製品を導入することになった背景

株式会社コマイは、学校・オフィス向け家具の製造販売を手がける企業で、20名余りの従業員を擁しています。企業の規模が小さいため、専任担当者を置くことが難しく、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の活用方法を模索していました。また、大阪から和歌山県橋本市への本社工場移転に伴い、事務のベテランが退職し、新しい社員の教育と既存社員のフォローが必要となりました。このような状況の中で、RPAを導入し、業務の効率化を図ることが急務となりました。

導入前に企業が抱えていた課題

株式会社コマイは、人員不足と業務の複雑化に悩まされていました。特に、事務のベテランが退職したことで、煩雑な仕入れ業務が滞りがちになり、新しい社員の教育と既存社員のフォローが追いつかない状況でした。また、業務の効率化を図るためにRPAツールの導入を検討しましたが、ITに詳しい人材が不足しており、ツールの操作やロボットの開発が難航していました。

導入前の課題に対する解決策

株式会社コマイは、RPAツールの導入を決定し、社長自らがRPA講習に参加して操作の難易度を把握しました。また、無料版のデスクトップ型RPAツールに切り替え、参考書を用いて研究を進めました。さらに、ユーザックシステム社のデスクトップ型RPAツール「Autoジョブ名人」を導入し、ツールベンダーにロボットの開発と運用を一任することで、短期間でRPA化の成果を得ることができました。

製品の導入により改善した業務

「Autoジョブ名人」の導入により、株式会社コマイは煩雑だった仕入れ業務を自動化し、年間1,000時間相当の余力を創出することに成功しました。これにより、事務社員の負担が軽減され、業務の効率化が図られました。また、社内体制の整備が進み、さらなる効率化に向けての取り組みが進められています。これにより、株式会社コマイは、業務の効率化とともに、新規事業への挑戦にも余力を創出することができるようになりました。