製品を導入することになった背景

ゲームの企画・開発・運営を行っているジニアス・ソノリティ株式会社は、ゲームの難易度の調整やアイテムの利用傾向、各種イベントの参加率などのゲーム内データのリアルタイム分析が求められていました。これまでの分析対象のデータは分散しており、リアルタイム分析のためのデータ統合が必要でした。

導入前に企業が抱えていた課題

ジニアス・ソノリティ株式会社は、ゲーム・サービスの運用基盤として「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」上で提供されるMySQLのマネージド・データベース・サービスを利用していました。しかし、ゲーム内のデータのリアルタイム分析が求められる中、分析対象のデータが分散していたため、データ統合が課題となっていました。また、別のデータストア間のデータ移動には、特別なスクリプトの作成や処理の開発が必要で、リアルタイム分析の実現が困難でした。

導入前の課題に対する解決策

ジニアス・ソノリティ株式会社は、既存の「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」環境上に新たにゲーム内データ分析基盤として「Oracle MySQL HeatWave Database Service」を導入することを決定しました。このサービスは、特別なスクリプトや処理を必要とせず、MySQLのSQLでリアルタイムにデータ分析が可能であり、その利点を評価しての導入となりました。

製品の導入により改善した業務

「Oracle MySQL HeatWave Database Service」の導入後、ジニアス・ソノリティ株式会社は、これまで実現できなかったゲーム内データやサービス利用状況を毎時で分析できるようになりました。事前の想定処理時間は2,3時間でしたが、MySQL HeatWaveの導入により、わずか2,3分での分析が可能となりました。このリアルタイムのデータを活用して、新たなイベントやキャンペーンの施策立案やゲームの難易度調整など、ユーザーがより楽しめるゲーム体験の提供やサービス向上に取り組んでいます。