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物流管理システム比較11選|種類・選定ポイント・メリット徹底解説【2025年更新】

この記事で解説すること

ドライバー不足が進む2024年問題では輸送能力が34%不足する試算も示されており 、在庫最適化や誤出荷防止といった課題解決策として「物流管理システム」への関心が高まっています。本稿では最新11製品の特徴を踏まえた選び方を中心に、導入メリット・ROIや失敗しない比較ポイントまでを網羅します。

「物流管理システム」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • マスタ管理
    • マルチデバイス
    • 外国語表示
    • 入荷管理
    • 棚卸管理
    • 在庫管理
    • 出荷管理
    • 配車管理
    • 作業帳票出力
    • 運賃管理
    • 進捗管理
    • 実績管理
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
製造業の業務効率化とコスト削減
初期費用 要相談
利用料金 要相談
不明
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
不明
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
基本利用料 90,000円~/月額
備考
1~5アカウントまでの料金です。追加アカウント料金は1アカウントにつき5,000円/月額です。追加ショップ・荷主料は50,000円/月額です。
1ヵ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
制限なし
オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 35,000円
利用料金 要相談
3か月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
パブリック版クラウドサービス 50,000円/月額
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
別途お問い合わせ 別途お問い合わせ
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
別途お問い合わせ 別途お問い合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
別途お問い合わせ 別途お問い合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

目次

物流業務を効率化したいけれど、何から始めるべきか分からないという課題を抱えていませんか?物流業務は多岐に渡るため、どこから手を付けてよいか分からない方が多いと思います。そのような場合、物流管理システムの導入を検討することをおすすめします。物流管理システムを利用することで、物流の様々な工程を自動化できるからです。

この記事では、効率化したい物流業務に合った物流管理システムを詳しく解説します。この記事を参考にして、最適な物流管理システムの導入に役立ててください。

1. 物流管理システムとは?

物流管理システムとは、サプライチェーン全体を俯瞰し、調達・生産・販売と連動して業務を最適化するための仕組み(SCMの中核)です。個々の物流機能に閉じず、サプライヤーから顧客までの流れを一気通貫で可視化し、コスト削減とリードタイム短縮、サービス品質の均一化を実現します。主要機能は、入出荷(自社と外部の接点)、入出庫(自社内の入庫・出庫作業)、在庫コントロール、輸配送管理、返品管理で構成され、これらを一元管理してボトルネックの特定と改善サイクルを回せます。
近年はクラウド型が主流で、初期投資を抑え短期間で導入可能。将来的な受発注(OMS)とのデータ連携を見据え、SCM基点での設計・運用が効果を最大化します。

仙石 惠一
合同会社Kein物流改善研究所/代表仙石 惠一
物流管理とはものの調達から入荷、入庫、生産、在庫管理、出庫、出荷、配車管理、輸配送などのサプライチェーン全体を一元管理していくことを指します。もちろん、各プロセスを別の部署が実施しているケースも多々ありますが、部署間で情報連携していることがキーポイントになります。
調達管理部署が市況が安いからと言って必要以上に調達したり、製造部署が計画以上の数量を生産したりすると在庫が増えるとともに、容器や保管スペース、運搬やその他の管理業務が増えます。会社トータルではデメリットとなるケースも散見されます。
この点を意識して各プロセスのデータと連携できサプライチェーン全体の効率化に寄与できる物流システム導入を心がけましょう。

2. 物流管理システムの比較表を確認する – 11製品

logistics-management-system-comparison-table

物流管理システムの比較表を表示する

「物流管理システム」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • マスタ管理
    • マルチデバイス
    • 外国語表示
    • 入荷管理
    • 棚卸管理
    • 在庫管理
    • 出荷管理
    • 配車管理
    • 作業帳票出力
    • 運賃管理
    • 進捗管理
    • 実績管理
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
製造業の業務効率化とコスト削減
初期費用 要相談
利用料金 要相談
不明
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
不明
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
基本利用料 90,000円~/月額
備考
1~5アカウントまでの料金です。追加アカウント料金は1アカウントにつき5,000円/月額です。追加ショップ・荷主料は50,000円/月額です。
1ヵ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
制限なし
オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 35,000円
利用料金 要相談
3か月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
パブリック版クラウドサービス 50,000円/月額
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
別途お問い合わせ 別途お問い合わせ
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クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
別途お問い合わせ 別途お問い合わせ
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クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
別途お問い合わせ 別途お問い合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

サプライチェーンを最適化するために、物流管理システムは欠かせない存在となっています。しかし選定する製品を間違えてしまうと、物流が滞ることにつながってしまいます。そのため、正しく選定ポイントをおさえて、適切な製品を選定することが重要になります。

デジタル化の窓口 編集部が作成した比較表では、物流管理システムの料金や機能を一覧で比較できます。以下から比較表を確認して導入の検討に役立てましょう。

  • 初期費用が比較できる
  • 1ユーザーあたりの料金が比較できる
  • 進捗管理ができるか確認できる
  • 入荷、出荷を管理できるか確認できる
  • 連携できる外部ツールが比較できる
  • その他、多数の機能を比較できる

3. 物流管理システムの3タイプ

物流管理システムは以下の3つのシステムに大別できます。

  1. 受発注システム
  2. 倉庫管理システム
  3. 輸送管理システム

物流管理はこれらのシステムを統合して行われます。それぞれのシステムの特徴を解説します。

1.受発注システム(EOS)

受発注システムとは、発注者と受注者の商品のやり取りを効率化するシステムの事です。このシステムを利用することで、品目、数量、納期といった情報をお互いがスムーズに把握できるようになります。従来は、発注量や品目を作業員の手作業によって確認し、それを電話やメールで伝えていました。しかし、この方法だと時間がかかったり、発注ミスが起こりやすかったりするなど、多くの問題点がありました。受発注システムを利用することで受発注業務をほぼ自動化でき、ミスが減ります。商品情報が卸売業者、メーカーに自動で送信されるからです。

このシステムを用いることによって、正確な商品発注・補充が可能になり、売上機会の損失の防止に役立ちます。

2. 倉庫管理システム(WMS)

倉庫管理システムとは、倉庫や物流センターにおける製品の流れを一元管理するシステムの事を指します。ピッキング、流通加工、検品といった作業を進めるために必要な情報を統合して管理できます。倉庫管理システムは、「在庫管理システム」と「作業管理システム」の二つのシステムによって構成されています。

  • 在庫管理システム
    在庫ロケーション、数量、状態(品質)をリアルタイムで可視化。現品とシステム在庫の照合を常時行うことで在庫精度(現品とシステムの一致率)の向上を実現し、適正在庫の維持や棚卸の迅速化に寄与します。
  • 作業管理システム
    入出庫・棚卸・ピッキング・流通加工などの作業指示を最適化。端末に品目・数量・保管場所を提示し、“探す時間”の大幅短縮を実現します。一般にピッキング工数の約15%は「場所・現品を探す」非付加価値作業と言われ、これを削ることが倉庫効率化の要になります。

3. 輸送管理システム(TMS)

車両運行・配送進捗を可視化し、ルート、走行距離、運転時間、到着予測などを一元管理します。配車計画の容易化(最適配車・積載率向上・混載設計)により、運行管理者の業務を効率化。遅延リスクの早期察知やリードタイム短縮、運行コストの最適化に直結します。

これら EOS/OMS・WMS・TMS を連携させることで、入出荷〜入出庫〜在庫コントロール〜輸配送〜返品までを一気通貫で可視化・最適化でき、サプライチェーン全体での生産性向上とサービス品質の平準化を実現します。

仙石 惠一
合同会社Kein物流改善研究所/代表仙石 惠一
サプライチェーン全体を管理することを広義の物流管理と呼ぶ一方で、狭義の物流管理として受発注管理や倉庫管理、輸配送管理などが存在します。ここで私たちが心がけるべきことは、それぞれの管理で把握すべきデータが把握でき、それが効率化のきっかけとなる業務プロセスを構築することです。
たとえば倉庫管理では在庫管理の4原則(在庫の所在がすぐわかる、在庫の量がすぐわかる、先入先出ができる、アクションの緊急度がわかる)ができていなければ、その実態を見える化することでムダを無くすことにつなげる。倉庫作業の労働生産性を日々把握できるようにすることで、その改善につなげる。
輸配送管理ではきちんと積載率を把握でき、輸送効率化につなげることが業務上必要ですから、それをサポートできる機能が物流管理システムにあることが必須です。
この業務プロセスを着実にカバーできる物流管管理システムを選ぶようにしましょう。

4. 物流管理システムの提供形態は3つ

物流管理システムの提供形態は主に3つのものがあります。本章では、「クラウド型」「オンプレミス型」「パッケージ型」の3種類について解説します。

クラウド型

クラウド型物流管理システムは、インターネットを通じて利用できるため特定のソフトをインストールする必要がなく、場所を選ばず利用できます。自社での管理が不要で月額費用を支払うことで利用できます。また、初期投資が少なく、導入のハードルも低いため複数の拠点で導入してアクセスすることが可能です。

さらに、アップデートで常に最新の状態を維持できるため、強固なセキュリティのもとでスマートフォンやタブレットからも利用できます。クラウド型物流管理システムにはコスト削減や作業効率向上、データ可視化などのメリットがあり、小規模企業でも利用可能です。

オンプレミス型

オンプレミス型は、自社のニーズに合わせて機能を自由にカスタマイズできますが、導入や運用、保守のコストが大きくなるのが特徴です。自社内にサーバーを設置し、管理や運用を行うため専門的な知識とセキュリティ管理が必要となるでしょう。導入に難しさがある反面、セキュリティを自社で管理できるため、大規模な企業や業務の中核を担う企業、データの取り扱いに厳しい業界などに向いています。

パッケージ型

パッケージ型物流管理システムは、出来上がったシステムを購入してPCにインストールする形態です。導入コストが低く、標準化された機能を備えているため小規模企業でも利用できるという特徴があります。ただし、カスタマイズは難しく、企業の特有の業務に対応できない場合があるため慎重に検討する必要があります。

仙石 惠一
合同会社Kein物流改善研究所/代表仙石 惠一
物流管理システムを導入する際には「小さく導入」するという視点は重要です。物流管理がしっかりと確立できている会社であれば大きな投資もできるかもしれませんが、業務プロセスが不十分である会社では最初から大きな投資をして失敗すると痛手です。
この業務プロセスの十分度、そして会社としての投資予算をベースにシステムベンダーの提供形態を選択すると良いでしょう。

5. ニーズ別おすすめ製品

この章では、製品タイプや、業種ごとにおすすめの製品を解説していきます。「物流管理システム」と呼ばれるシステムは多くあるため、どの製品が最適なのかが分かりづらいと思います。そのため、物流工程のどの部分を自動化・効率化したいのかを明確にすることが重要です。この章を参考にして、自社の物流工程に合った最適な製品を選んで頂ければ幸いです。

  1. 受発注を自動化したい方向け
  2. 倉庫管理を効率化したい方向け
  3. 運送状況を可視化したい人向け
  4. 物流工程全体を自動化したい人向け

1. 受発注を自動化したい方向け

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受発注システムの比較表を表示する

1.CO-NECT

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引用 – 受発注システム CO-NECT(コネクト)|アナログ業務をデジタル化。FAX・転記の手間をゼロに

CO-NECTを利用することによって、発注書を手書きで作成する必要がなくなり、スマホやPCで簡単に発注作業を行えるようになります。また、相手がこの製品を導入していなくても、自動でFAX、メールに変換して発注書を送信することが可能です。そのため、気軽に導入しやすいという特徴もあります。

プラン名 月額料金(税込) 初期費用 主な特徴
スモールプラン 11,000円 0円 月100件までの受発注に対応。小規模事業者に最適。
ベーシックプラン 22,000円 0円 月500件まで。PDF帳票出力やデータ出力に対応。
プロフェッショナルプラン 55,000円 0円 無制限対応、API連携・ERP連携も可能。中堅〜大手向け。
無料トライアル 0円(14日間) 0円 全機能利用可能。Web操作で導入前に確認可能。

2.TANOMU

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引用 – TANOMU|卸業者のための受発注・販促効率化ツール

TANOMUは発注ユーザー数5万店以上を誇る受発注システムです。あらゆる操作をスマートフォンで行えるため、配送中や倉庫内など、いつでもどこからでもTANOMUを使って注文が可能です。スマートフォンを使って簡単に作業ができるため、個人経営店舗の導入率が高いのも特徴です。CSV連携機能を搭載することで受注業務を1/10に削減することもできます。FAXでの受注も搭載されているOCRでデータすることができ、100%デジタル化を実現します。

プラン名 月額料金(税込) 初期費用 主な特徴
基本プラン 数万円〜 要問い合わせ スマホでの受発注対応、CSV連携機能、FAX受注のOCRデータ化。
カスタマイズプラン 要問い合わせ 要問い合わせ 基幹システムとの連携や特定業務フローに合わせた柔軟なカスタマイズ。
導入支援プラン 要問い合わせ 要問い合わせ 商品登録代行、店舗導入促進支援、担当者へのレクチャーを含む。

3.スプレッドオフィス

spreadoffice
引用 – クラウド業務管理ソフト「スプレッドオフィス」現場の業務を即改善 | 業界最安値クラウドで見積書・注文書・請求書作成、受発注・業務管理。手軽に導入、スムーズな運用、加速させるペーパーレス化

スプレッドオフィスは、帳票作成と業務のデータ集計に特化した受発注システムです。帳票作成の他にも、商品管理、取引先データ管理、顧客管理、ファイル管理、データ受理など、様々な機能を持っています。これらの機能を、初期費用0円で使用することができます。そのため、導入しやすいという特徴があります。

プラン名 月額料金(税込) 初期費用 主な特徴
ミニマムプラン 1,100円 0円 顧客・商品・受注・売上・請求などの基本管理が可能。
スタンダードプラン 3,300円 0円 在庫・発注管理・帳票出力など、業務全体をカバー。
プロフェッショナルプラン 5,500円 0円 外部システム連携、API、カスタム集計など高度な機能対応。
無料トライアル 0円(14日間) 0円 全機能を試用可能。サポート付きで導入前の検証に最適。

2. 倉庫管理を効率化したい方向け

warehouse-management-system

倉庫管理システムの比較表を表示する

1.W3 mimosa

biprogy-solution-service-mimosa
引用 – クラウド型倉庫在庫管理システム「W3 mimosa(ミモザ)」|BIPROGY株式会社

株式会社ダイアログのW3 mimosaは、高機能かつリーズナブルなクラウド型倉庫管理システムです。商品のケース管理やロット管理なども標準搭載機能が充実しており、ノンカスタマイズで即時導入が可能です。各業界の標準テンプレートを完備し、ECサイト、販売管理などとのシステム連携にも対応しています。倉庫管理に関わる、人の動き・物(ハード)の使い方、業務手順の改善など、システム導入後に見えてくる課題にも柔軟に対応できる設計が強みです。

プラン名 月額料金(税込) 初期費用 主な特徴
ライトプラン 33,000円 要問い合わせ 中小規模事業者向け。出荷伝票数に応じた課金あり。
スタンダードプラン 55,000円 要問い合わせ 中規模以上の事業者向け。出荷伝票数に応じた課金あり。

2.ZIZAIA WMS

info-sense-solution-zizaia
引用 – ZIZAIA WMS 2.0|株式会社インフォセンス

株式会社インフォセンスのZIZAIA WMSは、新発想のフレームワークにより、業務効率を高めるパッケージ変更を、低コスト・短納期で行うことが可能な倉庫管理システムです。自由なカスタマイズが可能で、個別要件に自在に対応する可変型のスタンダード機能を設定し、最適な運用を低コストで実現できます。現状調査や分析などの提案からシステム保守までワンストップで対応できるのも強みです。また、困りがちなインフラ構築の対応も可能です。

プラン名 月額料金(税込) 初期費用 主な特徴
基本プラン 要問い合わせ 要問い合わせ 固定型企業ライセンス方式で、利用人数や拠点数が増えても追加費用なし。柔軟なカスタマイズが可能。
カスタマイズプラン 要問い合わせ 要問い合わせ 食品、アパレル、機械など多様な業種に対応。賞味期限やロット管理など商品特性に合わせた在庫管理を提供。
導入支援プラン 要問い合わせ 要問い合わせ 現状調査・分析からシステム保守までワンストップで対応。主要メーカーのハンディターミナルや音声端末に標準対応。

3.W-KEEPER

mtn-sol-company
引用 – 倉庫管理システム(WMS)W-KEEPER|企業向けソリューション|三谷コンピュータ株式会社

三谷コンピュータ株式会社のW-KEEPERは、複数の拠点や多様な商品への対応が可能なオンプレミス型の倉庫管理システムです。自社倉庫、物流センターなどの管理業務を最適化します。食品、アパレル、製造業など多様な業種に対応し、複数拠点・複数荷主も追加費用なしで利用可能です。サポート体制も万全で、リモート保守では、NTRSupportセンターへインターネットで接続し、顧客の接続許可を得て保守作業を開始します。対応の即時性にも定評があります。

3. 運送状況を可視化したい人向け

運送状況を可視化したい企業には以下の3製品をご確認ください。

vehicle-management-system

車両管理システムの比較表を表示する

1.Cariot

cariot-jp
引用 – Cariot|クルマと企業をつなぐドライバー働き方改革クラウド

3秒に1回の同期により、ライブ中継で全車両の位置情報とステータスをリアルタイムで可視化することができます。さらに当日の運転軌跡と次の目的地の到着予定時刻を把握し、社外関係者に共有することも可能です。運転日報のペーパーレス化やドライバーごと・顧客ごとでの業務効率の把握により改善活動も支援します。また、アプリ・車載デバイス・ドライブレコーダーの三種類の形態から選べるため、自社の業務形態に適したものを選ぶことがでる点も特長の一つです。高度な位置情報機能を利用したい企業におすすめしたいサービスです。

プラン名 月額料金(税込) 初期費用 主な特徴
Cariot Mobile 要問い合わせ 0円(デバイス送料別途) スマホアプリで車両と人を紐付け、走行ステータスの管理が可能。
Cariot GPS Logger 要問い合わせ 0円(デバイス送料別途) エンジン起動でデータ取得開始、ドライバー操作不要。
Cariot Drive Recorder 要問い合わせ 0円(デバイス送料別途) 危険挙動検知時に動画自動録画&アップロード機能を搭載。

2.SmartDrive Fleet

smartdrive-fleet
引用 – 車両管理システム|SmartDrive Fleet|スマートドライブフリート

「経営者が使いたい法人向け車両管理サービス」、「ドライバーが使いたい法人向け車両管理サービス」ともに一位に輝いたSmartDrive Fleetは、走行履歴・位置情報・アルコールチェック・配車予約・ドライバー業務ステータス把握など多様な機能を搭載した車両管理システムです。シガーソケット・ドライブレコーダー・スマホアプリなど様々な形態から選ぶことができ、高精度なGPSを活用していることから、運送業だけでなく医療・金融・介護といった幅広い業種の企業におすすめしたいサービスです。

プラン名 月額料金(税込) 初期費用 主な特徴
基本プラン 1,480円/台〜 50,000円〜 車両位置情報管理、走行履歴管理、安全運転診断、運転日報作成機能を搭載。
ドライブレコーダープラン 要問い合わせ 要問い合わせ ドライブレコーダー連携、危険挙動検知、映像記録機能を含む。
カスタマイズプラン 要問い合わせ 要問い合わせ 企業のニーズに合わせた柔軟なカスタマイズ対応。

3.DRIVE CHART

drive-chart
引用 – DRIVE CHART(ドライブチャート)- 次世代AIドラレコサービス

AIがドライブレコーダーで常に危険を検知し、解析データをもとに安全管理に特化した専門人材による運転事故防止の支援を受けたり、運転傾向をレポート画面で確認したりすることができます。運送業や営業系など業種に合わせた運用コンサルサポートを受けられる、初期費用のかからないレンタルプランも用意されているなど、手厚いサポートが欲しいというニーズに対応した次世代AIドライブレコーダーサービスです。

プラン名 月額料金(税込) 初期費用 主な特徴
機器購入プラン 要問い合わせ 要問い合わせ ドライブレコーダー端末料金、システム利用料、通信費、アフターサポート費を含む。
機器レンタルプラン 要問い合わせ 0円 レンタル費用、通信費、システム利用料、アフターサポート費を含む。

4.物流工程全体を自動化したい人向け

物流工程全体を自動化、効率化できるシステムも存在します。物流工程全体を統括することで、サプライチェーンの最適化にもつながります。この章では、そのような物流管理システムを紹介します。

1.統合物流管理 LMS

siscloud-logistics-it-cloud-solution-lms
引用 – 統合物流管理 LMS – セイノー情報サービス

株式会社セイノー情報サービス物流管理システム「LMS」は運送業界はもちろん、大手アパレル小売業等、日本を代表する多くの企業で導入実績がある物流管理システムです。物流のプランニングから実績管理、コスト管理まで一連の物流業務の機能を標準搭載しているため、物流業務の効率化を図る事ができます。また、近年、注目されている最新技術「BRAIS」も搭載されている為、データ解析や、業務の省人化・効率化といった部分にも役立てる事ができます。

プラン名 月額料金(税込) 初期費用 主な特徴
基本プラン 要問い合わせ 要問い合わせ 物流進捗管理、在庫統合管理、輸配送計画の効率化を実現。
カスタマイズプラン 要問い合わせ 要問い合わせ 企業の物流ニーズに合わせた柔軟なカスタマイズ対応。
導入支援プラン 要問い合わせ 要問い合わせ システム操作指導、運用開始までのサポートを提供。

2.グローバル物流管理 LMS-GLOBAL

siscloud-logistics-it-cloud-solution-lmsg
引用 – LMS-GLOBAL – セイノー情報サービス

株式会社セイノー情報サービス物流管理システム「LMS-GLOBAL」は、国際物流における複雑化した情報の流れを一元管理し、リードタイム短縮、業務標準化・効率化を図れる物流管理システムです。国を越えた複数企業間におけるサプライチェーンが複雑化している中、LMS-GLOBALでは輸出入における「在庫可視化」、「イベントステータスの可視化」、「ドキュメント作成・管理」、「物流コスト管理」を可能とします。

プラン名 月額料金(税込) 初期費用 主な特徴
基本プラン 要問い合わせ 要問い合わせ 物流進捗管理、在庫統合管理、輸配送計画の効率化を実現。
カスタマイズプラン 要問い合わせ 要問い合わせ 企業の物流ニーズに合わせた柔軟なカスタマイズ対応。
導入支援プラン 要問い合わせ 要問い合わせ システム操作指導、運用開始までのサポートを提供。

6. 業種ごとのおすすめ物流管理システム

この章では、業種別に特化した物流管理システムを紹介します。主に以下の業種に特化したシステムを紹介します。

  1. ECサイト
  2. 病院、医療関係
  3. 小売り

1.ECサイト向け物流管理システム

ECサイト向け物流管理システムを以下ではご紹介します。

1.マイロジ

mylogi
引用 – 株式会社mylogi | EC運営をもっと気軽に

アートトレーディング株式会社のmylogiは、シンプルで簡単な操作が特徴の、EC向け在庫管理システムです。mylogiはプロの物流会社にも使われている本格的なシステムで、EC運営に必要な機能がそろっています。また、EC運営のパートナーとしてEC運営のシステム構築、運営、コンサルティングや、受注から出荷をサポートするサービスも行っています。ECサイトの運営に特化しているからこそ、ECサイト運営者にとって非常に使いやすいシステムとなっています。

プラン名 月額料金(税込) 初期費用 主な特徴
基本プラン 22,000円 110,000円 EC物流に必要な受注・在庫・出荷管理の機能を網羅。
マルチテナント対応 別途見積 別途見積 複数店舗・顧客ごとの在庫・出荷管理に対応。
オプション機能 個別課金あり なし API連携、分析機能、WMS拡張など業務に合わせた柔軟対応。
無料デモ・相談 0円 0円 事前にオンラインで機能を確認可能。業務に合わせた提案も。

2.ロジザードZERO

logizard-zero
引用 – クラウドWMSならロジザードZERO|倉庫管理システムの決定版

ロジザード株式会社のロジザードZEROは、BtoB対応でEC向けの在庫管理システムです。アパレルや化粧品、ホビーなど多くの商材に対応しており、クラウドでの在庫管理を支援します。物流倉庫やバックヤードの実在庫を正確に管理することが可能で、倉庫内のどこに何がいくつあるか簡単に把握できます。サポートも手厚く、在庫管理システムが良く分からない人でも安心。システムだけでなく人的な部分でもしっかり支援してくれることが強みです。周辺システムとの連携も可能であるため、スムーズな導入が可能になります。

プラン名 月額料金(税込) 初期費用 主な特徴
基本プラン 33,000円~ 110,000円~ 1倉庫・3ユーザーまで。WMS(倉庫管理)に必要な基本機能を網羅。
追加ユーザー 月額3,300円/1ユーザー なし 必要に応じてユーザー数を柔軟に拡張可能。
オプション機能 個別料金 個別見積 外部システム連携、バーコード対応など業務に応じて追加可能。
クラウドWMS導入支援 別途相談 別途相談 導入支援・教育サポートあり。中〜大規模事業者向け。

3.オープンロジ

service-openlogi
引用 – EC物流・物流代行・発送代行のオープンロジ

オープンロジは物流に関するすべての業務を代行するまったく新しい物流プラットフォームです。EC事業者が物流以外の商品の企画や販売、事業の成長に専念できる環境を提供致します。全国60拠点の中から最適な倉庫を提案し、WEB登録後すぐに利用開始できます。利用開始の際には煩雑な手続きや書類作成の必要ありません。各種カート/モールとのAPI連携のため業務の自動化で楽々運用ができます。また出荷量増にも柔軟対応でき、越境ECもワンストップで行えるため、事業成長に応じた拡張性もあります。

プラン名 月額料金(税込) 初期費用 主な特徴
基本プラン 従量課金制 0円 初期費用・固定費用が無料。入庫保管費や配送料金は利用量に応じて課金。
カスタマイズプラン 要問い合わせ 要問い合わせ 企業の物流ニーズに合わせた柔軟なカスタマイズ対応。
導入支援プラン 要問い合わせ 要問い合わせ 物流業務の効率化を支援するサポートを提供。

4.TEMPOSTAR

commerce-star
引用 – EC一元管理ツールならTEMPOSTAR(テンポスター)

SAVAWAY株式会社のTEMPOSTARは、「やりたいこと」が「できること」へ変える、運用方法に合わせた柔軟な対応ができるECサイト向けの在庫管理システムです。手作業で行っていた管理を削減し、運用方法に合わせたシステムのカスタマイズ、機能の追加ができることが強みです。導入することで、効率化によるコストカットや在庫管理の最適化に繋がり、多店舗展開を容易に行えることで売り上げアップにつながります。初期費用も0円です。

プラン名 月額料金(税込) 初期費用 主な特徴
スタンダードプラン 11,000円 11,000円 複数モールの受注・商品・在庫管理が可能な基本機能を搭載。
オプション機能追加 +月額数千円〜 要見積 CSV連携、商品一括更新、各種API連携などをニーズに応じて拡張可能。
複数店舗・モール対応 追加料金あり 要見積 楽天、Amazon、Yahoo!、自社ECなどを一括管理。
無料トライアル 0円(30日間) 0円 すべての基本機能を無料で体験可能。導入前の検証に便利。

5.ネクストエンジン

next-engine
引用 – ネットショップ・ECの一元管理ツールならネクストエンジン

NE株式会社のネクストエンジンは、EC・ネットショップにおいて事業を拡大させたいEC事業者向けの在庫管理システムです。ネット経済新聞調べで導入実績がNo.1のシステムで、契約社数は5,772社に及びます。EC運営会社から生まれたサービスなので実用的であるのが特徴で、コストの削減や売上の向上に繋げることが可能です。導入支援や運用支援、活用支援が充実しており、伴走型のカスタマーサクセスを実現できます。

プラン名 月額料金(税込) 初期費用 主な特徴
基本プラン(スタンダード) 11,000円 + 受注件数従量課金 0円 受注処理100件までは固定。超過分は5円/件。EC一元管理の基本機能を網羅。
無料トライアル 0円(15日間) 0円 すべての機能を無料で試用可能。本番環境での操作もOK。
追加オプション 別途料金(アプリによる) なし 帳票出力、WMS連携、分析ツールなど機能拡張アプリが豊富。
プレミアムサポート 別途見積 別途見積 導入支援、操作トレーニング、カスタマイズ相談などに対応。

6.GoQSystem

goqsystem
引用 – ECサイトの受注管理シスム”GoQSystem”|在庫・商品・物流・売上管理など、ネットショップ・通販業務の一元管理がクラウドで

株式会社GoQSystemのGoQSystemは、EC利用に適応した受注業務、商品登録、在庫連携、出荷業務、売上・収支管理が可能なシステムです。各モール・カートと連携し、通販業務を一括で行えます。ECの受注業務の自動化が可能で、ピッキング梱包作業をするだけでメール送信やステータス移動などの手間を省けるのもポイントです。また、リピーターとして計算する条件を設定すれば、新規や2回注文など表示されるのでマーケティングにも役立ちます。

プラン名 月額料金(税込) 初期費用 主な特徴
フリープラン 0円 0円 受注件数100件/月まで、基本的な受注管理機能を提供。
受注管理プラン 15,000円 30,000円 受注件数無制限、売上管理や自動処理機能を含む。
受注・在庫連携管理プラン 29,800円 40,000円 在庫連携機能を追加、複数モールの在庫を自動反映。
受注・商品・在庫連携管理プラン 44,800円 50,000円 商品管理機能を追加、商品ページの一括管理が可能。
受注・商品・在庫連携出荷管理プラン 64,800円 100,000円 外部倉庫との連携を含む、物流管理機能を提供。

2.病院、医療関係向け物流管理システム

病院、医療関係向け物流管理システムを以下ではご紹介します。

1.SmartMatCloud

smartmat
引用 – スマートマットクラウド|置くだけ 在庫管理DX|在庫管理システム

株式会社スマートショッピングのSmartMatCloudは、重さで数を数えるIoT×SaaSの物品・在庫管理システムです。部品や物品をマットの上に置くだけで日々の在庫確認や棚卸、発注まで自動で行うことができます。導入件数は1,400件以上を誇り、「業務効率化に期待できる発注管理システム」「医療関係者に紹介したい発注管理システム」第1位を獲得しています。

2.JoyPla

joypla
引用 – 中小規模病院向けクラウド型SPDシステム「JoyPla®」

スパイラル株式会社のJoyPlaは、中小規模の病院向けの受発注から在庫状況まで病院の物流を一元管理する物品管理システムです。国際標準規格GS1-128対応のバーコードで受発注や棚卸しを実施し、院内物流の可視化によって在庫の適正化、従業員の負担軽減が実現できます。実際に病院で在庫管理業務を行う方々の声をもとに設計されたシステムとなっており、実際に発注業務の最適化とコスト削減に成功しています。

3.メディカルストリーム

sunsystemcorp-product-medicalstream
引用 – 物流管理(SPD)システム|病院向け物流管理システム導入実績NO.1のサン・システム

株式会社サン・システムのMedicalStreamは、医療現場向けの物流・滅菌・機器管理ソフトウェア製品の総称です。医療機器をラベル管理することで、在庫状況や購買実績の把握、夜間や休日の機器の貸出・返却などが可能になり、病院業務の可視化・効率化が期待できます。同社の物品管理システムは全国824件の導入実績があり、慶應義塾大学病院や国立がん研究センター中央病院、岩見沢市立総合病院などで利用されています。

プラン名 月額料金(税込) 初期費用 主な特徴
基本プラン 要問い合わせ 要問い合わせ 消費データ・在庫状況・購買実績を正確に把握。電子カルテや調剤支援システムとの連携が可能。
滅菌管理プラン 要問い合わせ 要問い合わせ 器材の滅菌状況をリアルタイムで把握。ペーパーレス化を実現。
機器管理プラン 要問い合わせ 要問い合わせ 機器の購入情報や稼働状況を一元管理。夜間・休日の無人貸出が可能。

3.小売業向け物流管理システム

小売業向け物流管理システムを以下ではご紹介します。

1.LIFE-Vision

toukei
引用 – 東計電算 | お客様のNEEDSとIT SEEDSをつなぐ

株式会社東計電算のLIFE-Visionは、ドラッグストアやホームセンター・ディスカウントストア向けの倉庫管理システムです。DIYや住宅資材など、幅広い荷姿に対応しており、ホームセンター・住宅資材関連の専門店、工務店及びそれらへ出荷するメーカー、卸までさまざまな業態で利用できます。クラウドサービスにて大小さまざまなデータ量に対処できるので、規模に応じたコストで利用できるのが魅力です。なお、複数センター・複数荷主にも対応できます。

2.COREC

corec
引用 – 無料で導入!BtoBクラウド受注・発注システム-コレック

株式会社ラクーンコマースのCORECは、BtoBにおける受注・発注をWeb上で行える、簡単に導入できるクラウド型の受発注システムです。63,000社 以上に導入されており、食品だけでなく雑貨やファッション、Webサービスなどさまざまな業態で利用できます。受注・発注で別れており、受注側は出荷、請求処理までWeb上で行うことが可能です。また発注側では発注書の作成から送信、管理をWeb上で行うことが可能です。

プラン名 月額料金(税込) 初期費用 主な特徴
無料プラン(受注側) 0円 0円 受注回数無制限、注文フォーム作成(4件まで)、出荷伝票・請求書作成(20件/月)
ビジネスプラン(受注側) 2,980円 0円 受注回数無制限、注文フォーム作成(200件まで)、出荷伝票・請求書作成無制限、一括HTMLメール送信(1,000通/日)
無料プラン(発注側) 0円 0円 発注回数無制限、商品登録(1社まで)、発注額集計レポート(当月分のみ)
ビジネスプラン(発注側) 1,480円 0円 発注回数無制限、商品登録(無制限)、発注額集計レポート(すべての期間)、無料FAX(200回/月)

3.らくうけーる

rakuuke
引用 – らくうけーる 受発注クラウドサービス – JFEテクノス株式会社

JEFのらくうけーるには価格や入荷量が日々変動する生鮮品の受発注に特化した「生鮮品向け機能」と一般的な商材に適した「非生鮮品向け機能」があります。自動FAX機能を搭載することで、Web非対応のお得意様にも受入やすい受発注システムです。また発注にも自動FAX機能があるため、発注漏れを防ぎます。生鮮品特有の複数納品日の提案や、チラシやお知らせなどの定型PDFの送付機能も搭載し、スーパーや飲食店様に向けたアピールも万全です。

プラン名 月額料金(税込) 初期費用 主な特徴
基本プラン 20,000円 0円 生鮮品向け機能を含む基本的な受発注管理機能。
担当者ID追加 2,000円/ID 0円 担当者ごとにIDを追加可能。
得意先・店舗ID追加 600円/ID(99個まで)
100円/ID(100個以上)
0円 得意先や店舗ごとのIDを追加可能。
独自ログイン画面 10,000円 0円 専用のログイン画面をカスタマイズ可能。
独自URL 20,000円 0円 御社指定のURLを利用可能(ドメイン取得費用は別途)。
FAX送信 10円/枚 0円 自動FAX送信機能を利用可能。

4.MOS

mosjapan
引用 – BtoBモバイルWeb受発注システム「MOS」

MOSは、最小限のシステム構成から独自のカスタマイズを含めた構成まで、様々な受発注環境に適応したBtoBのWeb受発注システムパッケージです。スマホ、タブレット型であるため、誰でも簡単に使用できるという特徴があります。また、MOSはパッケージ型のソフトではありますが、カスタマイズが可能であるという特徴があります。業種業態や各社の商習慣に合った受発注システムを構築することが可能です。

プラン名 月額料金(税込) 初期費用 主な特徴
MOS基本パッケージ 個別見積 個別見積 販売・仕入・在庫・生産管理まで一元対応。業種特化型。
MOSクラウド版 月額制(要問合せ) 要問合せ クラウド環境で利用可能。複数拠点・テレワークに対応。
MOSカスタマイズプラン 別途料金 別途見積 要件に応じて機能拡張・帳票・業務フローを調整可能。
無料相談・デモ 0円 0円 操作感や業務への適合性を事前に確認可能。導入サポートあり。

7. 規模ごとのおすすめ物流管理システム

この章では、規模ごとのおすすめシステムを紹介します。

1.中・小規模

中・小規模事業者向けの物流管理システムをご紹介します。

1.e-ロジソーコ21

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引用 – 倉庫管理システム e-ロジソーコ21|製造業向け業務ITソリューション|三菱電機デジタルイノベーション

三菱電機ITソリューションズ株式会社のe-ロジソーコ21は、中堅・中小製造業の業務課題を解決する総合ITソリューションの一つとしてサービスインした倉庫管理システムです。バリエーション豊かな商品管理が可能で、オリジナルの帳票も作成できる自由度が魅力のシステムです。また、EDIデータのレイアウトパターンを登録・変更できるため、荷主からの急なレイアウト変更や追加依頼にも迅速な対応が可能など、現場の課題を踏まえた設計となっています。

2.倉庫管理システム HYPERSOL WMS

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引用 – 倉庫管理システム HYPERSOL WMS|製造業向け業務ITソリューション|三菱電機デジタルイノベーション

三菱電機ITソリューションズ株式会社のHYPERSOL WMSは、中堅・中小製造業向けに必要な機能だけを厳選して開発された低コストな倉庫管理システムです。入出庫の管理から在庫管理まで、倉庫内での物流管理に必要な機能をすべてサポートしています。また、業種・業態に応じて豊富な経験を持つSE在籍しており、運用設計から稼働までワンストップでサポートしている為、初心者でも安心して導入できる倉庫管理システムです。

  • 上位システム連携機能により管理業務を簡素化
  • 見える化による製品管理を省略化
  • オフライン動作モード搭載

3.クラウドWMS「倉庫革命」

business-kuronekoyamato-service-lineup-soukokakumei
引用 – 倉庫管理システム クラウドWMS「倉庫革命」 | ヤマト運輸

ヤマトシステム開発株式会社の倉庫管理システム「倉庫革命」は、ヤマト運輸のノウハウを活かした機能が備わっており、スムーズな入出荷や作業指示など、業務効率化や最適化が可能です。業務の効率化によって空いた時間を活用し、取り引き先への提案を行う事で収益拡大を実現したという例も報告されています。操作画面は一般的な倉庫管理システムとは違いシンプルなボタン配置となっており、初心者にも操作しやすい倉庫管理システムです。

4.アラジンオフィス

aladdin-office
引用 – アラジンオフィス(在庫管理・販売管理・生産管理システム)│アイル

株式会社 アイルのアラジンオフィスは、中堅・中小企業を中心に5,000社以上で利用されている、販売管理・在庫管理システムです。クラウドでの利用も可能で、テレワーク・在宅勤務を可能にします。多くの利用者の声を反映し、販売管理に必要な機能を標準搭載した完成度の高いパッケージです。ファッションや食品、化粧品や医療など、業態に応じてシステムが構成されており、業務形態に合ったシステムの運用が可能になります。

5.在庫スイートクラウド

infusion-zsc
引用 – 在庫管理・倉庫管理システムの在庫スイートクラウド|スマートフォン対応も

株式会社インフュージョンの在庫スイートクラウドは、現場とオフィスをクラウド連携し、在庫を見える化して作業を進める在庫管理システムです。バーコードを活用した実在庫管理や、棚卸を得意としており、モノの入出をリアルタイムに把握できます。現品ベースの実在在庫を管理し、帳簿在庫だけでの管理で陥りがちな課題を解決可能です。またハンディターミナルとスマートフォンなど、自社に合ったデバイスを選択できます。

プラン名 月額料金(税込) 初期費用 主な特徴
棚卸プラン 14,000円〜 60,000円 バーコードラベル発行とバーコードを使った棚卸を行うツール。
Liteプラン 35,000円〜 120,000円 リアルタイム在庫管理を提供。入出庫履歴の追跡が可能。
Proプラン 40,000円〜 120,000円 入荷予定や出荷指示を取り込んでのピッキング指示や予実管理機能を提供。

6.インターストック

inter-stock
引用 – ソース完全公開の倉庫管理システム(WMS)【インターストック】

株式会社オンザリンクスのインターストックは、倉庫管理、在庫管理を簡単に使えるようにデザインされた、コンパクトな倉庫管理システムです。中堅企業向けに作られており、オープンソースなのでカスタマイズも容易です。追加カスタマイズが無料で可能で、内製化・アジャイルも対応しています。TOTOやオタフク、YKKなどの大企業にも使われており、導入稼働率は99.8%と高い数字を記録しています。インターネットでもサポート充実度や顧客満足度No.1のソフトです。

プラン名 料金(税込) 初期費用 主な特徴
カスタマイズなしプラン 5,000,000円 要問い合わせ 基本ライセンス+ユースウェア+年間保守を含む。
カスタマイズありプラン 8,000,000円 要問い合わせ 基本ライセンス+ユースウェア+年間保守+カスタマイズを含む。

2.大規模向け

大規模事業者向けの製品を以下ではご紹介します。

1.w-keeper

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引用 – 倉庫管理システム(WMS)W-KEEPER|企業向けソリューション|三谷コンピュータ株式会社

三谷コンピュータ株式会社のW-KEEPERは、複数の拠点や多様な商品への対応が可能なオンプレミス型の倉庫管理システムです。自社倉庫、物流センターなどの管理業務を最適化します。食品、アパレル、製造業など多様な業種に対応し、複数拠点・複数荷主も追加費用なしで利用可能です。サポート体制も万全で、リモート保守では、NTRSupportセンターへインターネットで接続し、顧客の接続許可を得て保守作業を開始します。対応の即時性にも定評があります。

2.クラウド WMS Air Logi

ec-zaiko
引用 – クラウドWMS|AiR Logi(エアロジ) は1,500社利用中の在庫管理・倉庫管理システム

株式会社コマースロボティクスのクラウドWMS「 Air Logi」は現在までに約829社で導入実績のある低コストかつ高機能なクラウドWMSです。中でも東証1部上場企業や大規模EC、欧米企業など大規模な企業での導入実績があります。また、システムの開発は楽天市場を30店舗以上運営中のECのプロ集団が行っており、導入までのコンサルティングも物流のプロが行っている為、初心者でも安心して活用できるクラウドWMSです。

プラン名 月額料金(税込) 初期費用 主な特徴
3PL倉庫プラン 10,000円〜 35,000円 出荷件数に応じた従量課金制。サポート費用を含む。
ショッププラン 30,000円〜 35,000円 出荷件数に応じた従量課金制。サポート費用を含む。
ハンディセットレンタル 6,500円/台 6,500円/台 スマホハンディやキーエンス製ハンディターミナルのレンタルが可能。

3.RFLocus

rflocus
引用 – RFLocus

RFルーカス株式会社のRFLocusは、位置情報を自動取得しデジタルマップ上に表示する、在庫・物品管理システムです。これまでのRFIDタグではタグの位置を特定できませんでしたが、RFLocusが特許を取得している電波位相情報時系列解析によって、RFIDタグのついた在庫、物品を高精度に特定します。JR東日本のロケーション管理や、日本経済新聞などにも使われており、高い技術力で在庫・物品管理のDX化を手厚く支援します。

3.万能型

万能型の物流管理システムを以下ではご紹介します。

1.クラウドトーマス

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引用 – WMS(倉庫管理システム・在庫管理システム)ならクラウドトーマス | 物流会社が作ったクラウド型のWMS

株式会社関通のクラウドトーマスは、年間1,100万個以上の商品を出荷している物流会社が作り、様々な現場で使われている倉庫管理システムです。実際に使うことを基軸に考えられており、稼働する物流現場を見ることも可能なので、初めての導入でも安心して始められます。基本の在庫管理、入出庫管理から棚卸機能なども搭載しており、 物流現場のノウハウとシステム機能で、法人向け、個人向け問わず倉庫管理に関する様々な課題を解決します。

プラン名 月額料金(税込) 初期費用 主な特徴
基本利用料 90,000円〜 0円 1〜5アカウントまで利用可能。基本的な在庫管理機能を提供。
追加アカウント料 5,000円/アカウント 0円 6アカウント以上の追加が可能。柔軟な拡張性を提供。
導入支援サービス 200,000円 要問い合わせ 現場設計や業務フロー構築を支援。初期設定やデータ取り込みも対応。

2.倉庫管理システム ONEsLOGI

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引用 – ONEsLOGI / WMS Cloud サービス:ロジスティードソリューションズ株式会社

日立物流ソフトウェア株式会社の倉庫管理システム「ONEsLOGI 」は、現在までに約600社で導入の実績がある倉庫管理システムます。入出荷管理や在庫管理など運送業で必要な各フローをサポートする機能が搭載されており、物流現場において業務の効率化を図る事が可能となっています。また、複数の拠点倉庫・複数荷主の在庫情報を一括して管理する事が可能な為、管轄拠点をオールインワンで管理する事ができる倉庫管理システムです。

3.COOOLa

cooola
引用 – COOOLa|豊富な機能のWMS・クラウド型倉庫管理システム

株式会社ブライセンのCOOOLaは、IT導入補助金2021に認定、経営者が選ぶソフトで3冠を達成し受賞もしている倉庫管理システムです。株式会社ブライセンは開発から設計までをすべて自社開発しており、導入社数が2年連続で約2倍に増加しております。WMSベンダーとして国内最大規模で、高いソフト制作力と開発力があります。基幹システムや人事管理システムも開発しているので、包括的なシステム開発と提案が可能です。業種、業態を選ばず利用できます。

4.楽商

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引用 – 販売管理システム「楽商」シリーズ | 日本システムテクノロジー

株式会社 日本システムテクノロジーの楽商は、業界別に14種類のパッケージソフトを準備しており、さまざまな業態に専門のソリューションを提供可能な在庫管理システムです。パートナー企業としてkintoneやFUJITSUなどがあり、創業から50年の豊富なノウハウと、1,000社以上の導入実績から適切なサポートが可能です。お客様の要望に応じてカスタマイズできることが特徴で、営業、SEが利用者の要望をヒアリングし、コスパに優れた解決策を提示します。

5.Goo2マネ

brother-product-labelprinter-navi-application
引用 – Goo2マネ(ぐぐマネ) 連携システム・ソリューション – ラベルプリンター|ブラザー ビジネスNAVI|ブラザー

ブラザー販売株式会社のGoo2マネは、ピータッチ9500pcとハンディーターミナルを利用する在庫管理システムです。自分で作成したバーコードラベルを利用し、簡単に物を管理することができるようになります。低コストで高速印刷や一元管理を達成可能で、建築や通信、デザインといったさまざまな業種や企業規模での導入が可能です。日立エンジニアリングサービスなどでも利用されており、長年の実績と高い評価を得ているソフトでもあります。

logistics-management-system-comparison-table

物流管理システムの比較表を表示する

「物流管理システム」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • マスタ管理
    • マルチデバイス
    • 外国語表示
    • 入荷管理
    • 棚卸管理
    • 在庫管理
    • 出荷管理
    • 配車管理
    • 作業帳票出力
    • 運賃管理
    • 進捗管理
    • 実績管理
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
製造業の業務効率化とコスト削減
初期費用 要相談
利用料金 要相談
不明
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
不明
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
基本利用料 90,000円~/月額
備考
1~5アカウントまでの料金です。追加アカウント料金は1アカウントにつき5,000円/月額です。追加ショップ・荷主料は50,000円/月額です。
1ヵ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
制限なし
オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 35,000円
利用料金 要相談
3か月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
パブリック版クラウドサービス 50,000円/月額
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
別途お問い合わせ 別途お問い合わせ
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
別途お問い合わせ 別途お問い合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
別途お問い合わせ 別途お問い合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

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8. 物流管理システムを選定する際のポイント7つ

自社に合う物流管理システムを選定するためにはいくつかのポイントがあります。本章では、物流管理システムを選定する際のポイントを7つとよくある導入失敗のパターンを紹介します。

  1. 自社の業務に適した機能を持ったシステムを選ぶ
  2. 実績のある信頼性の高いベンダーからシステムを選ぶ
  3. システムの導入コストや維持費用を比較検討する
  4. システムの拡張性やカスタマイズ性を確認する
  5. ユーザビリティを重視した使いやすいシステムを選ぶ
  6. セキュリティ面でのリスクが最小限に抑えられるシステムを選ぶ
  7. 導入後のサポートやアフターサービスを確認する

1.自社の業務に適した機能を持ったシステムを選ぶ

物流管理システムを選ぶ際は自社の業務に必要な機能を確認し、それに適したシステムを選ぶことが重要です。在庫管理や配送管理、顧客管理など業務に必要な機能を確認し、提供される機能がそれらをサポートできるか確認する必要があります。製品によって搭載されている機能や特化している機能が異なるため、細かく確認することをおすすめします。業種に特化した製品もあるため、そのような条件から必要な機能や課題解決につながるかなどを念頭において最終的に導入する製品を選びましょう。

2.実績のある信頼性の高いベンダーからシステムを選ぶ

システムを導入する際にはベンダーの実績や信頼性も重要な要素となります。ベンダーの選択にあたっては過去の実績や顧客満足度などを調査し、信頼性の高いベンダーを選ぶことが望ましいです。また、導入後のサポート体制やアフターサポートの充実も重要なポイントです。

3.システムの導入コストや維持費用を比較検討する

物流管理システムの導入にはコストが大きな要素となります。複数のベンダーから見積もりを取り、コストと機能面をバランスよく考慮した選択が求められます。ただし、運用時にもコストが発生するため導入効果とコストを比較して検討することが大切です。また、将来的な事業拡大に備えてシステムの拡張やデバイスの追加が可能かどうかも考慮する必要があります。コスト効率を重視しつつ、中長期的なコストも視野に入れて最適な物流管理システムを選択しましょう。

4.システムの拡張性やカスタマイズ性を確認する

物流管理システムを選ぶ上で、システムの拡張性やカスタマイズ性を確認することは非常に重要です。拡張性があるシステムであれば、将来的に業務の拡大に合わせてシステムを柔軟に拡張することができ、長期的な視点で見た際にコスト効率的です。

また、カスタマイズ性が高いシステムであれば、企業独自の業務フローに合わせてシステムをカスタマイズできるため作業効率を高めることができます。システムの拡張性やカスタマイズ性をしっかり確認することで、長期的な視野でシステムを選択することができ、企業の業務改善につながります。

5.ユーザビリティを重視した使いやすいシステムを選ぶ

物流管理システムは使いやすさが重要であり、直感的な操作ができるシンプルなUIや操作マニュアルが必要です。システム導入後は作業者がデバイスの操作に慣れるまでに時間がかかることがあるため、製品選定にはデバイスの扱いやすさやアプリの操作性などを考慮する必要があります。

6.セキュリティ面でのリスクが最小限に抑えられるシステムを選ぶ

物流管理システムは企業の重要な情報を扱うため、セキュリティ面には十分な注意が必要です。不正アクセスや情報漏えいのリスクが最小限に抑えられるセキュリティ対策がしっかりとされたシステムを選ぶことが重要になります。また、運用中にセキュリティの脆弱性が発見された場合には、迅速な対応ができる体制が整備されているかについても確認しましょう。

7.導入後のサポートやアフターサービスを確認する

システムが故障した場合や操作に不明点が生じた場合に、迅速かつ適切な対応を受けられるかが大切です。そのため、導入前にシステム提供会社のサポート体制やアフターサービスについて詳しく調べる必要があります。また、契約内容に明確な記載があるか、問い合わせ先が明確か、サポート体制が24時間365日対応であるかなどを確認することで、導入後のトラブル対応や業務の円滑化につながるでしょう。

よくある導入失敗のパターン(事前に避けるべき落とし穴)

SCM視点の欠如/分断投資
物流だけのKPIで最適化し、生産・購買・販売と連携しないまま導入してしまうと、在庫やリードタイムがかえって悪化することがあります。近年はエンドツーエンドで統合する考え方が主流です。

現場プロセスの棚卸不足(As-Is/To-Be不在)
「システムを入れ替えれば良くなる」と考え、業務設計の見直しや標準化を省いてしまうと、設定が迷走して定着しづらくなります。WMS/TMSでは典型的な落とし穴です。

マスタ・データの不備
品目・ロケーション・取引先などのマスタが不完全/重複/非正規化のままだと、在庫差異や誤配送が発生しやすくなります。導入前から整備計画と運用ルールを用意しておくことが重要です。

“ERP実績があるか”だけで選ぶ
「自社ERPとつないだ実績」の有無に過度に依存すると、本質的な機能適合や将来拡張性を見落とします。選定時は機能適合と総合力の両面で評価すべきです。

過度なカスタマイズでアップグレード不能に
短期要望に合わせた重いカスタマイズを行うと、将来の更新や保守が難しくなります。標準機能の活用を基本にし、拡張はAPI中心で設計するのが安全です。

仙石 惠一
合同会社Kein物流改善研究所/代表仙石 惠一
物流管理システム導入でよく誤解されがちなことに、物流管理システムを導入すればシステムの機能のおかげで直接的に物流品質が上がったり、物流コストが下がったりするという認識があります。もちろん、今の手作業を自動化できるプロセスでは可能かもしれません。しかし多くの会社で物流業務プロセスが確立されていない状況でシステムを導入するケースが見受けられますがそれは避けたほうが良いでしょう。
サプライチェーン上にある調達や生産、販売などのプロセスと連携して初めて物流は効率化できます。この点を物流管理システム導入検討時にはくれぐれもしっかりと検討することをお勧めします。
システムベンダーを選定するときには、物流上の具体的課題を相手に質問し、それにふさわしい回答が得られることを確認しましょう。物流業務を知らないベンダーの商品にはリスクがある可能性も否定できませんので。

9. 物流管理システムを導入するメリット・デメリット

次に、物流管理システムを導入した際にもたらされるメリット・デメリットを紹介します。

物流管理システム導入のメリット6選

メリットは6つあります。

  1. 業務全般の生産性が向上する
  2. 関節業務を大幅に効率化
  3. 在庫や運送などのコスト削減につながる
  4. リアルタイムに情報を共有できる
  5. データ分析に基づく意思決定が可能に
  6. 物流品質の大幅改善

1.業務全般の生産性が向上する

在庫・作業・配送の状態をリアルタイムで可視化できるため、管理者が現場から離れていても状況を把握し、タイムリーに指示を出せます。結果として滞留や手待ちなどのロスを素早く排除できます。最新のSCMでは、デジタルツイン等と組み合わせることで、可視化と同時に予測・処方的な打ち手まで提示する取り組みが広がっています。

2.間接業務を大幅に効率化

入出荷・在庫・配送の膨大なログを自動で集計・可視化でき、従来は時間がかかった在庫回転・欠品/過剰の検知、リードタイムや生産性KPIの把握が即時化します。リアルタイム指標の整備は、その場の意思決定(作業配賦・増員判断・優先順位付け)を後押しします。

3.在庫や運送などのコスト削減につながる

物流管理システムの導入により人的ミスの防止や業務の効率化が可能なため、コスト削減が実現できます。さらに、在庫の最適化や配送ルートの最適化によって、在庫コストや運送コストを削減することができます。そのため、余計な仕入れや廃棄ロスを最小限に抑えることができ、結果的にコスト削減や品質維持を実現できます。これにより、企業はより効率的に業務を行い、競争力を高めることができます。

4.リアルタイムに情報を共有できる

物流管理システムの導入によりリアルタイムでの情報共有が可能になります。配送状況や在庫状況などの情報を担当者や関係者が時間と場所を問わずに確認できるため、情報共有の効率化が図れます。また、情報共有における人的ミスの発生を抑えることが可能です。

5.データ分析に基づく意思決定が可能に

物流管理システムは膨大な量のデータを収集・分析できるため、効率的な物流戦略の立案や改善が可能になります。例えば、配送ルートの最適化や在庫管理の改善など、データに基づいた意思決定ができるようになります。また、データ分析により商品の需要予測やサプライチェーンの可視化も可能になります。これにより、迅速かつ正確な意思決定ができ、経営効率の向上につながります。

6.物流品質の大幅改善

人手中心の現場では、ピッキング誤りは一般に1〜2%程度発生するとされますが、スキャンやガイダンスの導入で有意に低減できることが報告されています。業界では品質をPPM(100万件あたり不良件数)で管理するのが一般的で、導入後に“百分率レベル→PPMレベル”へと桁違いに改善する事例も珍しくありません。

物流管理システム導入のデメリット6選

物流管理システムを導入することでさまざまなメリットが得られますが、デメリットも存在します。本章では、物流管理システムのデメリットについて解説しますので、導入前に確認しましょう。

  1. 導入コストが高い
  2. システムに対するトレーニングや学習が必要になる
  3. システムに不具合が生じた場合、業務遂行に影響を与える可能性がある
  4. システムが故障した場合、業務がストップする可能性がある
  5. セキュリティ面での問題がある場合、機密情報が漏えいする可能性がある
  6. ベンダーや製品品質にばらつきがある

1.導入コストが高い

物流管理システムは導入コストが高いため、初期費用の負担が大きくなる可能性があります。また、導入後の保守やアップグレードにも費用がかかるため、継続的なコストが必要となります。しかし、導入後に効率化やコスト削減が実現できることを考慮すれば、長期的な視点で見ればコストメリットがある場合もあります。

2.システムに対するトレーニングや学習が必要になる

物流管理システムは複雑な機能を持っており、システムに対するトレーニングや学習が必要となる場合があります。従業員の教育や訓練に時間やコストをかける必要があるため、初期負担が大きくなる可能性があります。しかし、正しく運用することで、業務の効率化や品質向上につながることが期待されます。

3.システムに不具合が生じた場合、業務遂行に影響を与える可能性がある

物流管理システムに不具合が生じた場合、正常な業務の遂行に影響を与える可能性があります。そのため、システムの安定性や信頼性が重要になります。不具合が生じた場合は迅速かつ適切に対処することが必要となります。しかし、万一のトラブルが起きた場合でも適切なサポートを受けることで復旧や改善が可能になる場合もあります。

4.システムが故障した場合、業務がストップする可能性がある

物流管理システムが故障した場合、業務がストップする可能性があります。特に、システムに重要なデータや情報が保存されている場合、その情報が利用できなくなることは大きな問題です。従業員は手作業で業務を行う必要があり、時間や労力の浪費につながる可能性があります。そのため、システムのバックアップや冗長性の確保が必要です。

5.セキュリティ面での問題がある場合、機密情報が漏えいする可能性がある

物流管理システムのセキュリティ面での問題がある場合、企業の機密情報が漏えいする可能性があります。例えば、システムにアクセスするためのIDやパスワードが不適切であったり、システムに不正アクセスされたりすると企業の重要な情報が流出するリスクがあります。また、システムの不具合やバグがあった場合には外部からの攻撃を受けやすくなることもあります。そのため、セキュリティ対策の徹底が求められます。

6.ベンダーや製品品質にばらつきがある

物流会社系や現場理解の高いベンダーは使い勝手や改善提案の精度が高い一方、現場解像度が低い製品は“物流改善”視点が弱く、損失を生む可能性があります。選定時は現地診断→具体的改善案→KPI影響まで提案できるかを評価軸にしてください。

仙石 惠一
合同会社Kein物流改善研究所/代表仙石 惠一
先ほども記した通り、物流管理システムを導入したからと言って、直接的に効果が出るわけではありません。もちろん今の業務が確立されており、それを自動化できるようなシステムは直接的なメリットがあると言えます。そうでない場合はしっかりとした業務プロセスを構築し、そのプロセスをサポートさせるという観点で導入しないと失敗する可能性があります。
導入する物流管理システムで現状の「見える化」が図れれば、それをどう改善するかという動機づけにつながります。これができるシステムであれば導入するメリットと言えます。見える化のポイントはSQDCM(安全・品質・納期・コスト・マネジメント)です。
デメリットは当たり前のことですが、自社の課題解決に寄与しないシステムの導入です。倉庫内作業の労働生産性を見える化したい、在庫が標準在庫と比較して現状は妥当であるか否かを見える化したい、トラック積載率を重量的にも容積的にも見える化したい、こういった諸課題を見える化できるしくみがあれば後はその実態の改善実行は皆さん次第です。ですからこういった物流管理の基本機能を有しないシステムを導入してしまうことが最大のデメリットです。システムを導入したものの、何も改善が進まない大きな理由はシステムの選択ミスと言えるのです。

10. 物流業務の最適化には物流管理システムの導入が必須

本記事では、物流管理システムについて詳しく解説しました。物流を効率的かつ正確に管理することは、企業の競争力を保つ上で不可欠な要素です。物流管理システムには在庫管理や配送管理、倉庫管理などの様々な機能が備わっており、これらを一元管理することで業務プロセスの改善やコスト削減につながります。

この記事を参考にして物流管理システムを導入し、物流業務を効率化して頂ければ幸いです。

仙石 惠一
合同会社Kein物流改善研究所/代表仙石 惠一
物流システムを導入したからといって、直接的にSQDCが向上するとは限りません。
導入に先立って自社の物流の課題が明確になっていること、その課題の程度が定量化されていることが大切なポイントになります。たとえば日に1件誤出荷があるので、それをサポートシステムで解決したいといったように。
物流システム投資は小さくありません。山のようにあるシステムの中からより慎重に選びましょう。
システムベンダーも様々ですから、ベンダー選定の際には物流知識を持っているかどうかを確認すると良いでしょう。自社の物流課題を投げかけてみて、それにどう回答してくれるかで判断することをお勧めします。

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「物流管理システム」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
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  • 無料トライアル
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    • マルチデバイス
    • 外国語表示
    • 入荷管理
    • 棚卸管理
    • 在庫管理
    • 出荷管理
    • 配車管理
    • 作業帳票出力
    • 運賃管理
    • 進捗管理
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  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
製造業の業務効率化とコスト削減
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クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
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初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
基本利用料 90,000円~/月額
備考
1~5アカウントまでの料金です。追加アカウント料金は1アカウントにつき5,000円/月額です。追加ショップ・荷主料は50,000円/月額です。
1ヵ月
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初期費用 35,000円
利用料金 要相談
3か月
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パブリック版クラウドサービス 50,000円/月額
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クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト パッケージ型ソフト 
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在庫管理システム物品管理システム受発注システム物流管理システム

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製品のおすすめポイント

  • 卸への一括発注、システムを通じた卸担当者とのやり取りも可能
  • グループ施設管理機能で本部の工数削減に、承認権限者も個別に設定可能
  • ラベル活用で受発注や棚卸しを簡素化、バーコードは国際標準に対応

在庫管理システム物品管理システム物流管理システム

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製品のおすすめポイント

  • ラベルによる物流管理システムで物品の状況を正確に把握、電子カルテ等との連携も
  • 滅菌管理システムの活用で迅速な器材状況の把握、ペーパーレス化を実現
  • 機器管理システムで購入情報・稼働状況の一元管理、夜間・休日が貸出可能に
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製品のおすすめポイント

  • 海外倉庫の在庫状況の一元管理が可能
  • イベント管理機能により迅速な対応が可能
  • ドキュメント管理・作成作業の効率化が可能
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製品のおすすめポイント

  • 全体最適な出荷計画が可能
  • 物流進捗管理機能により迅速な対応が可能
  • 物流KPI管理によりサービス品質の向上が可能

在庫管理システム倉庫管理システム物流管理システム

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製品のおすすめポイント

  • データの一元管理が可能で、他システムとの連携もしやすい
  • 現場に合わせて、ハンズフリーによる作業効率化も可能
  • 物流のプロによる「導入支援サービス」が充実

倉庫管理システム物流管理システム

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製品のおすすめポイント

  • 柔軟な運用変更や、製品特性に合わせた管理が可能
  • 汎用性と拡張性を高く保つ、さまざまな機能
  • 運用情報が分かりやすく、業務改善につながる
  • 管理情報の共有と権限設定で、情報をコントロール

倉庫管理システム物流管理システム

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製品のおすすめポイント

  • ハンディターミナルをAndroidアプリし低コストを実現
  • 特許取得のバッチ処理技術により業務の効率化を実現
  • 3PL業務の請求を自動化(オプション)

倉庫管理システム物流管理システム

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製品のおすすめポイント

  • 入出荷作業の進捗管理が可能
  • 在庫の受け払い管理により物流品質の改善が可能
  • セキュリティ対策と個人情報保護の強化により安心・安全な運用が可能

倉庫管理システム物流管理システム

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製品のおすすめポイント

  • 複数のピッキング方法に対応、チェック作業をなくし精度向上
  • データ連携可能、作業工程ごとに実績データ出力
  • 高いトレーサビリティと見える化によって信頼性が向上

在庫管理システム物流管理システム

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製品のおすすめポイント

  • RFIDによってタグの位置を特定する最新技術を使用
  • P3 Finderで探し物の位置を高速・高精度に特定
  • 入出庫をAI解析を使い、リアルタイムに自動管理可能

在庫管理システム倉庫管理システム物流管理システム

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製品のおすすめポイント

  • 最先端のシステムで柔軟なカスタマイズが可能
  • ローコストで運用可能、60%以上のコスト削減ケースも
  • 国内外における、大規模も含めたWMSの運用実績が豊富

よくある質問

物流管理システムとは何ですか?

入庫から出荷までの在庫・配送状況を一元管理し、業務の自動化・可視化を実現するソフトウェアです。

物流管理システムのクラウド型とオンプレミス型の違いは?

クラウド型はインターネット経由で手軽に利用可能。オンプレミス型は自社サーバ設置でカスタマイズ性とセキュリティが高いです。

物流管理システムの導入にかかる費用はどのくらい?

初期費用+月額利用料が一般的。クラウド型は低初期費用、オンプレミス型はサーバ導入コストがかかります。

物流管理システムの導入前に確認すべきポイントは?

自社業務に必要な機能、拡張性、サポート体制、セキュリティ要件、運用コストなどを事前に洗い出しましょう。

物流管理システムは中小企業にも導入できますか?

クラウド型を選べば初期投資を抑えつつ、必要機能のみ利用できるため中小規模でも導入しやすいです。

物流管理システムで削減できる主なコストは?

在庫過多解消による保管費と、配車最適化による燃料費が代表的です。RFLocus導入企業では棚卸時間を80%短縮し現金化を早めた例があります。

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