製品を導入することになった背景

国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学 数理・データ科学教育研究センターは、数理・データ科学分野の教育コンテンツの開発と提供を行い、学術の発展と社会課題の解決に貢献することをミッションとしています。その中で、英語で行われていたデータサイエンス分野の講義を、日本の大学院生や社会人にも役立つ教育コンテンツとして活用するため、講義動画の翻訳と日本語字幕の追加が必要となりました。

導入前に企業が抱えていた課題

名古屋大学は、データサイエンス分野の多様な講義を提供しており、これらの講義は英語で実施されていました。しかし、リカレント教育の一環としてデータサイエンス教育を全学的に展開することが決定され、これらの英語講義を日本語で理解しやすくするための方法を模索していました。具体的には、講義動画を翻訳し、日本語字幕を付ける業者を探していました。

導入前の課題に対する解決策

名古屋大学は、翻訳だけでなく動画の編集も必要としていました。講義データは1時間程度のものが50件程度あり、通常の方法では高いコストがかかると考えられました。そこで、翻訳会社川村インターナショナルに相談し、AIや機械翻訳、ポストエディットを活用する方法を提案されました。川村インターナショナルは、先進的な技術を活用して翻訳業務を効率化しているため、この案件に最適であると判断されました。

製品の導入により改善した業務

川村インターナショナルの提供するサービスを利用することで、動画の翻訳+編集費用を50%削減することができました。また、機械翻訳の結果に人手での修正を加えることで、高品質な翻訳を実現しました。この結果、講義動画を見る学生や社会人は、英語の講義を日本語で理解することが容易になり、理解度が大幅に向上しました。今後も、講義の動画には、字幕を付けることで、より多くの人々に有益な教育コンテンツを提供する予定です。