製品を導入することになった背景

株式会社バーニーズ ジャパンは、米国発祥のスペシャリティストア「バーニーズ ニューヨーク」の国内店舗を展開する高級衣料専門店で、店舗ごとに異なる環境と空間を持ち、季節ごとに変化するウィンドウディスプレイが特徴です。従業員に情報を効率的に行き渡らせるため、2006年に「サイボウズ Office」を導入し、2012年にはクラウド版「Garoon」の利用を開始しました。これにより、本社と店舗の情報共有が加速し、社内コミュニケーションの強化と人材育成が進んでいます。

導入前に企業が抱えていた課題

導入前、バーニーズ ジャパンはほぼ全ての業務をアナログで行っており、情報の共有が十分に行われていませんでした。社内の共有情報は担当ごとにホワイトボードに掲示されており、遠く離れた席に座っているメンバーは双眼鏡を使って情報を確認していました。この状況では、社内はおろか店舗にまで情報を行き渡らせることは困難でした。

導入前の課題に対する解決策

バーニーズ ジャパンは、情報共有と業務の効率化を目指して「サイボウズ Office」を導入しました。この製品のシンプルで分かりやすいユーザーインターフェースは、利用者に特別な教育を施さずとも使い始めることができる点が評価されました。さらに、クラウド版「Garoon」への移行により、社内の決裁・承認フローを電子化し、本社と店舗間の情報共有やコミュニケーションが双方向へと変化しました。

製品の導入により改善した業務

「Garoon」の導入により、バーニーズ ジャパンでは人材育成の観点から本社から店舗への権限委譲が進み、店舗での業務が効率化されました。例えば、人事部門では店舗毎にスペースを作り、採用時の事務処理がスムーズに進むようになりました。また、店舗では季節ごとのウィンドウディスプレイや商品のセールスポイントを共有し、知識の蓄積が進んでいます。これにより、従業員の質の向上とともに、より質の高いサービス提供が可能となりました。