製品を導入することになった背景

2018年で創設135周年を迎える飛島建設株式会社は、新幹線や高速道路、地下鉄などの社会インフラの建設を手掛けてきました。特に、青函トンネルや本州四国連絡道路、東京湾アクアラインなどの大型プロジェクトに参画してきた実績を持っています。近年、建設業界はITを活用しきれていない状況にあり、東日本大震災や熊本地震の復興事業や2020年の東京オリンピックに向けたインフラ整備が進行中です。このような背景の中、飛島建設株式会社は、ICT環境の整備を含めた働き方改革を進めることで、人材確保や人材育成を目指しています。

導入前に企業が抱えていた課題

飛島建設株式会社は、2013年にデスクトップPCからノートPCに移行しましたが、導入したノートPCは約3kgと重く、社外に持ち出す社員はほとんどいませんでした。社外での作業は主にiPadやスマートフォンを使用していましたが、キーボードがないため使いにくいという声が上がっていました。また、建設現場の社員からは、軽量で持ち運びやすいモバイルPCのニーズが高まっていました。

導入前の課題に対する解決策

飛島建設株式会社は、「軽くて薄い、持ち運びやすい」を条件に、5社のノートPCを検討しました。その中で、富士通のLIFEBOOK U937/Pが選ばれました。この製品は、13.3型の画面サイズで、大容量バッテリーを搭載しながらも重さが920g(標準バッテリー搭載モデルは約799g)という軽さを持っています。また、厚さは15.5mmと薄く、ビジネスバッグにも入れやすいという特長がありました。さらに、有線LANポートが標準装備されているため、無線LAN環境が整っていない場所でも使用できるという点も評価されました。

製品の導入により改善した業務

LIFEBOOK U937/Pの導入により、飛島建設株式会社の働く場所を選ばずに作業ができるようになりました。移動時間も含めて、作業効率が大幅に向上しました。バッテリー駆動時間が以前のノートPCに比べて約2倍になったため、ACアダプタを持ち歩かなくてもよくなりました。さらに、インテルの画面共有ソリューション「UNITE®」を導入することで、会議での情報共有やペーパーレス化が進められ、会議の効率化も実現しました。