製品を導入することになった背景

道後プリンスホテルは、新型コロナウイルスの影響を受けつつも、業務のIT化に着手しました。同ホテルの担当者が入社した約2年半前から、業界のアナログ性に危機感を感じていました。特に、少子高齢化と働き手不足が進む中で、人手に頼る業務形態は持続が難しいと判断。そこで、人にしかできない仕事に人を集中させ、機械に任せられる業務は機械に任せる方針を採用しました。

導入前に企業が抱えていた課題

道後プリンスホテルでは、フロント業務と清掃業務の連携が電話で行われていました。特にチェックアウト時には、清掃係からの確認の電話が多く、フロントはお客様対応と並行して対応しきれない状況がありました。また、客室レストランのオーダーシステムも紙ベースであり、会計係が夜通し手入力を行っていました。

導入前の課題に対する解決策

まず、フロントと清掃係の連携については、インターネットでチェックアウトを確認できるシートを作成しました。これにより、フロントが鍵を預かった際にチェックを入れると、清掃係のタブレットに即座に反映される仕組みを構築。次に、客室レストランのオーダーシステムをiPodベースに変更し、オーダーが即時に会計システムに反映されるようにしました。

製品の導入により改善した業務

これらのIT化により、フロントと清掃係の連携がスムーズになり、作業効率が大幅に向上しました。また、客室レストランのオーダーシステムの変更により、会計業務が迅速かつ正確になり、夜間の手入力作業が不要になりました。これにより、スタッフの負担軽減と顧客満足度の向上が実現しました。