製品を導入することになった背景

SHOWROOM株式会社は、アイドルの生配信やプロ野球中継など、多岐にわたる動画のライブ配信プラットフォームを運営しています。元々はDeNAのライブ動画ストリーミングプラットフォーム事業としてスタートし、動画ニーズの高まりを背景に2015年に株式会社化しました。SHOWROOMのR&D事業部部長は「“ライブ”感を大事にしているため、動画配信を止めることは許されない」と述べています。

導入前に企業が抱えていた課題

SHOWROOMは、インターネットを活用してリアルタイムのライブ感を重視した動画配信サービスを提供しています。視聴者はリアルタイムでコメントをしたり、ギフトを送ることができるのが特長です。しかし、動画配信サービスの特性上、いつトラフィックが増加するか予測することは難しく、常にトラフィックの増加に備える必要がありました。また、海外のクラウドサービスを使用していたものの、ネットワークコストの増加が懸念されました。

導入前の課題に対する解決策

SHOWROOM株式会社は、ネットワークコストの削減とサービスの拡大を見越してインフラの再検討を行いました。自社内でのサーバー設置も考慮されましたが、将来のサービス拡大を考慮するとクラウドが最適と判断されました。そこで、ネットワークコストを抑えつつ、ビジネスの成長に対応できるクラウドサービスを求め、IDCフロンティアの「IDCFクラウド」を選択しました。IDCFクラウドはネットワークコストを大幅に削減できるだけでなく、技術的なサポートも充実している点が採用の決め手となりました。

製品の導入により改善した業務

IDCFクラウドの導入により、SHOWROOM株式会社はネットワークコストを50%以上削減することができました。この結果、会社全体の経営や予算に大きなインパクトを与え、収益構造の改善に寄与しました。さらに、IDCFクラウドのネットワーク帯域は10G以上と広帯域であり、大量のトラフィックを処理する能力があります。このため、動画のストリーミング配信においても、高い品質と安定性を維持しつつ、コストを削減することができました。R&D事業部部長は、IDCFクラウドの導入により、サービスの安定性やパフォーマンスが向上し、障害発生時の対応も迅速に行えるようになったと述べています。