製品を導入することになった背景

第一中央近海株式会社は、東南アジア向けの鋼材や雑貨、大手セメントメーカー向けの石炭や木材製品の輸送を主力とする海運業者です。2002年12月には、外貨での取引が増加し、それまでロータスで管理していた会計処理をシステム化する必要が生じました。複数のシステムデモを比較検討した結果、外貨取引の管理が可能で、プロジェクト毎の管理も行える「Plaza財務会計」を導入することとなりました。

導入前に企業が抱えていた課題

第一中央近海株式会社は、外貨での取引が多く、それまでのロータスでの管理では限界がありました。特に、外貨建てでの取引やプロジェクト毎の管理が求められていました。また、グループ会社の処理も一つのシステムで行いたいという要望もありました。

導入前の課題に対する解決策

複数のシステムデモを比較検討した結果、外貨取引の扱いがきちんとでき、かつプロジェクト毎の管理ができる「Plaza財務会計」を選択しました。この製品は、外貨での取引管理が得意であり、プロジェクト毎の管理も可能です。さらに、帳票を追加カスタマイズすることで、管理がより容易になりました。その後、内部統制が確保された「Plaza-i」への移行もスムーズに行われました。

製品の導入により改善した業務

製品の導入により、外貨建てでの取引管理が効率化され、決算作業も迅速化されました。具体的には、USドルを中心とした外貨建てでの管理が可能となり、決算作業の時間が大幅に削減されました。また、プロジェクト明細表(運賃運航費台帳)で船別次航別の運航損益管理が行えるようになりました。さらに、パナマの船主会社の船別船費管理にも適用が拡がり、多角的な業務改善が実現しました。