製品を導入することになった背景

日本最大級のクラウドソーシングサービスを提供する株式会社クラウドワークスは、2011年11月に創業し、2014年12月にマザーズ上場を果たすなど、急速に成長を遂げてきました。その中で、急激な採用活動が行われ、新入社員の数は年間100名を超えることもありました。このような背景から、労務の現場は非常に多忙となり、特に紙ベースでの入社手続きや交通費の管理が大きな負担となっていました。このような状況を解消するための方法として、SmartHRの導入が検討されました。

導入前に企業が抱えていた課題

株式会社クラウドワークスは、1年間で従業員数が2倍以上に増加し、業務が回らなくなる状況に直面していました。特に、新入社員の入社手続きや交通費の管理は全て紙ベースで行われており、新入社員からの個人情報を手書きで作成する必要がありました。このため、入社手続きのペースが新入社員の入社ペースに追いつかないという問題が発生していました。また、給与明細の配布にも手間とコストがかかっていました。

導入前の課題に対する解決策

上記の課題を解決するために、SmartHRの「本人入力」機能を活用することで、従業員自身に情報の入力を依頼する方法が採用されました。これにより、誤りの少ない情報がスムーズに集まるようになりました。また、給与明細のメール配布機能を使用することで、経費の削減と労務の効率化が図られました。さらに、SmartHRのセキュリティ機能や権限管理機能も評価され、安心して導入が進められました。

製品の導入により改善した業務

SmartHRの導入により、労務にかける時間が3分の1以下に短縮されました。手書きの作業がなくなったことで、従業員の負担も大幅に軽減されました。また、労務効率化によって生まれた時間を活用して、新しい人事制度「ハタカク!」を開始することができました。この制度により、社員の生産性が60%向上するなど、明確な効果が得られました。SmartHRは、株式会社クラウドワークスの業務効率化のための重要なインフラとして位置づけられています。