製品を導入することになった背景

Zoomは、2020年1月に従業員数が2400人だったものが、2021年6月時点で5700人以上に成長しました。この急激な成長の中で、ビジネスサービスとIT部門が中心となり、全体をつなぎ止めていました。しかし、Zoomのプロジェクト管理文化の発展には課題があり、担当者が入社した当初、チームはスプレッドシートやメール、業務管理プラットフォームを混在させて共同作業を行っていました。

導入前に企業が抱えていた課題

Zoomのチームは、さまざまなツールを使用することで、コミュニケーションの問題や業務の進行に関する課題を抱えていました。エンジニアや開発チームはJiraを使用していたが、マーケティングやセールスチームはJiraを使用しておらず、新しい機能のリリース情報の共有が困難でした。また、チーム間の仕事の依頼やプロジェクトのスコープ、優先順位の設定が難しく、経営陣へのステータス更新も手動で行われる煩雑な作業となっていました。

導入前の課題に対する解決策

Zoomの成長とともに、全ての作業を標準化し、効果的なコミュニケーション手段を導入する必要が生じました。担当者とIT部門のメンバーは、ワークマネジメントプラットフォームの評価を開始し、Zoomの技術チームとビジネスチームを統合すること、Jiraとの連携が可能な柔軟なプラットフォームを求めました。そして、Asanaがこれらの要件を満たす最適なプラットフォームであると判断し、Zoomの標準プラットフォームとしてAsanaを選択しました。

製品の導入により改善した業務

Asanaの導入により、Zoomの業務は大きく効率化されました。従業員はAsanaを使用してプロジェクト管理を行い、共有リンクを通じて必要な情報に簡単にアクセスできるようになりました。また、IT部門は月例のビジネスレビューをAsanaに移行し、経営陣のサポートを得ることができました。ZoomのAsanaでの作業効率は、導入が進むにつれて前年比で200%増加しました。さらに、ZoomはAsanaのフォームやコメント、テンプレートなどの機能を活用し、年間で推定667日の作業日を節約することができました。