編集プロダクションを東京で探すコツは?おすすめの編プロ7社を紹介
最終更新日:2024/10/22
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目次
編集プロダクションにコンテンツ制作を依頼したいけれど、「どのように外注先を探したら良いのか」「どこまでの業務をお願いできるのか」など、分からないことが多いのではないでしょうか。
コンテンツ制作の方法を大きく分けると、「内製」と「外注」の二択です。編集プロダクションに外注する場合は、企画から執筆までをまとめて任せられるため、自社でスタッフを抱えなくても、必要なタイミングでコンテンツを制作できます。
本記事では、編集プロダクションの業務内容や依頼先選びのポイントを解説します。東京を拠点とするおすすめの編集プロダクションも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
編集プロダクションとは?出版社との違い
編集プロダクションの業務内容は、書籍や雑誌などの出版に携わる出版社と部分的によく似ています。一方で、それぞれには下記のような違いがあります。
出版社 | 発行物の出版権や増刷権を占有し、企画から出版まで携わる |
編集プロダクション | 編集のみに特化した業務を行う |
以下で、出版社と編集プロダクションの違いを詳しく解説するので、具体的な業務内容をイメージする際の参考にしてください。
出版社とは発行物の版権を持っている
出版社は、書籍や雑誌などを出版する権利を持ち、企画から出版までのすべてに携わります。具体的には、企画を提案して著者に原稿を依頼したり、発行物を販売したりするのが主な業務です。
出版社には、大きく分けて「編集」「営業」「管理」といった部署があります。ほかにも、「広告」「校正」などの部署を設けている企業も少なくありません。自社の編集部で執筆や編集をしている出版社もありますが、実際には、編集プロダクションに実務を委託しているケースが多いといえます。
編集プロダクションは発行物の制作に特化している
編集プロダクションは、企画の立案や原稿の執筆を含めた編集業務に特化しているのが特徴です。基本的に、出版社や広告代理店などの依頼を受けて編集実務を代行するため、編集プロダクションは出版権や増刷権を持ちません。
編集プロダクションには、編集分野別に複数の専門家が所属しており、チームとして一つのコンテンツを仕上げていく役割を担います。なお、編集プロダクションは自社で販売やPR活動を行わないため、内部には「編集」の部署しかないケースがほとんどです。
紙媒体だけでなくWebコンテンツまで対応
従来、編集プロダクションは書籍や雑誌などのアナログコンテンツの編集を行っていました。しかし、近年はインターネットやスマートフォンの普及によって、デジタルコンテンツを制作・編集する需要が高まっています。
東京を中心にWeb系の編集プロダクションの数も増えており、出版社に限らず、多くの一般企業がコンテンツ制作を外注している状況です。
編集プロダクションを取り巻く環境
近年は、編集プロダクションを取り巻く環境も変化しています。全国の書店や出版社などの業界団体が設立した一般社団法人日本出版インフラセンターによると、2024年6月時点の書店数は1万802店で、過去10年で4700店ほど減少しました。
書店数が減少している背景には、オンラインでの書籍購入が増えたこと、電子書籍が販売されるようになったことなどが挙げられます。また、インターネットの普及によって簡単に必要な情報にアクセスできるようになり、廃刊に追い込まれた人気雑誌も少なくありません。
スマートフォンの普及によって娯楽が多様化し、コンテンツを提供する場も増えています。編集プロダクションにとっても、時代のニーズに合わせた対応が不可欠な状況だといえるでしょう。
参考: 一般社団法人日本出版インフラセンター|書店マスタ管理センター
編集プロダクションの業務内容
編集プロダクションの業務内容は、企画から原稿の校正・校閲まで多岐にわたります。
以下で、編集プロダクションの業務内容を解説するので、ぜひ理解を深めてください。
ヒアリング・見積り
編集プロダクションは、まずクライアントの要望をヒアリングしてから、見積りを作成します。編集プロダクションは、クライアントからの依頼を受けて編集業務を代行するのが基本です。
クライアントの要望に沿って、大まかな費用と制作スケジュールを割り出し、提案するところからコンテンツ制作が始まります。
企画
編集プロダクションの主な業務内容の一つが、コンテンツの企画・提案です。具体的には、クライアントが持ち込んだ企画を精査したうえで、必要に応じて手直ししたり、新たな企画を発案したりします。
従来の編集プロダクションは、編集業務に特化していましたが、近年はデジタルコンテンツを含めた対応が求められるようになりました。市場の変化に伴い、企画から制作まで一貫して担う編集プロダクションが増えています。
ディレクション
ディレクションも、編集プロダクションの業務内容の一つです。ディレクションとは、プロジェクトにおいて成果物の方向性や進捗を管理しながらゴールに導くことを意味します。
具体的には、コンテンツを完成させるまでのスケジュールを立て、指示書や計画書などを作成するのが主な役割です。進捗を確認しながら、必要に応じて各所との調整を行い、完成度の高いコンテンツを追求します。
クリエイターへの依頼
写真やイラストなど、コンテンツ制作におけるクリエイティブを用意するのも、編集プロダクションの仕事です。必要に応じて、ライターやフォトグラファー、イラストレーターといったクリエイターにコンテンツ用の原稿や素材の制作を依頼します。
編集プロダクションにクリエイターが在籍している場合もあれば、外部に委託するケースも少なくありません。なお、外部に委託する場合でも、編集プロダクションが責任を持ってディレクションや管理業務を担います。
取材・撮影
コンテンツ制作に必要な取材や撮影も、編集プロダクションの業務内容の一部です。取材に関連する業務は、アポイントの取得やインタビューの実施、録音内容の文字起こしなど、多岐にわたります。
なお、編集プロダクションによって、取材や撮影の対応可否、対象エリアなどが異なるため、事前に確認しておきましょう。
原稿の作成・推敲・編集
原稿の作成・推敲・編集は、編集プロダクションの中心的な業務の一つです。編集プロダクションの編集者は、クライアントや外部のライターが作成した原稿をもとに、読みやすさを追求し、内容を編集します。
編集プロダクションの編集者のなかには、自らライティングやデザインといったコンテンツを制作できる人も少なくありません。そのため、多くの編集者は文章の調整に加えて、フォントやデザインなどの総合的な編集も担っています。
校正・校閲
校正・校閲も、編集プロダクションの業務内容の一部です。具体的には、原稿の完成後、誤字脱字を修正して文章を整えたり、内容や参考資料の事実確認をしたりします。
校正・校閲はコンテンツの質を高め、成果につなげるために不可欠な作業です。特に、書籍や雑誌の場合は、編集プロダクションではなく、出版社が校正・校閲を行うケースが多いといえます。
メディア運営・拡散
コンテンツ納品後のメディア運営や拡散も、編集プロダクションの業務に含まれます。
完成したコンテンツを納品した後でも、ほとんどの場合は修正やアップデートなどが必要です。そのため、多くの編集プロダクションが、メディアの運営業務やSNSでの拡散業務を一貫して引き受けています。
編集プロダクションを選ぶ際の6つのポイント
編集プロダクションを選ぶ際は、料金はもちろん、得意ジャンルや制作実績を参考に、自社のニーズにマッチしている会社を見極めることが大切です。
以下で、編集プロダクションを選ぶ際のポイントを6つ解説するので、ぜひ参考にしてください。
1.得意とするジャンルは何か
編集プロダクションを選ぶ際は、得意ジャンルが何かを確認しましょう。編集プロダクションの多くは、特定のジャンルに特化したネットワークや強みを持っています。
編集プロダクションを選ぶ際は、自社の業界や事業に特化したネットワークを持つ会社のほうが、成果を期待できるほか、安心して仕事を依頼できるでしょう。
2.料金が明瞭か
編集プロダクションを選ぶ際は、料金が明瞭かどうかもポイントです。
なかには、コンテンツ制作において、文字単価の目安を定めている編集プロダクションもあります。ただし、編集業務は多岐にわたるため、依頼内容によっては、追加で企画・取材・撮影・デザインなどの費用が発生するので注意が必要です。
複数社を比較する際は、料金が高い・低いだけではなく、「料金形態が明瞭か」「追加料金が発生しないか」も基準に検討しましょう。なお、編集プロダクションに発注する際は、事前に契約内容の細部を詰めておくことが大切です。
3.プロジェクトの進行力やマネジメント力があるか
編集プロダクションを選ぶ際は、プロジェクトの進行力やマネジメント力にも着目しましょう。コンテンツ制作においては、文章力や完成度の高さだけではなく、スケジュール通りにプロジェクトを進めて成果物を納めることも重要です。
編集プロダクションは、基本的に一つのチームとして仕事を進めます。コミュニケーション能力が高い担当者であれば、スムーズなプロジェクト進行が期待できるでしょう。
4.マーケティングや企画に強いか
編集プロダクションを選ぶ際のポイントとして、マーケティング力や企画力があるかどうかも挙げられます。近年はコンテンツを提供する場が多様化し、編集者にもマーケティングスキルが求められるようになりました。
メディア運営を成功させるためには、企画・編集の段階から、どのような人のどのようなニーズを満たすためのコンテンツが必要なのかといったマーケティングの視点が必要だといえるでしょう。
5.実績が豊富か
編集プロダクションを選ぶ際は、各社のホームページを確認するなどして、取引先や制作実績を確認してください。
制作実績を確認することで、各社の得意ジャンルが分かります。また、理想とする成果物のイメージに近いデザインの制作実績がある会社を選ぶと、ミスマッチが起こりにくいでしょう。
6.誠実さを感じられるか
外注先選びで失敗しないためには、誠実さを感じられる編集プロダクションを見極めるのがポイントです。東京には大小のさまざまな規模の編集プロダクションが存在し、業務範囲や対応はそれぞれで異なります。
編集プロダクションを選ぶ際は、業界内における評判を確認したり、問い合わせや見積もりの段階で担当者の対応や態度に問題がないかチェックしたりしておくと安心です。
東京のおすすめ編集プロダクション7選
ここでは、東京にあるおすすめの編集プロダクションを紹介します。
編集プロダクションと一言で言っても、具体的な事業内容や強みはさまざまです。以下で、各社の特徴や制作実績をまとめているので、自社に合った外注先を探す際の参考にしてください。
1.株式会社エクスライト
株式会社エクスライトは東京の編集プロダクションで、デジタル領域を専門にコンテンツ編集およびクリエイティブ制作を提供しています。
会社名 | 株式会社エクスライト |
特徴・強み |
|
所在地 | 〒154-0015
東京都世田谷区桜新町2-15-7 藤和桜新町ホームズ #2 |
設立 | 2009年7月 |
主な事業内容 |
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制作実績 |
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料金 | 要問い合わせ |
ホームページ | https://exwrite.net/ |
2.合同会社ブリッジワークス
合同会社ブリッジワークスは東京の編集プロダクションで、出版分野における本づくりのノウハウを生かし、各種オウンドメディアや企業媒体などを制作しています。
会社名 | 合同会社ブリッジワークス |
特徴・強み |
|
<所在地 | 〒160-0004
東京都新宿区四谷2-14-37 嶋ビル401 |
設立 | 2006年5月 |
主な事業内容 |
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制作実績 |
|
料金 | 要問い合わせ |
ホームページ | https://www.bridgeworks.jp/ |
3.株式会社アーク・コミュニケーションズ
株式会社アーク・コミュニケーションズは、Web・紙媒体を問わず、企画から制作まで一貫したサービスを提供している東京の編集プロダクションです。
会社名 | 株式会社アーク・コミュニケーションズ |
特徴・強み |
|
所在地 | 〒162-0843
東京都新宿区市谷田町2-23 第2三幸ビル2F・3F |
設立 | 1985年10月 |
主な事業内容 |
|
制作実績 |
|
料金 |
|
ホームページ | https://www.ark-gr.co.jp/ |
4.有限会社ノオト
有限会社ノオトは、インターネット・メディアを中心に、企画・編集・原稿執筆・運営などを手がける東京の編集プロダクションです。
会社名 | 有限会社ノオト |
特徴・強み |
|
所在地 | 〒141-0031
東京都品川区西五反田8-4-13 五反田JPビルディング2F co-lab 五反田 with JPRE A05 |
設立 | 2004年7月 |
主な事業内容 |
|
制作実績 |
|
料金 |
|
ホームページ | https://www.note.fm/ |
5.株式会社シンプリック
株式会社シンプリックは東京の編集プロダクションで、20年のSEOキャリアと25年の編集キャリアをベースに、伴走型のデジタルマーケティングを支援しています。
会社名 | 株式会社シンプリック |
特徴・強み |
|
所在地 | 〒151-0053
東京都渋谷区代々木5-7-5 4G |
設立 | 2014年3月 |
主な事業内容 |
|
制作実績 |
|
料金 | 要問い合わせ |
ホームページ | https://simplique.jp/ |
6.株式会社プレスラボ
株式会社プレスラボは2008年に東京で創業された、当時は珍しかったWebコンテンツ専業の編集プロダクションです。
会社名 | 株式会社プレスラボ |
特徴・強み |
|
所在地 | 〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号 渋谷道玄坂東急ビル2F-C |
設立 | 2008年3月 |
主な事業内容 |
|
制作実績 |
|
料金 | 要問い合わせ |
ホームページ | https://www.p-labo.biz/ |
7.有限会社ケイズプロダクション
有限会社ケイズプロダクションは東京の編集プロダクションで、豊富な経験と実績を活かし、さまざまなジャンルの書籍やムックの制作にチャレンジしています。
会社名 | 有限会社ケイズプロダクション |
特徴・強み |
|
所在地 | 〒101-0034
東京都千代田区岩本町1-4-2 H・Iビル6F |
設立 | 1999年3月 |
主な事業内容 |
|
制作実績 |
|
料金 | 要問い合わせ |
ホームページ | https://www.ks-pro.co.jp/ |
編集プロダクションに依頼するメリット
編集プロダクションには、編集に欠かせない各種の専門家が集まっており、読みやすさや分かりやすさを意識したコンテンツ制作に定評があります。編集プロダクションにコンテンツ制作を依頼する主なメリットは、下記のとおりです。
- 社内教育が不要になる
- 企画から制作まで一貫して任せられる
- コンテンツの完成度が高まる
自社でコンテンツ制作のすべてまたは一部を担う場合は、内製化する範囲を決めたり、選任者に必要なスキルの教育をしたりする必要があります。しかし、編集プロダクションに外注すると、企画から制作までを一貫して任せられるので安心です。
コンテンツの完成度は企業の信頼にも影響するため、専門家に依頼するメリットは大きいといえるでしょう。
編集プロダクションに依頼するデメリット
編集プロダクションに書籍や記事制作を依頼する際は、下記のようなデメリットもあります。
- コストがかかる
- 期待する仕上がりにならない場合がある
当然ながら専門家に編集作業を依頼する場合には、外注費がかかります。また、コストをかけたからといって、期待した仕上がりになるとは限りません。依頼した内容どおりのコンテンツが出来上がらなければ、無駄なコストや時間がかかる可能性もあるでしょう。
編集プロダクションに依頼する場合は、ミスマッチが発生しないよう、企画段階から細かな擦り合わせをしておくことが大切です。
まとめ
東京にある編集プロダクションにコンテンツ制作を依頼する際は、まず自社のニーズを明確にしておきましょう。なぜなら、編集プロダクションによって、書籍や雑誌などの紙媒体の編集が得意なのか、主にデジタルコンテンツを制作しているのかなど、それぞれで特徴や強みが異なるからです。
本記事では、東京にあるおすすめの編集プロダクションの紹介とあわせて、出版社との違いや選び方のポイントを解説しました。気になる編集プロダクションがあれば、事業内容や制作実績を確認したうえで、自社に合った外注先を選びましょう。
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