製品を導入することになった背景

住友生命保険相互会社(以下、住友生命)は、多くの企業に「団体保険」や「企業年金保険」などの保険を提供しており、これに伴い、顧客情報を含むデータ交換が日常的に行われています。これまでの情報の受け渡し方法としては、FDやMO、CMTなどの電子媒体が使用されていました。しかしながら、セキュリティや業務効率の観点から、電子メールを用いたファイル交換に対する関心が高まってきました。また、電子媒体の将来的な利用可能性に対する懸念もあり、新しい送受信サービスの検討が始まりました。

導入前に企業が抱えていた課題

住友生命では、顧客である企業との間で日常的に情報の受け渡しが行われていましたが、これには従来の電子媒体が使用されていました。この方法では、情報の誤送信や紛失のリスクが伴っていました。特に、重要な個人情報を取り扱う際には、セキュリティ対策を施したジュラルミンケースに収めて郵送する必要があり、その手間やコスト、さらには搬送時の紛失リスクが問題となっていました。

導入前の課題に対する解決策

住友生命は、ファイル送受信サービスの中からクリプト便を採用することを決定しました。クリプト便の採用理由としては、多くの導入実績、セキュリティとコストの優位性、そして情報セキュリティ専門企業が提供するサービスである点が挙げられます。特に、クリプト便は金融機関としての厳格なセキュリティポリシーを満たすことができると評価されました。また、クローズド送信機能を活用して、誤送信リスクを極小化する仕組みも導入されました。

製品の導入により改善した業務

クリプト便の導入により、住友生命はコストと業務効率の向上を実現しました。従来の電子媒体の受け渡しにかかる郵送料の抑制や、データの修正・再送が迅速に行えるようになったことで、業務の迅速化が図られました。さらに、クローズドグループの導入により、誤送信リスクが極小化されました。この結果、情報セキュリティの向上とともに、業務の効率化が実現し、多くの顧客からの好評を得ることができました。