製品を導入することになった背景

株式会社タマディックは、経営と現場の一体感を欠いていたため、プロジェクトの進捗が不透明で、経営指標の見える化が必要でした。2008年のリーマンショック後、市場は厳しく、複数の大規模プロジェクトで赤字が発生。これにより、経営指標を迅速に把握し、組織的なアクションを取る必要が生じました。

導入前に企業が抱えていた課題

タマディックは、小規模から大規模までのプロジェクトを経験則で管理しており、リアルタイムでの進捗や採算の把握が困難でした。特に、不採算プロジェクトの早期発見ができず、経営に大きなダメージを与える事態に。内部監査制度はあったものの、個々のプロジェクトの採算確認までは至っていませんでした。

導入前の課題に対する解決策

赤字プロジェクトの原因解析を行った結果、プロジェクトの見える化が必要と判断。多くのツールを比較検討した結果、PMBOKに準拠した管理手法と、ドメインごとのプロジェクト雛形作成が可能なOBPMが選ばれました。また、経営指標の見える化も実現でき、経営と現場のギャップを埋める解決策となりました。

製品の導入により改善した業務

OBPMの導入により、プロジェクトの進捗や採算がリアルタイムで把握可能に。経営指標も見える化され、迅速な経営判断が可能になりました。さらに、プロジェクト管理手法の統一や、プロジェクトマネージャーの育成も進み、組織のプロジェクト管理能力全体が向上しました。今後は、ドキュメント管理との連携も進め、知的財産の保持と再利用も見込まれています。