製品を導入することになった背景

2013年2月に創業し、同年7月にサービスを開始したフリマアプリ「メルカリ」は、開始から3年弱で日米合計のダウンロード数が3,200万を記録し、月間の流通額が国内で100億円を超える急成長を遂げました。このサービスの拡大に伴い、メルカリを運営する株式会社メルカリの社員数も3ヶ月で70人増加し、200人から270人へと増えました。しかし、労務担当者は1名のみで運用しており、このような急成長の中での人事労務の課題を解決するために、SmartHRを導入することを決定しました。

導入前に企業が抱えていた課題

株式会社メルカリは、従業員の入退社手続きの工数が多く、社労士事務所とのやりとりでタイムラグやズレが発生していました。また、従業員情報を手入力で管理していたため、入力ミスや情報の漏れが頻発していました。特に、新入社員の入社手続きは、エクセルでの情報入力や社労士とのメールや郵送のやり取りが煩雑で、健康保険証の受け取りにもタイムラグが発生していました。

導入前の課題に対する解決策

SmartHRの導入により、社労士とのデータ共有ややり取りの効率化が図られました。SmartHRは、入力ミスを減少させるためのアラート機能や、正確な情報の収集をサポートする仕組みを提供しています。また、マイナンバーの収集や管理もSmartHRの機能で簡単に行えるようになりました。さらに、顧問社労士事務所ともSmartHRのアカウントを共有し、双方で同じデータを閲覧できるようになり、データのズレやタイムラグを解消しました。

製品の導入により改善した業務

SmartHRの導入により、入社手続きが劇的にスムーズになり、保険証も迅速に手元に届くようになりました。従業員からは、SmartHRの操作が分かりやすく、ゲームのような感覚で情報入力ができるとの声もありました。また、データの入力ミスが減少し、社労士事務所とのやり取りも効率化されました。さらに、マイナンバーの収集や管理、保険や法律などの制度や書類フォーマットへの対応もスムーズに行えるようになりました。