製品を導入することになった背景

三井住友建設株式会社は、高層マンションや橋梁などの工事を請け負うゼネコン企業として国内外で事業を展開しています。安全環境統轄部に所属する陣内様は、工事現場の安全管理を整えるための調整会議用の外部システムを導入していました。当初、このシステムは協力会社の担当者がスマートフォンやタブレットで入力することを想定していましたが、ガラケー端末しか持っていない担当者や私物端末を使用したくない担当者などの課題が生じました。

導入前に企業が抱えていた課題

三井住友建設株式会社は、外部システムを運用する際、協力会社の担当者が使用する端末の問題に直面していました。ガラケー端末しか持っていない担当者や、私物端末を使用したくないという担当者がいたため、新たなPCの支給が必要となりました。しかし、新規にPCを調達する際、購入するとメンテナンスや管理が難しくなるため、レンタルPCの導入を希望していました。

導入前の課題に対する解決策

新たなPCの調達を検討する中、セキュリティリスクの問題も考慮されました。PCのローカル上にデータを書き込ませない仕様にすることが求められていました。この要望を満たすための製品として「Shadow Desktop」がオリックス・レンテック株式会社から紹介されました。Shadow Desktopは、PCのシャットダウン時にデータを削除する機能を持っていることが判明し、この製品を導入することで、三井住友建設株式会社のセキュリティ要望を満たすことができました。

製品の導入により改善した業務

Shadow Desktopの導入により、三井住友建設株式会社は、外部関係者がセキュリティを実装したPCを使用することができるようになりました。現在、建設現場用に157台のレンタルPCが調達され、そのうち145台が現場に配布されています。これらのPCはすべてShadow Desktopを導入しており、セキュリティが担保されています。また、PCは建設現場の各地域ごとに配布され、一つの現場が終了すると次の現場で再利用される運用が行われています。