製品を導入することになった背景

グローバルに展開する製薬企業、大日本住友製薬株式会社は、革新的な医薬品の研究開発や医療機関での詳細な医薬品説明の実現のため、デジタル技術の活用が必要とされていました。2017年、社員の業務PCのOSをWindows 7からWindows 10 Enterpriseに移行する際、全社員に富士通のコンバーチブルPC「LIFEBOOK P727/P」を導入することとなりました。この導入により、タブレットとしてもノートPCとしても使用できるモバイルデバイスの利点を活かし、新しい働き方が推進されるようになりました。

導入前に企業が抱えていた課題

大日本住友製薬株式会社は、従来のノートPCの操作性や柔軟性に課題を感じていました。特に、マウスとキーボードのみでの入力に依存していたため、スマートフォンやiPadなどのデバイスに比べて操作性が劣っていたと感じられました。また、テレワークの推進に伴い、「軽くて丈夫で、安全性が高い」という要件を満たすPCが求められていました。さらに、社内外の施設で使用するさまざまな外部機器との接続に対応できる豊富なインターフェースが必要であったという課題もありました。

導入前の課題に対する解決策

これらの課題を解決するため、大日本住友製薬株式会社は富士通の「LIFEBOOK P727/P」を選定しました。このPCは、タブレットとしても使用できる360度回転式のタッチパネルとタッチペンを内蔵しており、操作性が大幅に向上すると期待されました。また、WindowsHello対応の指紋センサーによる高度なセキュリティや、軽量かつ堅牢な設計がテレワークの推進に寄与すると考えられました。さらに、従来のVGA端子から最新のUSB3.1Type-Cまで、多様なインターフェースを標準装備しているため、外部機器との接続もスムーズに行えると期待されました。

製品の導入により改善した業務

「LIFEBOOK P727/P」の導入後、大日本住友製薬株式会社のワークスタイルは大きく変わりました。360度回転するタッチパネルにより、従来にない新しい表現方法が可能となり、立ちながらや歩きながらのスピーディなコミュニケーションが増えました。また、タッチパネルの操作性の向上や、タッチペンを使用したOneNoteなどのノートアプリの活用により、業務の効率化が進んでいます。さらに、多様なインターフェースの搭載により、外部接続機器をそのまま扱うことができ、どんな場所でもすぐに作業を開始できるようになりました。