製品を導入することになった背景
日比谷総合設備株式会社は、空気調和、給排水衛生、電気、情報通信などの設備工事を手がける企業です。同社は数年前から事業継続計画(BCP)に力を入れており、特に災害時に社員やその家族の安否確認が重要な課題とされていました。そのため、全国規模で防災訓練を実施しましたが、安否確認や集計に時間がかかる問題が明らかになりました。これがNTTコミュニケーションズの「安否確認/一斉通報サービス」を導入するきっかけとなりました。
導入前に企業が抱えていた課題
日比谷総合設備株式会社は、災害時に社員やその家族の安否を確認する手段として携帯メールや伝言ダイヤルを使用していました。しかし、これらの手段では安否確認に時間がかかり、特にメールに不慣れな社員が多く、集計も手間がかかっていました。
導入前の課題に対する解決策
同社は、複数の企業とサービスを比較検討した結果、NTTコミュニケーションズの「安否確認/一斉通報サービス」を採用しました。このサービスは、システムの構築やソフトウェアのインストールが不要で、既存のPCや携帯電話をそのまま使用できる点が評価されました。また、音声通話を利用した安否確認や一斉通報も可能で、管理者の状況把握を迅速にサポートする機能も備えています。
製品の導入により改善した業務
製品の導入後、日比谷総合設備株式会社は防災訓練でその効果を実感しました。災害発生想定時刻から3時間後には、全社員の95%の安否情報を確認できました。また、安否情報が集計された表をダウンロードし、リアルタイムで共有することができ、迅速な対応が可能になりました。このサービスの導入により、災害時だけでなく、パンデミックなどの非常時でもその活用が期待されています。