おすすめクラウドストレージ15選を比較|法人向け・個人向け
最終更新日:2024/12/28
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目次
現代では迅速な情報の共有をすることが求められ、リアルタイムでデータの共同編集や社外の人とファイルの共有ができるなど様々な機能をもつクラウドストレージが普及してきています。ICTの普及や、リモートワーク・テレワークの推奨により、個人だけでなく企業でもクラウドストレージが利用されるようになってきました。
しかし、いざクラウドストレージを導入しようと考えてもサービスがあまりに多くて結局どれを選定すればいいかわからず、「とりあえず有名なクラウドサービスを導入すればいいか…」となってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、本記事ではクラウドストレージの機能やメリットだけでなく、クラウドストレージの選定ポイントを企業向け・個人向けに分けてご紹介し、それぞれのサービスの比較と合わせて選定時の注意点についても解説していきます。
クラウドストレージとは
クラウドストレージとは、インターネットを介してデータを保存・管理するサービスのことです。従来の外付けハードディスクやUSBメモリのように物理的なデバイスにデータを保存する代わりに、クラウド上のサーバーにデータを保存します。この方法では、インターネット接続があれば、どこからでもデータにアクセスできるため、物理的なストレージを持ち運ぶ必要がありません。
クラウドストレージを導入する目的
クラウドストレージを導入する目的は、主にデータ管理の効率化と安全性の向上にあります。まず、物理的なデバイスに頼ることなく、インターネット経由でデータを保存・アクセスできるため、手軽にデータを管理することが可能になります。これにより、外出先や複数のデバイスからでもデータに簡単にアクセスでき、利便性が大きく向上します。
また、クラウドストレージを活用することで、万が一のデータ損失を防ぐためのバックアップが容易になります。例えば、パソコンの故障や災害などのトラブル時でも、クラウド上にデータを保管していれば、簡単に復元できるため、事業継続性や個人のデータ保護においても大きなメリットをもたらします。
さらに、共同作業をスムーズに進めるためにも、クラウドストレージは非常に有効です。複数のメンバーが同じファイルをリアルタイムで編集・共有できるため、チームの協力が必要なプロジェクトやビジネスにおいて、作業の効率を高める重要な役割を果たします。このように、クラウドストレージは個人や企業がより効率的かつ安全にデータを管理・活用するための最適なツールとして利用されています。
クラウドストレージのメリット
1.データのアクセス性向上
クラウドストレージに保存したデータは、インターネットさえあればどこからでもアクセスできます。これにより、外出先でも自宅でも、あるいはオフィスのPCからでも、必要なデータにすぐにアクセスできるため、業務の効率が大きく向上します。
2.物理的なストレージの不要化
外付けハードディスクやUSBメモリを持ち運ぶ必要がなくなります。クラウド上にデータを保存すれば、デバイスの紛失や故障といったリスクも減り、データを安心して保管できます。
3.コスト削減とスケーラビリティ
クラウドストレージは、企業や個人のニーズに合わせて容量を柔軟に変更できるため、必要な分だけの容量を購入して利用できます。これにより、無駄なスペースを払うことなく、コストを最適化できます。また、データ容量が増えても、スムーズに拡張できるため、長期的な利用にも適しています。
法人向けと個人向けのクラウドストレージの違い
クラウドストレージには、法人向けと個人向けそれぞれに特化したサービスがあります。それぞれの特徴を理解し、目的に応じて適切なサービスを選ぶことが重要です。以下では、法人向けと個人向けのクラウドストレージの違いを詳しく解説します。
法人向けのクラウドストレージの特徴
法人向けのクラウドストレージは、主にビジネスでの利用を前提に設計されています。その特徴を3つ以下で紹介します。
- 大容量・スケーラビリティ
法人向けのクラウドストレージは、膨大な量のデータを保存するために、非常に大きな容量を提供しています。また、利用者が増えても容量を追加することで、柔軟に対応できるスケーラビリティを備えています。 - 高いセキュリティと管理機能
企業のデータは重要な資産であり、セキュリティが最優先です。法人向けのクラウドストレージには、データの暗号化や多層的な認証機能、管理者権限の設定など、高いセキュリティ機能が搭載されています。また、複数のユーザーやチームでの利用を前提に、アクセス権限の管理や監視機能が強化されています。 - 共同作業機能の充実
チームでの共同作業がスムーズに進むように、ファイルの共有や同時編集が可能な機能が整っています。また、業務に必要な連携ツール(例えば、チャットやタスク管理など)との統合機能も豊富に提供されているため、プロジェクトの効率化が図れます。
個人向けのクラウドストレージの特徴
個人向けクラウドストレージは、主に個々のユーザーが日常的に使いやすさを重視して提供されています。その主な特徴3つは以下の通りです。
- 使いやすさとシンプルさ
個人向けクラウドストレージは、設定や操作がシンプルで直感的です。特にデータのアップロードやダウンロード、ファイルの整理が簡単に行え、初心者でもすぐに利用を開始できる設計になっています。 - 小規模な容量と無料プラン
多くの個人向けクラウドサービスは、無料プランや低価格で利用できる基本プランを提供しています。保存容量が比較的小さいため、家庭でのデータ管理や写真・動画の保存に適しています。 - 個人のニーズに合わせた便利な機能
写真や動画、ドキュメントのバックアップ、家族や友人とのデータ共有機能など、個人のライフスタイルに合わせた便利な機能が充実しています。さらに、複数のデバイス(スマートフォン、PCなど)からアクセスできるため、移動中や外出先でもデータにアクセス可能です。
法人向けと個人向けのどちらを選ぶべき?
法人向けと個人向けのクラウドストレージの選び方は、利用目的と規模に大きく依存します。もし、あなたが企業や団体で、膨大なデータを安全に管理し、チームでの共同作業が必要な場合は、法人向けのクラウドストレージが最適です。高いセキュリティ、スケーラビリティ、効率的なチームワーク支援機能が求められるため、法人向けのプランを選んでください。
一方、個人で利用する場合は、シンプルで使いやすい個人向けクラウドストレージが理想的です。写真や動画のバックアップ、簡単なデータ保存や共有が主な目的であれば、容量や価格が手頃な個人向けサービスで十分です。家族や友人と気軽にデータを共有するのにも便利です。
もし法人向けと個人向けで迷われているのであれば、自分の利用シーンに合わせて選ぶことが最も重要です。個人用で始めても、ビジネスが成長するに伴い、法人向けへのアップグレードを検討するのも一つの方法です。
有料製品と無料製品の違い|容量・セキュリティ・機能
クラウドストレージには無料プランと有料プランがあります。それぞれのプランは、容量、セキュリティ、機能面で大きな違いがあり、利用目的や必要なサービスの内容に応じて選ぶことが重要です。ここでは、無料プランと有料プランの違いについて、容量、セキュリティ、機能を中心に解説します。
無料製品と有料製品の容量の違い
無料プランは、提供されるストレージ容量が限られており、一般的には数GB程度の容量しか利用できません。例えば、Google DriveやOneDriveなどでは、無料プランで提供される容量は15GB程度が一般的です。このため、少量のデータを保存したり、軽いバックアップを取るには十分ですが、大量のデータを保存する場合はすぐに容量不足となります。
一方、有料プランでは、無料プランよりもはるかに大きな容量が提供されます。例えば、月額課金をすることで、数百GBから数TBのストレージを利用できるサービスもあります。このため、大容量のデータを保存したい場合や、業務で多くのファイルを扱う企業にとっては、有料プランの方が圧倒的に便利です。
無料製品と有料製品のセキュリティの違い
無料プランでも基本的なセキュリティ対策(データの暗号化やアクセス管理など)は施されていますが、有料プランではセキュリティ機能がさらに強化されます。特に、法人向けや高度なセキュリティが求められる場合、以下のような追加のセキュリティ機能が提供されることが一般的です。
- 二段階認証
有料プランでは、アカウントへの不正アクセスを防ぐために、二段階認証が義務付けられている場合があります。これにより、パスワードだけでなく、追加の認証手段(例えば、スマートフォンに送られるコード)を求められます。 - データ暗号化
多くの有料プランでは、データの暗号化レベルが強化され、より安全にデータを保管することができます。また、企業向けには、暗号化キーを自社で管理できるオプションも提供されていることがあります。 - 監視とログ管理
ビジネス向けに、ユーザーアクセスの監視やログの管理ができる機能が搭載されている場合があります。これにより、データへのアクセス履歴を把握し、不正なアクセスを早期に発見することができます。
無料製品と有料製品の機能の違い
無料プランでは、基本的な機能が提供されますが、利用できる機能の範囲は限定されています。以下は、無料プランと有料プランの主な機能の違いです。
- ファイルサイズの制限
無料プランでは、アップロードできるファイルサイズに制限があることが多いです。大きなファイル(例えば、HD動画や高解像度の写真など)を扱う際には、有料プランでの利用が必要となる場合が多いです。 - ファイル共有の制限
無料プランでは、ファイル共有の機能が限られている場合があります。たとえば、共有できる相手の数が制限されていたり、共有リンクにパスワードを設定できないこともあります。一方、有料プランでは、リンクの有効期限やパスワード設定、さらにアクセス権限の詳細な設定など、より細かい共有オプションが提供されます。 - バックアップ機能の充実度
無料プランには、簡易的なバックアップ機能しか提供されていないことが多いです。一方有料プランは、定期的な自動バックアップ機能や複数のバックアップ履歴の管理機能など、高度なバックアップ機能が追加されます。 - サポートの質
無料プランでは、サポートがメールやFAQの形式で提供されることが多いのに対し、有料プランでは、電話サポートや専用のサポートチームが用意されていることがあります。ビジネス用途でクラウドストレージを利用する場合、迅速なサポートが必要な場面も多いため、有料プランの方が安心感があります。
クラウドストレージの基本的な機能3選
クラウドストレージは単にデータを保存するだけでなく、さまざまな便利な機能が搭載されています。ここでは、クラウドストレージにおける主要な機能3つについて、詳しく解説していきます。
1.ファイル共有機能
クラウドストレージの最も重要な機能の一つが、ファイル共有機能です。この機能を活用することで、データを他のユーザーと簡単に共有できます。例えば、チームでの共同作業や、家庭内での写真や動画の共有など、さまざまなシーンで役立ちます。
多くのクラウドストレージサービスでは、ファイルやフォルダをリンクを使って共有することができます。リンクを受け取った相手は、インターネット経由で簡単にアクセスでき、ファイルを閲覧したりダウンロードしたりできます。さらに、リンクにパスワードを設定したり、有効期限を指定したりすることができるため、セキュリティも確保されます。
また、ビジネス用途では、ファイル共有の際にアクセス権限を細かく設定できる機能が便利です。特定のメンバーに閲覧のみの権限を与えたり、編集権限を付与することができます。これにより、データの管理や保護がより強化されます。
2. バックアップ・同期機能
クラウドストレージでは、バックアップと同期機能が非常に重要です。バックアップ機能を使うことで、重要なデータをクラウドに保存し、万が一のデータ損失に備えることができます。特に、PCが故障したり、デバイスが紛失したりした際に、クラウドにバックアップを取っておけば、データの復元が簡単にできるため、大きな安心感を得ることができます。
さらに、同期機能も重要な役割を果たします。同期機能を使うと、クラウドストレージに保存したファイルが、自分の複数のデバイス(PC、スマートフォン、タブレットなど)と自動的に同期されます。これにより、どのデバイスからでも最新のデータにアクセスでき、作業の効率が大きく向上します。例えば、PCで編集した文書がスマートフォンで即座に反映され、外出先でもそのまま作業を続けることができます。
3. ファイル転送機能
クラウドストレージは、ファイルの転送をスムーズに行うための機能も提供しています。特に、大きなファイルを送信する際に非常に便利です。通常のメールでは、大きなファイルを添付することができないことが多いですが、クラウドストレージを使えば、容量制限を気にすることなくファイルを簡単に転送できます。
ファイル転送機能は、共有リンクを利用することによって実現されます。リンクを相手に送るだけで、大きなファイルやフォルダを簡単に送信することができ、相手はリンクをクリックすることで、ファイルをダウンロードすることができます。また、転送する際に圧縮や分割を行う必要もなく、手間がかかりません。
クラウドストレージの転送機能は、特に大容量のデータを取り扱う仕事や、プロジェクトチームで大量のデータを共有・転送する際に非常に役立ちます。ファイル転送の速度も日々改善されており、大容量の動画や高解像度の画像ファイルなどもスムーズにやり取りできます。
クラウドストレージの便利な機能5選
クラウドストレージは、単なるデータ保存のためのツールにとどまらず、数々の便利な機能を提供しています。これらの機能を活用することで、データ管理が一層効率的になり、作業がスムーズに進むようになります。ここでは、クラウドストレージの代表的な便利機能を5つ紹介します。
1. オフライン利用可能
クラウドストレージの大きな利点の一つは、インターネット接続がなくてもファイルにアクセスできるオフライン利用機能です。通常、クラウドストレージに保存したデータは、インターネットを介してアクセスします。一方でオフラインモードでは、クラウドストレージに保存してあるデータを事前に端末に同期しておき、インターネットがない環境でも利用できるようになります。
たとえば、出張中や移動中でインターネット接続が不安定な場合でも、事前に同期したファイルをオフラインで開いたり編集したりすることができます。作業が完了したら、再度インターネットに接続した際に、変更内容をクラウド上に自動的に同期する仕組みです。この機能は、特に外出先での作業が多いビジネスマンにとって便利です。
2. モバイルアプリあり
現代では、モバイル端末を使った作業が主流になりつつあります。クラウドストレージの多くは、スマートフォンやタブレット向けに専用アプリを提供しており、どこでも簡単にファイルにアクセスしたり、保存したり、共有したりすることができます。
モバイルアプリを利用すると、外出先でも自分のデータにすぐアクセスでき、仕事の合間にファイルをアップロードしたり、編集作業を行ったりすることができます。特に、クラウドストレージに保存した写真や動画などのメディアファイルをすぐに共有したい場合、モバイルアプリは非常に便利です。
3. チャットツール連携
クラウドストレージは、コミュニケーションツールやチャットツールと連携できることが多く、これによりチーム内での効率的なデータ共有が実現します。例えば、SlackやMicrosoft Teamsなどのチャットツールと連携させることで、クラウド上のファイルを直接チャット内でシェアしたり、コメントをつけたりすることが可能です。
この連携機能により、メンバー間で簡単にファイルを共有したり、リアルタイムで更新した内容について議論することができ、作業の効率が大幅に向上します。また、チャットツール内でファイルが整理されていくため、後からの検索もスムーズになります。
4. クラウドサービス連携
クラウドストレージのもう一つの便利な機能は、他のクラウドサービスとの連携です。例えば、Google DriveはGoogle DocsやGoogle Sheetsといった他のGoogleサービスと統合されており、ドキュメントの作成、編集、保存が一貫して行えます。
また、DropboxやOneDriveも、Microsoft Officeやその他のビジネスアプリケーションと連携できるため、ファイルの管理から編集、共同作業までシームレスに行うことができます。このように、複数のクラウドサービスが連携することで、作業の効率化が進み、複数のツールを使い分ける手間が省けます。
5.セキュリティ対策
セキュリティ対策系の機能には、「ウイルスチェック」「ファイル暗号化」「二段階認証」「IPアドレス制限」「アクセス制限」「独自サブドメイン」など様々なものがあります。
例えば、ファイルをアプロードしたのと同時に、ウイルスチェックを実行できるものや、24時間体制で監視し、不穏なユーザーアクションを検知した場合、管理者へリアルタイムで通知されるものもあります。しかし、従業員が多い企業に向いている「アクセス制限」などの機能は、中小企業で使用すると使い勝手が悪くなってしまったりします。
また、リモートワーク推進の企業にとって、IPアドレス制限は使い勝手が悪くなってしまうので、自社に合ったセキュリティ対策機能はどれか十分に検討するようにしましょう。
クラウドストレージの選定ポイント5選
クラウドストレージを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントを考慮することが、最適なサービスを選ぶための鍵となります。ここでは、クラウドストレージを選ぶ上で押さえておくべき5つのポイントについて解説します。
1. 十分な容量があるか
クラウドストレージを選ぶ際、最も重要なのは容量です。保存したいファイルの種類や量に応じて、十分な容量が提供されているかを確認する必要があります。例えば、大容量の動画や高解像度の画像を多く保存したい場合は、無料プランでは容量が足りないことがあります。そのため、有料プランで十分な容量が確保されているサービスを選ぶことが重要です。
具体的に、15GBで保存できるデータ容量は以下のようになります。
- オフィスファイル(1枚1MB)15,000枚
- メールの送受信(添付ファイル付含む)30,000通
- 画像ファイル(1600万画素)2,190枚
- 動画ファイル(1080p/HD/30fps)4時間
- 音楽ファイル(約4分間の楽曲)3,840曲
具体的に、1TB(1,000GB)で保存できるデータ量は以下のようになります。
- オフィスファイル(1枚1MB)100万枚
- メールの送受信(添付ファイルを含む)200万通
- 画像ファイル(1600万画素)146,000枚
- 動画ファイル(1080p/HD/30fps)283時間
- 音楽ファイル(約4分間の楽曲)256,000曲
また、今後のデータの増加を見越して、容量の追加オプションや柔軟なプラン変更が可能かもチェックしましょう。容量が足りない場合、別途外部のストレージサービスを利用する必要があるかもしれません。自分のニーズに合わせて、必要な容量をしっかりと見極めましょう。
2. 予算内で運用できるか
クラウドストレージには、以下のような3つの料金体系があります。これに加え、サービスによっては導入の初期費用が無料であったり、〇GBまで無料というプランがあったりします。
- 1つの容量を全員で分けて使う場合
- 〇〇人までといったように人数でプランが区切られている場合
- 1人単位で料金が発生する場合
自分の予算内で、どのプランが最適かを考えることも大切です。無料プランの場合、容量に制限があったり、一部機能が使えなかったりすることがあるため、自分の利用状況に合わせてどのプランがコストパフォーマンスが良いかを見極める必要があります。
例えば、個人での利用なら無料プランで十分かもしれませんが、ビジネス用途で多くのデータを取り扱う場合は、有料プランを選ぶことで、容量や機能が充実し、仕事の効率が上がることがあります。また、月額または年額の支払い形態や支払い方法も確認しておくと安心です。
3. 操作性や検索性が良いか
クラウドストレージは、データの保存だけでなく、アクセスや管理がしやすいかどうかが重要です。操作性や検索性が良いサービスを選ぶことで、必要なファイルを迅速に見つけたり、簡単に管理することができます。
直感的に操作できるインターフェースや、ファイルのタグ付けや分類が簡単にできる機能が備わっていると便利です。また、検索機能も非常に重要です。大量のデータを扱う場合、ファイル名や種類だけでなく、内容に基づいた検索が可能なサービスを選ぶことで、必要なファイルをすばやく探し出すことができます。
例えば、Dropboxであればエクスプローラー内にDropboxのフォルダを表示して、まるでエクスプローラーと同じように使うことができます。GoogleDriveではファイル種類や更新日、オーナーなどで絞り込みの検索ができます。
4. セキュリティやアクセス権限
クラウドストレージを選ぶ際には、セキュリティ対策がしっかりしているかどうかが非常に重要です。自分の大切なデータを安全に保管できることは、選択基準の最も重要なポイントの一つです。
多くのクラウドストレージサービスでは、データの暗号化や二段階認証(2FA)など、強力なセキュリティ対策が施されています。データは送信中や保存中に暗号化されていることが望ましく、不正アクセスを防ぐために、パスワードだけでなく認証コードなどを求める二段階認証機能もチェックしましょう。
また、アクセス権限の管理ができるサービスも重要です。特にチームで利用する場合、誰がどのファイルにアクセスできるかを設定できるアクセス権限の管理機能が必要です。これにより、機密データを適切に管理し、誤って他人が閲覧できないようにすることができます。
5. 互換性や連携は可能か
クラウドストレージを選ぶ際には、自分が普段利用している他のアプリケーションやサービスとの連携が可能かどうかも確認しておきましょう。特に、業務で使用しているツール(例えば、Microsoft OfficeやGoogle Workspaceなど)と連携できるクラウドストレージを選ぶことで、データのやり取りや作業効率が向上します。
例えば、Google DriveはGoogle DocsやGoogle Sheetsなどとの連携がスムーズであり、DropboxやOneDriveもMicrosoft Officeのアプリケーションと簡単に連携できます。これにより、ドキュメントの作成、編集、保存が一貫して行えるため、別途ファイルをアップロードしたり、変換したりする手間が省けます。
また、SNSやチャットツール(Slack、Teamsなど)との連携も便利です。これにより、チームメンバーと簡単にファイルを共有したり、リアルタイムで編集やコメントを加えることができます。
法人向け|注意するべきポイント2つ
全般的な選定ポイントに加え、法人向け選定ポイントとしては以下の2つを加えて確認することをおすすめします。
1.無料トライアルはあるか
クラウドストレージに限ったことではありませんが、正式運用前には、機能や容量の制限、操作性、セキュリティなどを確認することが大切です。そのため、数日から1カ月程度の無料トライアル期間が設けられているものを選ぶとよいでしょう。
システム担当者が選定から導入まで行う場合もありますが、全社的に利用するのであれば、協力的な社内メンバーを募ってトライアルを行い、ユーザの意見を取り入れて導入後の利用促進につなげましょう。
2.自社の業界や取引先で一般的に使われているものか
近年ではクラウドストレージの運用が一般的になっています。そのため、社外とのファイル共有もクラウドストレージで行われることが少なくありません。その際に同じサービスを利用していると連携が取りやすく、やり取りもスムーズにいきます。
「うちはそれ使ってないので使い方がわからず…」「○○で共有したのでご確認お願いします。」など、パートナーや顧客とのやり取りでしばしば耳にするケースです。マイナーなサービスよりもメジャーなものを選ぶ方が無難でしょう。
個人向け|注意するべきポイント2つ
全般的な選定ポイントに加え、個人向け選定ポイントとしては以下の2つを加えて確認することをおすすめします。
1.無料クラウドストレージは期間を確認
個人向けのプランとしては、5~10GBは無料で使えるものが多いです。しかし、期間の縛りがある場合が多いので、自動的に有料プランに移行されないよう、無料で使用できる期間はどのくらいかを確認することが大切です。
2.サービス終了の可能性はないか
個人向けの無料クラウドストレージはいつサービスが終了するか分からないことがデメリットです。提供する会社が倒産したり、無料プランが終了して有料へ変更になる場合もあるため、クラウドサービスの乗り換え先を確認しておきましょう。
法人向けクラウドストレージ比較15選
製品のおすすめポイント
- ファイル管理・共有
- 無制限の機能
- セキュリティ
- いつでもどこでもアクセス
- サポート
製品のおすすめポイント
- 誰もが使いやすいインターフェイスで業務効率を向上
- 管理者の手間を省く、現実的で豊富な管理機能が魅力
- モバイル活用もできるので、社外からの業務も行いやすい
製品のおすすめポイント
- 法人向けサービスは業務における大容量ファイル送信が可能
- 送受信機能を利用し、ファイルのやり取りをする相手が都度異なる場合に対処
- 共有機能により、企業間での継続的なファイル共有が楽
- 転送ファイルのウイルスチェック、アクセスログ管理で万全なセキュリティ対策
製品のおすすめポイント
- 機械学習とポリシー設定によるコンテンツの保護
- 共同作業を効率的に行い、ワークフロー作成を迅速に作成可能
- 電子サインの搭載とアプリの統合機能により業務を円滑に
製品のおすすめポイント
- デバイス間でシームレスに同期・アクセスできる
- セキュリティ機能が充実しており、大切なデータを守る
- バックアップ機能でデータの万全な保護と復元を実現
製品のおすすめポイント
- 共同編集アプリで効率的なチームワークを実現
- Microsoft Officeなどの既存ツールやアプリと連携可能
- 高度な検索機能とAIテクノロジーによりチーム作業を効率化
製品のおすすめポイント
- いつでも、どこでも、好きな端末で使えます
- 容量を気にせずすべてをバックアップできます
- お客様の大切なデータを守るために厳格な選定基準に合った国内データセンター
製品のおすすめポイント
- 誤送信が発生しても無効にできる安全なファイル送付
- 高度なセキュリティ環境、ユーザごとに制限が可能
- きめ細やかな管理者機能とセキュリティポリシー
製品のおすすめポイント
- オンプレミス専用のサーバーでの利用が可能
- 大量ユーザ、大規模環境にも耐えられる性能で、オンラインファイル編集も利用可能
- 専用モバイルアプリが、無料で利用可能です
製品のおすすめポイント
- ユーザー制御のエンドツーエンド暗号化を用いて設計
- あなたのビジネス用の安全なソリューション
- 要素認証と回復キーをエクスポートをご提供
製品のおすすめポイント
- firestorage安心・安全への取り組み
- 「firestorage法人プラン」と「firestorage」との違い
- 法人向けオンラインストレージの中でfirestorage が選ばれる理由
製品のおすすめポイント
- 使い慣れた端末と画面で操作ができて、機能性も高い
- 端末や場所によって、好みで選べる2種類の使い方
- 社内外ともにスムーズなファイル共有が可能
製品のおすすめポイント
- クラウドサービスが初めての方にも使いやすいシンプルな設計
- 充実したセキュリティ機能で大切な情報を保護
- 名刺をスキャンして、どこでも情報を参照できる
製品のおすすめポイント
- 高いセキュリティによりさまざまな不正アクセスから大切なデータを守る
- 利便性の高いクラウドストレージの設計がされている
- 管理者機能やAPIの実装により開発をサポート
- ユーザー数無制限で5プランから容量別に選択可能
製品のおすすめポイント
- 高い信頼性を持つファイル共有サービスなので安心して使用できる
- 徹底した対策により高い安心と安全性を獲得
- ユーザーの視点に立ったサービス展開と高い機能性
製品のおすすめポイント
- 慣れ親しんだデザインでローカルのような使い心地
- 端末上のアプリで直接ファイルやフォルダを開ける
- 従来のストレージサービスには無い操作感の実現
製品のおすすめポイント
- きめ細やかなアクセス権限を設定し運用可能
- ユーザーとデータを一元管理し、インシデントの原因究明が可能
- 信頼のおけるアマゾンウェブサービスのデータセンターを利用
製品のおすすめポイント
- 新バージョンと旧バージョンが選べる、使い勝手に優れたストレージシステム
- EFFICIENCY MANAGEMENT 極めて高い水準の安全性と運用性
- 社内組織、チーム内でのスムーズなファイル共有
- 通信経路および保管データの全てを強力に暗号化
個人向けの無料クラウドストレージ比較9選
個人向けの無料クラウドストレージは、コストを気にせず気軽に導入できるというメリットがあります。基本的機能なら永年無料で使えるものが多いため、以下の表を参考にしながら各種サービスを比較してみてください。
個人事業主向けとしては、「Dropbox」「Google Drive」「One Drive」がおすすめです。
プラン名 | 容量 | 月額 料金 |
その他サービス | |
Google Drive | 個人向け | 15GB | 無料 | モバイルアプリ対応 コンテンツの作成 メール機能 音声・ビデオ会議 |
Amazon Drive | Amazon会員 | 5GB | 無料 | モバイルアプリ対応 |
One Drive | OneDrive Basic | 5GB | 無料 | モバイルアプリ対応 ファイル共有 検索・分類機能 |
Dropbox | Basic | 2GB | 無料 | モバイルアプリ対応 ファイル共有 共同作業 |
MEGA | 無料プラン | 20GB | 無料 | モバイルアプリ対応 ファイル共有 チャット機能 |
Box | Individual | 10GB | 無料 | モバイルアプリ対応 ファイル共有 二要素認証 |
firestorage | 未登録会員 | 無制限(7日間) | 無料 | アップロード数無制限 メールグループ機能 |
Yahoo!ボックス | Yahoo!一般会員 | 5GB | 無料 | 連絡先保存 |
セキュアSAMBA | フリープラン | 5GB | 無料 | モバイルアプリ対応メールサポート |
ニーズに合わせて最適なサービスを選択しましょう
クラウドストレージとは、画像や動画、テキストなどのファイルといったデータをインターネット上に保存し、共有することができるサービスです。場所や時間を問わずにファイルにアクセスできるため作業効率化を実現することができ、社内外と安全にファイル共有をすることができます。
ファイルの管理やリスクへの対応に課題を感じている場合は、この機会にぜひクラウドストレージの導入を検討してみてください。
選定の際には容量、料金、機能、セキュリティについて重点的にチェックし、自社に最適なクラウドストレージを選定しましょう。
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