製品を導入することになった背景

ソニー銀行株式会社は、2001年に設立され、インターネットを活用した資産運用銀行として、多彩なオンラインバンキングサービスを展開しています。最新のテクノロジーを金融の分野に活かすことを目指し、お客様の金融に関する自由度を高めるサービスを提供しています。この背景から、技術動向を定常的にチェックし、クラウド技術に早くから着目していました。

導入前に企業が抱えていた課題

ソニー銀行株式会社は、金融業界において創造的なビジネスを追求する中で、クラウド技術の採用を検討していました。特に、AWSの多彩な機能とコスト削減のメリットに注目していましたが、セキュリティ面やシステムリスク面の評価が課題となっていました。また、Amazon RDSの機能制限や、データベースの操作履歴の取得とモニタリングの方法についての課題も存在していました。

導入前の課題に対する解決策

ソニー銀行株式会社は、Amazon RDSにも対応できるデータベース監査ツールを探求しました。その結果、データベースのログ機能を使用して、リモートでログの取得、管理、監査を実現するソフトウェア「AUDIT MASTER」を採用しました。AUDIT MASTERは、Amazon RDSを含むデータベースの場所や環境に関わらず、ログ監査を行うことができるため、Amazon EC2に構築したAUDIT MASTERから、Amazon RDSとオンプレミス環境のデータベースを一元的に対応する構成を取りました。

製品の導入により改善した業務

AUDIT MASTERの導入により、ソニー銀行株式会社はデータベース監査システムの初期費用とランニングコストを従来の半分以下に削減することができました。さらに、強力なレポーティング機能により、レポート作成が自動化され、データベース監査の運用業務が効率化されました。また、取得すべき監査ログを100%取得し、クエリやSQLレベルまでの監視、分析が可能となり、データベースの監査の完全性を高めることができました。