製品を導入することになった背景

東京聴覚障害者福祉事業協会は、聴覚障害者向けの支援事業を行っており、都内4拠点・職員150名が利用するグループウェアとしてクラウド版 Garoonを採用しました。また、Web会議ツールとして「Video会議室 for Garoon」プラグインも導入されました。

導入前に企業が抱えていた課題

聴覚障害をお持ちの方に向けたサービスを提供しているため、文字で情報共有ができるツールが必要でした。音声コミュニケーションでは情報が抜け落ちることがあったため、文字での情報共有ツールを探していました。また、協会全体でのIT化の流れや、紙の稟議書に捺印をもらうプロセスを電子化するという要件も抱えていました。

導入前の課題に対する解決策

サイボウズLiveの終了を受けて、使い勝手が似ているサイボウズの製品から次に利用するツールの検討を行いました。Garoonのワークフローを活用して、紙の稟議を電子化し、申請が承認されるまでの時間を短縮しました。また、Garoonの各機能の設定や、当協会の業務に特化したマニュアル作成は、サイボウズのパートナー企業である株式会社大塚商会にサポートを受けました。

製品の導入により改善した業務

Garoonの導入により、スケジュール、掲示板、ワークフローなどの機能を活用して業務を効率化しました。特に、Web会議プラグイン「Video会議室 for Garoon」の導入により、Web会議が気軽にできるようになり、会話内容を字幕で表示することが可能となりました。これにより、手話や唇の形を読み取る際の制約を補完し、情報の共有がスムーズに行えるようになりました。