製品を導入することになった背景

Web会議周辺機器の卸売を行うEPテクノ株式会社は、関連会社の山梨県の倉庫で製品の検品作業を実施していました。しかし、2020年4月の全国的な緊急事態宣言により、長期間にわたる検品作業の中断が予想されました。この状況を受けて、販売元である株式会社ブイキューブからの提案を受け、RealWear製のスマートグラス「HMT-1」と遠隔会議システム「V-CUBE コラボレーション」を組み合わせた遠隔作業支援ソリューションを導入することとなりました。

導入前に企業が抱えていた課題

EPテクノ株式会社は、検品作業のために都県をまたいでの長距離移動が必要でした。この移動に伴い、全スタッフが移動することで現地での空き時間が生じるというムダが発生していました。また、Webカメラやモバイル端末のカメラでは、検品対象製品を適切なアングルで映し出すことが難しいという課題もありました。

導入前の課題に対する解決策

「遠隔作業支援ソリューション」を導入することで、現場のスマートグラスで撮影した映像と音声を、在宅勤務中のスタッフに共有することが可能となりました。このソリューションにより、検品作業を行う作業者が映像と音声をチェック者や指示者に共有し、遠隔での検品作業が実現されました。また、音声認識型のスマートグラスを使用することで、音声入力によるカメラの操作が可能となり、製品の詳細を簡単に映し出すことができるようになりました。

製品の導入により改善した業務

製品の導入により、遠隔からの検品作業がスムーズに行えるようになりました。スマートグラスを通じて、検品作業の映像と音声を高品質で共有することができ、検品作業の効率が大幅に向上しました。また、音声での操作が可能なスマートグラスを活用することで、手元が塞がっている状態でも音声でカメラや露出の調整ができ、よりクリアな映像を共有することができるようになりました。これにより、検品作業の時間短縮やムダの削減が実現されました。