導入前の課題

導入前の課題は、売上増加に伴い、紙の納品書や請求書が増え、処理が追いつかなくなることでした。さらに、取引先からの請求書や納品書の送付依頼も増加し、業務負担が大きくなっていました。債権管理システムも約30年使用しており、メンテナンス担当者の定年を控え、今後の対応に不安がありました。これらの状況を解決するために、業務のデジタル化と効率化が求められていました。

改善の施策

業務改革の一環として、請求書発行の電子化と債権管理システムの入れ替えに取り組みました。デジタル化、スピード、リモート対応をキーワードに、業務の効率化を目指しました。システム選定では、自社開発のシステムと同等の機能を持ちつつ、データ連携の手間が少ないシステムを選ぶことを重視しました。最終的に、奉行クラウドの導入を決定し、約半年で運用を開始しました。

当サービスを選んだ理由

奉行クラウドを選んだ理由は、「業務のスタンダード」を提供している点と、自社独特の業務プロセスに対応できる柔軟性があったことです。また、請求書発行と債権管理がシームレスに連携できる点も大きな決め手でした。システム導入後は、手間のかかるデータ連携を減らし、効率的に業務を進めることができると確信しました。

導入後に得られた効果

導入後、請求書発行と債権管理のデジタル化が進み、業務が大幅に効率化されました。特に、封入封かん作業が約8割削減され、発行枚数が減少したことで、業務負担が軽減しました。また、営業とのコミュニケーションが増え、新しい業務に取り組む時間が生まれました。さらに、データ連携がシームレスに行えることで、業務のスピードと精度が向上し、取引量の増加にも対応できるようになりました。