製品を導入することになった背景

認定特定非営利活動法人 国境なき医師団日本は、中立・独立・公平な立場で国際的な医療・人道援助を行う団体で、その活動資金は一般個人や法人からの寄付によって支えられています。日本事務局では、援助活動に必要な資金を確実に調達するための予実管理を行っており、その中でBIの導入を検討していました。ウイングアークからの提案として、Dr.Sumや保守サービスの無償提供があったことが導入の背景となります。

導入前に企業が抱えていた課題

国境なき医師団日本は、年間の資金目標額を確実に達成するための寄付募集に関する予実管理の強化が必要でした。特に、使途を指定した寄付に関しては、活動予測資金を超える寄付を受け付けないポリシーを持っていたため、いつ寄付募集を終了すべきかが大きな課題でした。また、基幹システムからのデータ収集が自由度が低く、アドホックなデータ分析を行う際には煩雑な操作が必要でした。

導入前の課題に対する解決策

マーケティングや資金調達の担当者がフレキシブルにデータを活用・分析できるようにBIを導入することを検討しました。この中で、ウイングアークからDr.Sumおよび保守サービスの無償提供の提案を受け、これを解決策として採用しました。

製品の導入により改善した業務

Dr.Sumの導入により、担当者自身がフレキシブルにデータ分析を行うことが可能となり、業務効率が大幅に向上しました。特に、エンドユーザー自身によるデータ分析の定着により、レポート作成の作業負荷が以前の1/5以下に軽減されました。また、クレジットカードなどの申し込みベースの集計を元に、未来の入金を簡単かつ正確に予測することができるようになりました。