製品を導入することになった背景

全国主要都市に251校の英会話スクールを展開する株式会社イーオンは、データに基づいた分析が全社レベルで行われておらず、売れ筋商品の認識に偏りがあったことから、正確なデータ分析の必要性を感じていました。特に、各スクールや部門で異なるデータ基準が用いられていたため、全社統一の分析基盤の構築が急務となりました。

導入前に企業が抱えていた課題

株式会社イーオンでは、本部と5つの事業部、各スクールごとに異なるシステムが導入されており、煩雑なデータ入力が現場の負担となっていました。データの運用ルールが不明確で、全社的な統一が取れておらず、正確なデータ集計や分析が行えない状況でした。これにより、実際のニーズに合わない教育カリキュラムやスケジュールが提供される問題がありました。

導入前の課題に対する解決策

この課題を解決するため、株式会社イーオンは日立ソリューションズと協力し、データ集計・分析のフロントとなるBIツール「Dr.Sum」を導入しました。このシステムは、CRMソリューションをベースに一元管理を目指し、全社横断での正確なデータ集計・分析を可能にし、教育カリキュラムやスケジュールの最適化を図ることができました。

製品の導入により改善した業務

「Dr.Sum」の導入により、株式会社イーオンはデータを“正”とする全社共通ルールを確立し、生徒一人ひとりのライフサイクルに密着した情報管理が可能となりました。また、視点を変えたデータ集計により、提出物の作成が簡単になり、現場業務の負荷が軽減されました。さらに、営業現場の“思い込み”と実際の売れ筋とのギャップを明らかにし、生徒のニーズにより適切に応える商品構成の見直しが進められました。