製品を導入することになった背景

株式会社イノアック住環境は、SAPに蓄積された実績データを「業務ユーザー自身で自立的に使いこなせる」環境を目指しておりました。しかし、従来のBIツールでは新たな分析データが必要になる度、データ抽出のためのプログラム開発を外部に委託する必要があり、データ活用のための環境作りや運用がITベンダーに依存する状況でした。このような状況を改善するため、Dr.Sumの導入を決定しました。

導入前に企業が抱えていた課題

株式会社イノアック住環境は、運用コストを抑えつつ、BIツールをより使いやすくする必要がありました。6年分の実績データ数百万件から1年分のデータを抽出・集計するのに10分程度の時間がかかり、全社員にBIツールのライセンスを配布する必要がありました。また、新たな分析データが必要になると、改修コストが発生し、集計結果が返ってくるまで時間もかかりました。

導入前の課題に対する解決策

解決策として、Dr.Sumが選ばれました。その理由は、表計算ソフト程度の操作で業務部門が必要とする情報を自身で抽出・集計できる点、集計に特化した独自の処理機構により高速集計処理を実現できる点、そしてサーバーライセンスであるため初期投資で全社展開が可能である点です。

製品の導入により改善した業務

Dr.Sumの導入により、業務部門の代表者が集計定義の作成方法を2ヶ月で習得し、所属部門への教育が行われました。6年分の販売実績数百万件から1年分のデータを数秒で集計抽出することが可能になり、業務が大幅に効率化されました。さらに、分析に必要なデータ抽出や集計定義作成が業務部門で自立的に行えるようになり、業務の進行がスムーズになりました。