製品を導入することになった背景

Wantedly, Inc.のサービスが成長する中、業務の作業量も徐々に増加していました。この成長に伴い、今後のスケールアップを見据えて業務の自動化を検討するようになりました。業務が増加すると、それに伴って人員も増やす必要が出てきますが、教育コストなども増加することを避けたいという考えがありました。また、人的ミスの増加やそれに伴うリカバリー業務の増加を防ぐための手段としてRPAの導入を検討しました。

導入前に企業が抱えていた課題

導入前のWantedly, Inc.は、特に新規申込が増える月末に向けて、派遣社員3人のうち2人が常時契約業務に従事している状態でした。このため、残業が増加する傾向がありました。さらに、メール作成時の入力ミスなどの人的ミスが大きな課題となっており、ミス発生後のリカバリー作業も増加していました。サービスの拡大とともにコスト削減を図ることも重要な課題でした。

導入前の課題に対する解決策

Wantedly, Inc.は、AUTOROの導入を検討する中で、イニシャルコストの低さやアカウントの増加・管理の柔軟性を評価しました。また、他のRPA製品が主にWindowsにしか対応していない中、AUTOROはMacでも利用可能であり、Wantedly, Inc.が100%Macを使用しているため、この点も導入の決め手となりました。AUTOROの導入により、非エンジニアでも開発が可能となり、部署を超えてRPAの普及が進んでいます。

製品の導入により改善した業務

AUTOROの導入により、3名体制で行っていた業務が1人で1〜2時間で完了するようになり、業務時間が大幅に削減されました。また、作業の実施状況が明確になり、人的ミスや作業漏れのリスクが低減しました。空いた時間を利用して、マニュアルの作成やオペレーション改善のための調査など、付加価値の高い業務に取り組むことができるようになりました。さらに、エンジニアでないビジネスメンバーも、新しいサービスの検証やデモ製品の作成など、エンジニアのサポートなしでの業務範囲が拡大しました。