製品を導入することになった背景

株式会社ホテル椿館は、愛媛県道後温泉で「ホテル椿館」を運営し、姉妹館の「道後hakuro」も2020年にオープンしました。ロジクラを導入する大きなきっかけは、棚卸し作業の時間短縮と効率化でした。以前はExcelでの管理が主で、担当者が紙とペンを持ち、保管場所を巡って在庫確認を行い、そのデータを再度Excelに入力するという、非常に手間のかかる作業でした。特に、飲料で100SKU・在庫点数8,500点、客室アメニティは300SKU・在庫点数20万点という膨大なアイテムを管理下に置いていたため、棚卸しには多大な時間が必要でした。

導入前に企業が抱えていた課題

株式会社ホテル椿館が抱えていたのは、在庫管理の効率性と正確性の問題でした。複数の保管場所、多数のSKU、そして大量の在庫点数を管理する必要があり、特に棚卸し作業においては、2名のスタッフが2日間フルタイムで作業を行うほどでした。また、紙ベースでの作業はミスを引き起こしやすく、その結果として在庫の不整合が発生するリスクを抱えていました。

導入前の課題に対する解決策

これらの課題を解決するために、株式会社ホテル椿館はロジクラを導入しました。ロジクラのバーコードシステムにより、商品の入荷から保管、そして棚卸しに至るまでのプロセスがデジタル化され、効率化が図られました。特に棚卸し作業では、バーコードをスキャンするだけで在庫数をリアルタイムで確認し、データ入力の手間やミスが大幅に削減されました。また、ロジクラからの棚卸し結果のエクスポート機能により、データの集計作業も簡素化されました。

製品の導入により改善した業務

ロジクラの導入により、棚卸し作業の所要時間が半分以下に短縮され、1日で作業が完了するようになりました。また、バーコードシステムの導入により、在庫管理の正確性が向上し、ミスがほぼゼロになりました。これにより、スタッフは他の重要な業務に集中できるようになり、サービスの質の向上につながっています。さらに、ロジクラの商品ラベル発行機能を利用することで、バーコードがない商品にも対応可能となり、在庫管理の一層の効率化と正確性の向上が実現しました。