製品を導入することになった背景

シミックホールディングス株式会社は、製薬会社のバリューチェーンを支えるシミックグループの一部として、製造支援事業を担当しています。国内3工場(静岡、富山、足利)にWeb購買システム「楽々ProcurementII」を導入することで、購買プロセスの見える化や帳票の電子化を実現しました。さらに、予算管理や集中購買にも取り組んでいます。シミックグループは、1992年に日本で初めて医薬品の臨床開発業務を受託・代行する機関CROとして誕生し、現在は医薬品ビジネスの総合的な支援を行っています。

導入前に企業が抱えていた課題

シミックホールディングス株式会社が3つの工場を統合した際、購買業務が工場ごとに最適化されていたため、全社での業務効率とコンプライアンスの面で問題が生じていました。各工場の購買業務のやり方が異なり、システム化されている工場とマニュアルでの対応をしている工場が存在していました。このような状況を改善するため、購買管理システムの導入を決定しました。

導入前の課題に対する解決策

購買管理システムの導入プロジェクトが2015年4月にスタートしました。シミックホールディングスICT部と人財部からのメンバーと各工場の購買担当者が参加し、製品選定を行いました。業務と製品の適合率を比較し、住友電工情報システムの「楽々ProcurementII」が多くの業務に標準で対応していたため、この製品を採用しました。また、提案力やコストパフォーマンスの面でも「楽々ProcurementII」が高く評価されました。

製品の導入により改善した業務

「楽々ProcurementII」の導入により、消耗品や委託費、修繕費、光熱費などの購買が自動化され、大幅な効率化が実現しました。帳票の電子化とワークフローにより、人がマニュアルで行っていた作業が自動化され、注文書の作成の必要がなくなりました。静岡工場では、約2名分の工数が削減されました。また、購買プロセスの見える化により、内部統制が強化されました。今後は、予算管理や集中購買、在庫の最適化などの取り組みが進行中です。