製品を導入することになった背景

アメリカ・カリフォルニア州を拠点に、全米の日本食レストランの業界誌『Japanese Restaurant News』を発行しているAll Japan News, Inc様は、日本食や日本酒の普及に努めている企業です。工藤様という日本酒ソムリエの資格を持つ社長がいて、彼らの業界誌は多言語化が必要とされていました。そのため、翻訳の効率化とコスト削減のためのソリューションを模索していました。

導入前に企業が抱えていた課題

All Japan News, Inc様の雑誌『Japanese Restaurant News』は、全米で2万店舗ある日本食レストランに配布されている業界誌で、日本人、アメリカ人、中国人、韓国人、ヒスパニック系など多様な従業員が働いています。そのため、誌面を多言語化する必要がありました。しかし、日本語から4言語(英語・中国語・韓国語・スペイン語)に人手で翻訳すると、費用がかさむ問題が生じていました。

導入前の課題に対する解決策

翻訳の効率化について他社に問い合わせていたが、進捗が見られなかった中、南加日系商工会議所の交流会で川村インターナショナルの機械翻訳サービス「Translation Designer」を知りました。このサービスは使いやすく、費用面でも検討の余地がありました。英語の翻訳は人手を維持することにしましたが、他の3言語については機械翻訳後にネイティブにポストエディットを行う方法で十分な品質が得られると判断し、導入を決定しました。

製品の導入により改善した業務

「Translation Designer」の導入により、中国語とスペイン語の翻訳に関しては、機械翻訳後にポストエディットを行うだけとなり、翻訳費用が60%削減されました。導入してから3年が経過し、コロナ禍での広告収入の減少などの経営上の困難にも関わらず、多言語化の業務は継続できています。これは、「Translation Designer」の導入による翻訳コストの削減が大きな要因となっています。