製品を導入することになった背景

三菱倉庫は、倉庫事業を中心に多角的な物流サービスを提供しています。しかし、社内での顧客情報の管理が個々の社員に依存しており、全社での情報共有が行われていなかったため、人脈を会社の資産として活用できていない状況がありました。この課題を解消するために、Sansanの導入が検討されました。

導入前に企業が抱えていた課題

特に営業部門でこの問題が顕著で、新規営業の際に他部署との情報共有がなく、既に失注している企業や他部署と取引のある企業に対してもコールドコールを行ってしまうケースが多発していました。このような状況が、業務効率の低下と無駄な労力を生んでいました。

導入前の課題に対する解決策

部門間での議論を経て、名刺のデータベース化が急務であるとの結論に達しました。また、当時社内でSFA(Sales Force Automation)の導入も検討されていましたが、その前段階として顧客情報を整理する必要があると認識されました。このため、Sansanを全社で導入する方針が決定されました。

製品の導入により改善した業務

Sansanの導入により、営業のアポイント獲得数が2倍以上に増加しました。これは、社内での情報共有が進み、営業のバッティングが減少したためです。また、過去に接点を持った企業に対しても効率的にアプローチができるようになりました。さらに、管理部門など外部との接点が少ない部署でも、ターゲットとなる企業のキーパーソンの情報が共有され、新たな商談の機会が生まれました。このように、Sansanの導入は業務効率化だけでなく、新たな商談の創出にも寄与しています。