ESBとは?EAI・ETLとの違いもわかりやすく解説
最終更新日:2024/11/13
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目次
iPaaS(複数のクラウドサービスやオンプレミスなどで管理されている独立化したデータを一元的に連携するためのソリューション)にはいくつか種類がありますが、その中のひとつに「ESB」があります。本記事では、そもそもESBとは何か、導入するとどんなメリットがあるのか、また、類似のツール「EAI」や「ETL」との違いについてわかりやすく解説します。
ESBとは?
ESB(Enterprise Service Bus)とは、既存のアプリケーションをパーツ化して、パーツごとに組み合わせて新しいアプリケーションを構築する手法のことです。ESBがデータ変換、プロトコル変換、メッセージルーティングなどの操作を実行しすることで、アプリケーションやウェブサービスの統合を効率的に処理できます。
また、ESBによって、データ・モデルの変換、コネクティビティーの処理などの統合が可能になります。
データの流れは
アプリケーション→ESBがデータを変換→他のアプリケーション
という流れになります。
ESB導入のメリット
ESBを導入すると、
- アプリケーションの保守・管理・運用がしやすくなる
- アプリケーション統合・開発が効率化できる
- スケーラビリティに優れている
というメリットがあります。順に解説します。
アプリケーションの保守・管理・運用がしやすくなる
データやサービスを単一の通信路で流通させるバス型の構造となっており、各システムが個別の通信システム等を用意する必要がありません。そのため、異なるアプリケーションやシステム間のデータを、シームレスに統合することができます。これにより、アプリケーションの保守・管理・拡張を簡単に行うことができます。
アプリケーション統合・開発が効率化できる
従来統合にかかっていた時間が大幅に短削減され、アプリケーションの提供・改善に多くの時間を割くことができるようになります。また、アプリケーションの統合はプロジェクト間で再利用できるため、下流工程ではさらなる生産性の向上・コスト削減が可能になります。
スケーラビリティに優れている
成長するビジネスニーズに合わせて、簡単にシステムを拡張することができます。新しいシステムを導入する際にも、拡張時にシステムを停止する必要がありません。ESBのアプリケーション統合は中心となるサーバーが不要のため、システムを稼働したまま追加することができます。
ESB導入時の課題
ESB導入時には、以下のような課題があります。
- コストがかかる
- 統合の際、他システムに影響を及ぼす場合がある
順に見ていきましょう。
コストがかかる
ESBの実装・保守には専門的な知識が必要なため、属人化するほか、複雑でコストがかかります。ESBは複数のシステムを接続するための様々な機能が備わっており、また、大量のデータを処理するための大容量のメモリやストレージが必要になるため比較的高価になります。また、アプリケーションの統合が増えると、サーバーの高可用性(HA)や災害対策のコストが増加します。
統合の際、他システムに影響を及ぼす場合がある
アプリケーション統合に変更や機能強化を行うと、他のシステムに影響を及ぼし、不安定になることがあります。そのため、ESBのミドルウェアを更新する際には、既存の統合に影響を与えないよう入念なテストが必要です。また、ESBは一元管理されているため、アプリケーションチームは統合の処理を待たなければならないことがあります。
EAIとの違い
ESBは、システムの拡張性を高め、安定した稼働を実現するため、分散処理の仕組みを取り入れています。一方、EAIは、データの集中処理を行うため、システムが複雑になると処理速度が低下しやすいです。従来のEAIの「ハブ&スポーク」方式では、1つの中央システムに負荷が集中するため、パフォーマンスに問題がありました。その課題を解決するために「バス形式のEAI」=ESBが登場しました。こうして生まれた統合ソリューションであるESBは、安定しており軽量で、システムを柔軟に統合できる点が特徴です。
EAIについてより詳しい解説はこちら
ETLとの違い
ETLはデータの「抽出」「変換」「格納」を行うツールで、ESBとETLは目的に違いがあります。ESBは異なるアプリケーション・システム間のデータ連携のためにデータの抽出や変換を行いますが、ETLはデータソースからデータを抽出・変換・格納する手段です。
ETLについてより詳しい解説はこちら
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ESB導入でアプリケーションの保守・管理・運用を効率化しよう
ESB(エンタープライズサービスバス)は、異なるアプリケーション間の統合を効率化する仕組みで、データ変換やメッセージルーティングなどの機能を持ちます。これにより、保守や管理が簡単になり、システムの拡張も柔軟に行えるため、成長するビジネスに対応可能です。ESBを導入して、アプリケーションの保守・管理・運用をさらに効率化しましょう。
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