製品を導入することになった背景

社会福祉法人 聖隷福祉事業団様は、2020年4月に株式会社ワークスアプリケーションズの「HUE」を基幹システムとして導入しました。検討を始めた当時、前システムのサーバーの保守期限切れが迫っていたこと、経理部門のあり方の見直しを行っていたこと、そしてインプット業務の縮小を目指してシステムの見直しを行ったことが背景として挙げられます。

導入前に企業が抱えていた課題

聖隷福祉事業団様は、帳簿管理などのインプット業務に多くの時間を費やしていました。本来求められている経理データの分析や経営補佐などの業務へのウェイトシフトが求められていました。また、社会福祉法人会計基準は独特な基準を持っており、それに特化したシステムでは大規模法人での運用が難しいという課題も存在していました。

導入前の課題に対する解決策

聖隷福祉事業団様は、「インプットの最小化・アウトプットの最大化」を目指すために、ERPであるHUEを選択しました。特に経費精算領域においては、HUE Expenseが会計システムに直結して利用できる点や、業務改善を進めやすいライセンス形態を持っていたため、これを解決策として採用しました。

製品の導入により改善した業務

HUE Expenseの導入により、経費精算にかかる業務時間が大幅に削減されました。具体的には、法人本部での現金精算にかかる業務時間が2時間/日から10~15分程度/日に削減されました。また、現金の受け取り・受け渡しがなくなり、業務が大幅に効率化されました。さらに、申請者としての立場からも、システム化によりハンコリレーがなくなり、承認プロセスが非常に見えやすくなったとの声もありました。