会計基準に対応
- ワンタッチで画面の言語切り替えが可能に
製品のおすすめポイント
- 仕訳入力を豊富な補助機能で支援し、仕訳伝票の修正も容易に
- オプションの追加で企業にあった機能の追加が可能に
- 経営者が知りたい情報をまとめてExcelに出力
製品のおすすめポイント
- 簿記が苦手な利用者でも簡単に仕訳入力ができる
- データ化した証憑書類から仕訳を作成、便利な機能も
- 日次集計や月次集計の確認だけでなく、確定申告も可能
製品のおすすめポイント
- AI自動仕訳で利用者の仕事に革命を起こす
- 簡単操作としっかり機能でかゆい所に手が届く
- 利用者満足度No.1の高品質なサポートにより安心して業務を遂行
製品のおすすめポイント
- ワンクリックで決裁書を作成、経営状況を見える化
- 顧問税理士とオンライン上でスムーズに情報共有
- バックオフィスのサービスをまとめて使い業務を効率化
製品のおすすめポイント
- 初心者でもすぐに使い始められる充実した基本設計
- テレワークにおける最新の法令改正にも対応
- クラウドとAIで管理し、業務効率を向上させる
製品のおすすめポイント
- 軽快な操作性をクラウド上で実現、ソフトが不必要
- リモートワークに対応、複数人でソフトを操作可能
- 無料でアップデートとデータ保管をしてくれる
製品のおすすめポイント
- フレキシブルなマスタ設計により、あらゆる業務への対応が可能に
- 伝票入力やデータ検証に対応し、ヒューマンエラーを防止する
- 管理帳票や経営管理の機能の充実、ドリルダウン機能も
会計ソフトについての詳しい記事はこちら
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