製品を導入することになった背景

オフィス家具や文具・事務用品の製造・販売を行うプラス株式会社 ステーショナリーカンパニーは、2009年の組織変更に伴うシステム刷新を機に、BI基盤の構築を実施しました。レポートが紙ベースであり、データの活用範囲が実績の確認にとどまっていたため、情報システム部に多くの負担がかかっていました。

導入前に企業が抱えていた課題

IT部門は、営業やマーケティング、製造などの部門ごとにレポートを作成するのが負担でした。ユーザー側でデータの切り口を変えて分析したい場合、IT部門が対応する必要がありました。また、Accessを利用していた時期には、ユーザーが古いデータを使用して分析することがあり、情報のリアルタイム性が欠けていました。

導入前の課題に対する解決策

高度な専門性が不要なOLAPキューブの設計や、集計・検索スピードの高いパフォーマンスを持つBIツールを導入することで、ユーザー人数の増減がコストに影響しないサーバーライセンスを選択しました。これにより、設計の容易さや使い勝手の良さを実現しました。

製品の導入により改善した業務

ユーザーが自らツールを活用してデータを分析することで、紙ベースのレポートが不要になりました。マーケティング部などのユーザーは、多様な分析が可能となり、AWSでの運用も実現し、運用やハードウェア保守の負担が軽減されました。従来の実績の確認から、データの分析へと業務が変わり、より具体的な分析が可能となりました。