製品を導入することになった背景

富士通アイ・ネットワークシステムズ株式会社(FINET)は、工場のスマート化を目指し、これまで人手に依存していた工程の可視化を進めることを決意しました。そのための基盤として、MotionBoardを選択しました。

導入前に企業が抱えていた課題

FINETは、部品の受入検査工程での課題を抱えていました。具体的には、サプライヤーからの部品の正確な到着時間が不明確であり、運送会社の搬入実績集計に時間がかかること、荷捌きの計画通りの処理が困難であること、部品の納入予定や実績のリアルタイム照合ができないこと、入庫のタイミングのコントロールが難しいことなどが挙げられます。

導入前の課題に対する解決策

MotionBoardの導入を通じて、部品の受入検査をリアルタイムで可視化するダッシュボードを開発しました。これにより、常に最新の着荷予定データを基に作業計画を立て、その進捗状況を厳密に管理することが可能となりました。

製品の導入により改善した業務

MotionBoardの導入により、部品ごとの検査・入庫作業の工数が平均化され、作業者の配置を効率化することができました。また、計画作業が大幅に省力化され、担当者の残業が削減されました。さらに、スマートメーター用通信ユニットの組立ラインにおいても、異常が発生した装置の場所をリアルタイムでマップ上に表示するなど、生産管理の効率化と最適化が実現されました。