製品を導入することになった背景

兵庫県姫路市に本社を置くハヤカワ電線工業株式会社を代表とするハヤカワグループ様は、多岐にわたる電気製品のワイヤーハーネスの製造・販売を行っています。国内外の多数のメーカーから製品パーツを仕入れ、即出荷の体制で海外の自社組立工場に輸出しています。しかし、同社経営管理本部・総務グループの本勝サブリーダーは、アナログな物流業務とそのプロセスの簡素化と見直しの必要性を感じていました。

導入前に企業が抱えていた課題

ハヤカワ電線工業株式会社様は、納品書と梱包の中身の照合や、基幹システムへの手入力など、アナログベースの業務を行っていました。このような手間がかかる業務は、ヒューマンエラーが起こるリスクが高く、実際にもミスが発生していました。特に、ベテランのスタッフが不在の場合、業務がスムーズに進行しづらい状況でした。

導入前の課題に対する解決策

業務のシステム化を検討する中で、ユーザックシステムの「検品支援名人」が選ばれました。選定の理由としては、基幹システムとの連携が可能であること、サポート体制の充実、そして今後の拡張性を考慮したシステムの提案があったからです。特に、自社独自の基幹システムとの連携がスムーズに行える点や、将来的な物流システムの統合化を見越したシステムの提案が評価されました。

製品の導入により改善した業務

「検品支援名人」の導入により、キーエンス社製のハンディターミナルを使用して、納品書の英数字の注文番号をOCR機能で読み取り、基幹システムに照会して入荷検品処理を行うようになりました。この結果、業務の効率が大幅に向上し、スタッフ数が5名減少しました。また、勤務時間の延長が大幅に減少し、物流業務のエラーも大幅に減少しました。このシステムの導入は、ハヤカワ電線工業株式会社様の物流業務の大幅な効率化と質の向上を実現しました。