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【2024】おすすめクラウドバックアップ7選!メリットや選び方を徹底解説

この記事で解説すること

デジタルデータは今や私たちの日常生活やビジネス運営において不可欠な要素となっています。しかし、技術的な故障・自然災害・サイバー攻撃といった予測不能なリスクの存在も忘れてはいけません。このようなリスクから大切なデータを保護する強力な手段の一つが、「クラウドバックアップ」です。

クラウドバックアップは、オンライン上のサーバーにデータを保存することで、物理的なデバイスの限界を超えたセキュリティとアクセシビリティを提供してくれます。この記事では、クラウドバックアップの基本やメリット・デメリット、さらに選び方やおすすめのサービスについて詳しく解説していきます。

「クラウドバックアップ」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • クラウドバックアップ
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
初期費用 0円
備考
初期費用はかかりません。
10GB 月額1,450円/台
50GB 月額3,630円/台
100GB 月額6,050円/台
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
500GB 36,000円/月
1TB 60,000円/月
3TB 108,000円/月
10TB 216,000円/月
無制限 360,000円/月
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用はかかりません。
100GB 40,000円/年
500GB 160,000円/年
1TB 240,000円/年
1TB以上 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 2,900円~
備考
契約容量により異なります。
10GB 2,900円/月額
50GB 6,400円/月額
100GB 12,000円/月額
500GB 32,000円/月額
1TB 59,800円/月額
2TB 70,000円/月額
4TB 100,000円/月額
8TB 200,000円/月額
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
100GB 3,600円/月額
300GB 8,400円/月額
500GB 13,200円/月額
1TB 26,400円/月額
5TB 126,000円/月額
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用はかかりません。
200GB 2,860円/月額
500GB 4,400円/月額
1,000GB 7,370円/月額
2,000GB 10,120円/月額
4,000GB 14,520円/月額
10,000GB 21,560円/月額
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

目次

 クラウドバックアップとは

まずは、クラウドバックアップの基本的なオンライン上でのデータ保存の意味や必要性について解説します。

クラウドバックアップとはオンライン上にデータを保存すること

クラウドバックアップは、データをインターネット経由でリモートサーバーに保存することです。これにより、主に以下3つの目的を果たします。

  • 安全性の向上:データが複数の場所に保存されるため、一箇所で問題が発生しても他の場所から復元可能
  • アクセシビリティ:どのデバイスからでもインターネットがあればアクセスでき、データの利便性が向上
  • 災害復旧:自然災害や事故が発生しても、クラウド上のデータから復元可能

クラウドバックアップの利用は、個人の貴重な写真や文書から、企業の重要な業務データまで、幅広い用途に対応しています。特に、データの安全性とアクセシビリティを重視するユーザーにとって、クラウドバックアップは非常に有効なソリューションと言えるでしょう。

クラウドバックアップの必要性

更に詳しくその必要性を考えると、クラウドバックアップは以下のような重要な役割を担います。

  • データ損失のリスク軽減:物理的なデバイスの故障や災害によるデータ損失から保護
  • セキュリティ強化:データの暗号化とセキュリティの高いオンラインストレージにより、サイバーセキュリティの脅威から保護
  • アクセスと回復の容易さ:どこからでもデータにアクセスでき、迅速に復旧できるため、ビジネスの中断を最小限に抑制可能
  • コスト効率の良さ:物理的なバックアップソリューションに比べて、オンラインバックアップはよりコスト効率が良い場合が多い

これらの要素は、データ保護戦略を考える上で重要です。ビジネスにとっては、業務の継続性を確保し、個人にとっては、貴重な記憶を安全に保管する手段を提供します。

クラウドバックアップは現代社会におけるデータ管理の最善方法の一つと考えると良いでしょう。

クラウドバックアップの種類

クラウドバックアップには、様々な形式が存在し、それぞれ異なるニーズに応えるよう設計されています。それぞれの種類を理解することで、最適なサービスを選択する上で非常に役立ちます。

種類 特徴
イメージバックアップ対応型 システム全体やドライブ全体の完全なコピーを作成し、コンピュータの完全な状態を一つのファイルとして保存します。

システムの完全な復元が可能というメリットがある反面、バックアップ容量が大きくなりストレージコストが高くなりがちなデメリットがあります。

ファイルバックアップ対応型 個々のファイルやフォルダーを選択してバックアップを行います。

必要なファイルのみのバックアップのため効率的にストレージを使えますが、システム全体の復元はできません。

ファイルストレージの併用型 クラウド上のファイルストレージサービスを使って、ファイルをバックアップ・同期します。

どこからでもファイルにアクセスできますが、セキュリティ対策をよりしっかり施す必要性があります。

最終的に、クラウドバックアップの種類を選択する際は、様々な要素を基に検討する必要があります。詳しくは、後ほど解説するクラウドバックアップサービスの選び方を参考にしてください。

クラウドバックアップが必要なケース

クラウドバックアップは、多くのシナリオでデータを保護するための重要な戦略です。更に以下のような特定のケースでは、その重要性が特に顕著になります。

ケース 説明
自然災害が発生した場合 地震・洪水・火災など、自然災害は予期せずに発生し、物理的なストレージデバイスを破壊する可能性があります。クラウドバックアップは、これらの災害からデータを保護します。
サイバー攻撃のリスクがある場合 ランサムウェアやその他のマルウェア攻撃は、データを暗号化または消去する可能性があります。クラウドバックアップは、攻撃前のデータ状態に迅速に復元することで、このリスクに対処します。
データ損失のリスクを最小限に抑えたい場合 ハードウェアの故障・ソフトウェアの不具合・誤操作によるデータ損失はいつでも起こり得ます。クラウドバックアップにより、重要なデータを安全な場所に保管し、いつでもアクセス可能にします。
リモートワークを行っている場合 リモートワークが普及する中、データアクセスと保護の柔軟性が求められています。クラウドバックアップは、場所を選ばずにデータのバックアップと復元を可能にします。

これらのケースは、クラウドバックアップがなぜ現代のデータ管理戦略において不可欠であるかを示しています。個人や企業が直面する様々なリスクに対応し、データの安全性とアクセシビリティを保証するために、クラウドバックアップは重要な役割を果たします。

クラウドバックアップのメリット

次に、クラウドバックアップを導入するメリットについて見ていきましょう。

  1. 災害発生時に備えられる
  2. ランサムウェア(ウイルス)の対策になる
  3. 効率的にバックアップがとれる
  4. コストを削減できる
  5. コストを削減できる
  6. データ損失を防げる
  7. 操作が簡単

1.災害発生時に備えられる

クラウドバックアップは、自然災害やその他の緊急事態が発生した際に、企業や個人が直面するリスクを軽減できます。重要なデータが物理的な場所に依存しないため、以下のようにデータ損失の可能性を大幅に減少できます。

  • 迅速なデータ復旧:災害が発生しても、クラウドに保存されたデータは安全であり、迅速に復旧することが可能
  • 事業継続性の保持:事業の重要なデータをクラウドにバックアップすることで、事業活動を迅速に再開可能
  • リスク軽減:データを複数の地理的場所に分散して保存することで、特定の場所に関連するリスクを軽減

上記の通り、クラウドバックアップの導入により、災害時でもデータへのアクセスを維持し、ビジネスの運営を継続することが可能となります。これは、組織が災害から迅速に回復し、重大なデータ損失や業務中断を避けるための重要な戦略です。

2.ランサムウェア(ウイルス)の対策になる

ランサムウェアは、個人や企業のデータを暗号化し、復元するための身代金を要求するサイバー攻撃の一形態です。このような攻撃から保護するためには、事前の準備と予防策が不可欠です。クラウドバックアップは、以下の側面で、ランサムウェア攻撃への有効な対策として重要な役割を果たします。

  • 事前にデータを保護する:クラウドバックアップは、重要なデータをオフサイトで安全に保管することで、攻撃が成功してもオリジナルのデータにアクセス可能
  • 復旧時間の短縮:攻撃を受けた後、クラウドからのデータ復旧は、物理的なバックアップソリューションに比べて迅速に実行可能
  • 身代金の支払いを避ける:事前にバックアップされたデータがあれば、攻撃者に身代金を支払う必要がなくなる

クラウドバックアップによる保護の重要性は、ランサムウェア攻撃の増加とその影響の両方が拡大している現在、より一層明確になっています。攻撃者は常に新しい手法を開発しており、従来のセキュリティ対策だけでは不十分な場合が多いです。

そのため、クラウドバックアップは、データ保護戦略の中核として位置づけることをおすすめします。これにより、ランサムウェア攻撃のリスクを大幅に軽減し、ビジネスや個人の貴重なデータを守れます。

3.効率的にバックアップがとれる

クラウドバックアップは、その効率性において、以下3つにより従来のバックアップ方法を大きく上回ります。

自動化 ユーザーは一度バックアップのスケジュールを設定するだけで、定期的に自動的にデータがバックアップされます。これにより、手動でのバックアップを忘れるリスクがなくなります。
高速データ転送 クラウドプロバイダーは最新の技術を使用してデータ転送速度を最適化しており、大量のデータも短時間でバックアップできます。
スケジューリングの柔軟性 ユーザーは自分のニーズに合わせてバックアップの頻度や時間を自由に設定できます。繁忙期を避けるなど、業務に合わせたカスタマイズが可能です。

クラウドバックアップの導入により、企業や個人は時間とリソースを節約しつつ、データ保護の質を向上させることが可能です。データの重要性が日増しに高まる現代において、効率的なバックアップは不可欠な要素です。

4.コストを削減できる

クラウドバックアップは、企業や個人が直面するデータ管理コストを大幅に削減できます。従来の物理的なバックアップソリューションに比べて、以下のようなメリットがあります。

  • 初期投資の削減:物理的なバックアップシステムの設置には、ハードウェアの購入や専用のスペースが必要ですが、クラウドバックアップはこのような初期投資が不要
  • 運用コストの削減:日々の管理にかかる人的リソースが削減可能で、また物理的なメンテナンスや更新の必要がないため運用コストも削減可能
  • スケーラビリティ:データ量の増減に応じて必要なストレージ容量を柔軟に調整できるため、必要な分だけのサービス利用で良い

上記のように、経済的な観点から見ても、技術的な観点から見ても、クラウドバックアップは現代のデータ管理における最も効果的なソリューションの一つと言えます。

5.バックアップ対象を柔軟に拡大できる

バックアップ対象を柔軟に拡大できることも、クラウドバックアップのメリットです。従来の物理的なバックアップソリューションでは、データの増加に伴って追加のハードウェアやスペースが必要でした。しかし、クラウドバックアップでは必要ないため、以下の点で有用と言えます。

柔軟性 クラウドストレージは、使用する容量に応じて簡単にスケールアップまたはダウンできます。これにより、企業や個人はデータが増えても安心してバックアップを続けられます。
コスト効率 必要な分だけのストレージを購入できるため、無駄なコストを削減できます。また、物理的なインフラストラクチャの拡張に伴う追加コストがかかりません。
データ管理の簡素化 全てのデータを一箇所に集約できるため、データ管理が簡単になります。異なるデバイスやアプリケーションからのデータも、一つのクラウド環境内で一元管理できて効率的です。

クラウドバックアップにより、企業や個人はデータの種類や量に関わらず、必要なバックアップを確実に行えます。これにより、データ保護のレベルを一段と高めることが可能になり、ビジネスの成長やデータ量の増加に柔軟に対応できます。

6.データ損失を防げる

データ損失は、企業や個人にとって大きな打撃となり得ます。重要な業務データや貴重な個人データが予期せず失われることは、回復が困難または不可能な場合があるため、クラウドバックアップは以下の点で有用です。

  • 自動化されたバックアップ:データは定期的・自動的にクラウドにバックアップされるため、手動でのバックアップが不要
  • 複数地点でのバックアップ:データを地理的に分散した複数のデータセンターに保存するため、一箇所で障害が発生しても、他の場所に保管されているバックアップからデータを復旧可能
  • セキュリティ対策:クラウドサービスプロバイダーは、データの暗号化・アクセス管理・その他のセキュリティ対策を提供しており、外部からの攻撃や内部の誤操作によるデータ損失を防止可能

クラウドバックアップをすることで、事故や故障・サイバー攻撃など、予期せず発生する可能性のあるあらゆる状況に、強固な対策を講じることが可能です。

7.操作が簡単

クラウドバックアップの利便性は、その簡単な操作性に大きく寄与しています。従来のバックアップ方法と比較して、クラウドバックアップは以下により技術的な専門知識が少ないユーザーでも容易に取り扱うことが可能です。

  • 直感的なインターフェース:多くのサービスは、直感的に操作できるユーザーインターフェースを提供しており、バックアップの設定や復元プロセスが簡単
  • 自動化されたプロセス:バックアップのスケジュールを一度設定すれば、定期的に自動でデータがバックアップされる
  • アクセスの容易さ:インターネット接続があれば、どこからでもデータへアクセスし、必要に応じて復元操作が可能

クラウドバックアップの簡単な操作性は、企業や個人がデータ保護のベストプラクティスを実施する上での障壁を低減してくれます。

クラウドバックアップのデメリット

メリットの一方、クラウドバックアップにはデメリットも存在します。主に考えられる2つのデメリットについて見ていきましょう。

  1. インターネット環境が必須
  2. どのサービスを使うか選ぶのが大変

1.インターネット環境が必須

クラウドバックアップを利用するには常時接続されたインターネット環境が必須です。この依存性は、特定の状況下ではクラウドバックアップの効果を制限する可能性があるため、以下の点を考慮する必要があります。

  • 常時接続の必要性:バックアップの実行やデータの復元にはインターネット接続が不可欠
  • 接続速度の影響:バックアップや復元の速度は、利用可能なインターネット速度に大きく左右される
  • 接続の不安定さ:地理的な位置やインフラの制限でインターネット接続が不安定な地域では、クラウドバックアップの信頼性が低下する可能性がある

上記のインターネット依存性を理解し、適切な対策を講じることで、クラウドバックアップを効果的に活用することが可能です。例えば、高速で安定したインターネット接続の確保、必要に応じてオフラインバックアップの併用などが考えられます。

2.どのサービスを使うか選ぶのが大変

クラウドバックアップサービスの選択は、その多様性と複雑さゆえに、時には圧倒的な作業となり得ます。その根拠として考えられるのは以下のポイントです。

  • ユーザーインターフェースがサービス毎に異なる
  • 利用可能なオプションが豊富
  • コストもピンからキリまで

どのようにサービスを選択すれば失敗しないか?について、次のセクションで詳しく解説していきます。

失敗しないクラウドバックアップの選び方・比較ポイント

クラウドバックアップサービスを選択する際には、多くの要因を考慮する必要があります。具体的に7つのポイントで見ていきましょう。

  1. 重複排除機能がついているか
  2. 災害時向けの対策が施されているか
  3. 世代数が要件通り行えるか
  4. セキュリティ対策が万全か
  5. バックアップ対象の容量を満たせているか
  6. 業務内容と相性が良いか
  7. 実際に使って比較検討する

1.重複排除機能がついているか

クラウドバックアップサービスを選択する際、重複排除機能の有無は重要な比較ポイントです。重複排除技術とは、同一のデータブロックを一度だけ保存します。以降の同一データは参照のみを保持することで、ストレージを節約できる機能のことです。
この機能がついていることで、以下のようなメリットがあります。

  • ストレージ効率の向上:必要なデータのみが保存されるため、ストレージの逼迫を防げる
  • コスト削減:ストレージの使用量が減ることで、長期にわたるコスト削減に繋がる
  • バックアップ時間の短縮:データの重複を排除することで、バックアップにかかる時間も短縮される

サービスを選ぶ際には、重複排除機能がどのように実装されているか、どれだけ効率的に動作するかを確認することが重要です。特に大量のデータを扱う場合や、長期間にわたりデータを保存する場合には、この機能はストレージコストの削減に大きく寄与します。

2.災害時向けの対策が施されているか

災害時対策の有無は極めて重要な判断基準です。自然災害やその他の緊急事態が発生した場合、企業や個人が迅速にデータにアクセスし、業務や日常生活を再開できるようにするために、この機能は不可欠です。

  • データセンターの地理的分散:サービスプロバイダーが複数地点にデータセンターを持つことで、一箇所で災害が発生してもデータを安全に保存可能
  • 定期的なバックアップと復元テスト:サービスが定期的なバックアップの確認と復元テストを行っているかは、災害発生時のデータ復旧能力を測る重要な指標
  • 冗長性と耐障害性:システムの冗長構成や、災害に強いインフラ設計がされているかも確認すべきポイント

災害時の対策が施されているクラウドバックアップサービスを選択することで、企業や個人はデータ損失のリスクを最小限に抑え、いかなる状況においても事業継続性を確保することが可能となります。

3.世代数が要件通り行えるか

提供されるバックアップの世代数も重要な要素です。世代数とは、データのバージョン管理を指し、特定のファイルやフォルダの異なる時点での状態をどれだけ保存できるかを示します。この機能は、過去の特定時点におけるデータへのアクセスが必要な場合に特に重要になります。
ポイントは以下の3つです。

  • バージョン管理:世代数が多ければ多いほど、より多くの時点でのデータ状態にアクセスでき、誤って上書きされたファイルや削除されたデータを復元できる
  • 要件との一致:ビジネスや法的要件によっては、一定期間内のデータバージョンを保存することが義務付けられている場合があり、要件の確認が不可欠
  • 柔軟性とコスト:サービスによっては、保持できる世代数をユーザーが選択できるものもあり、要件や予算に合わせて選択可能

バックアップの世代数を適切に管理することで、データ保護の柔軟性が向上し、様々な状況に対応する能力が高まります。

4.セキュリティ対策が万全か

最も重視すべき側面の一つがセキュリティ対策の充実度です。データの安全性を確保するためには、以下のようにサービスプロバイダーが最新のセキュリティ技術を採用し、厳格なプライバシーポリシーを遵守していることが不可欠です。

  • データの暗号化:データは転送中および保存中の両方で、業界標準の暗号化技術の使用により暗号化することが必須
  • アクセス管理:二段階認証やロールベースのアクセス制御など、強固なアクセス管理機能を提供する必要がある
  • 定期的なセキュリティ監査:信頼できるサービスプロバイダーは、定期的なセキュリティ監査を実施し、外部からの脅威に対して常に警戒していることが重要

セキュリティ対策の万全さを評価することは、個人情報や企業データをサイバー攻撃から守る上で不可欠です。サービス選択の際には、セキュリティ関連の認証や賞を受賞しているか、ユーザーレビューや専門家の意見を参考にすることも有効です。

5.バックアップ対象の容量を満たせているか

提供されるストレージ容量が自身のニーズを満たしているかを確認することも非常に重要です。以下のポイントを考慮の上で、データ容量を確認すると良いでしょう。

  • 現在のデータ量の評価:現在保有しているデータの総量を把握し、選択するバックアッププランがこれをカバーできるかを確認
  • 将来的なデータ増加の見積もり:データは日々増加するため、将来的な増加を見越して、余裕を持った容量のプランを選択することが望ましい
  • 追加ストレージのコスト:データが予想以上に増加した場合の追加ストレージのコストも、あらかじめ確認することがおすすめ

バックアップ対象の容量が要件を満たしているかを確認することで、将来にわたって安心してデータを保管できます。また、データ量の増加に伴う追加コストについても事前に理解しておくことで、予期せぬ出費を避けられます。

6.業務内容と相性が良いか

クラウドバックアップサービスを選択する際、業務内容との相性を見極めることは、効率的なデータ管理と業務の円滑な進行に不可欠です。以下のようなポイントで、サービスの提供する機能が特定の業務要件に適しているかを確認することにより、最大限の効果を得られます。

  • 業務に特化した機能:特定の業界や業務に最適化されたバックアップ機能(例えば、医療業界向けのHIPAA準拠機能など)が提供されているかを確認
  • データアクセスの柔軟性:リモートアクセスやモバイルアクセスが必要な業務であれば、これらをサポートしているかが重要な判断基準
  • コラボレーション機能:チームでの共同作業が多い業務の場合、ファイルの共有や編集を容易にする機能があるかも確認が必要

サービスの選択にあたっては、現在の業務プロセスを十分に理解し、将来的な拡張や変更に柔軟に対応できるサービスを選ぶことが重要です。

7.実際に使って比較検討する

最後のポイントは、実際に使ってみて比較検討することです。多くのサービスでは、無料トライアルが用意されており、一定期間無料で試すことが可能です。その際に、以下のポイントで各サービスを比較すると良いでしょう。

  • 使いやすさ:ユーザーインターフェースと設定プロセスが分かりやすいこと
  • パフォーマンス:バックアップと復元プロセスの速度が理想通りであること、またシステムリソースへの影響を考慮し、サービスがバックグラウンドでスムーズに動作すること
  • 実践での機能:宣伝されている機能が実際の使用で理想通りであること
  • カスタマーサポート:セットアップ・トラブルシューティング・その他の問い合わせが適切かつ迅速であること
  • コストパフォーマンス:サービスが価格に見合う価値を提供していること

上記のポイントで全体的な評価をし、サービスがあなたのニーズを満たしたかどうかを検討すると良いでしょう。

実際に検討するサービスの例として、次におすすめのクラウドバックアップサービスを見ていきましょう。

「クラウドバックアップ」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • クラウドバックアップ
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
初期費用 0円
備考
初期費用はかかりません。
10GB 月額1,450円/台
50GB 月額3,630円/台
100GB 月額6,050円/台
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
500GB 36,000円/月
1TB 60,000円/月
3TB 108,000円/月
10TB 216,000円/月
無制限 360,000円/月
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クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用はかかりません。
100GB 40,000円/年
500GB 160,000円/年
1TB 240,000円/年
1TB以上 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 2,900円~
備考
契約容量により異なります。
10GB 2,900円/月額
50GB 6,400円/月額
100GB 12,000円/月額
500GB 32,000円/月額
1TB 59,800円/月額
2TB 70,000円/月額
4TB 100,000円/月額
8TB 200,000円/月額
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
100GB 3,600円/月額
300GB 8,400円/月額
500GB 13,200円/月額
1TB 26,400円/月額
5TB 126,000円/月額
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クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用はかかりません。
200GB 2,860円/月額
500GB 4,400円/月額
1,000GB 7,370円/月額
2,000GB 10,120円/月額
4,000GB 14,520円/月額
10,000GB 21,560円/月額
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

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おすすめのクラウドバックアップサービス7選

 

トライアル 有り
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • 自動バックアップ機能でデータ紛失のリスク削減
  • 効率的なバックアップ管理が可能
  • 簡単なリストア機能を搭載

クラウドバックアップ

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製品のおすすめポイント

  • ビジネス利用に最適化した 使いやすいクラウドストレージ
  • 業務負荷を軽減する管理者機能
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クラウドバックアップ

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製品のおすすめポイント

  • サーバー台数・ユーザー数無制限で利用可能
  • BCP対策とランサムウェア対策に効果的
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トライアル 有り
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製品のおすすめポイント

  • 柔軟なバックアップオプションと高セキュリティ
  • イメージバックアップと復元の柔軟性
  • 簡単なクラウド管理と最適な運用
トライアル 無し
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製品のおすすめポイント

  • 多様なバックアップ形式と簡単管理
  • 高セキュリティと信頼性のデータ保管
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製品のおすすめポイント

  • 誰でも工数を削減できる
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  • 効率的かつ安全なバックアップ
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  • 圧倒的なコストパフォーマンス
 

クラウドバックアップを導入するステップ

最後に、クラウドバックアップを効果的に導入する5つのステップを解説します。

  1. バックアップ対象の容量を算出する
  2. バックアップの保存世代数を決める
  3. その他のバックアップ要件を決める
  4. バックアップサービスを決める
  5. バックアップの設定を行う

ステップ1.バックアップ対象の容量を算出する

クラウドバックアップを導入する際の最初のステップは、バックアップ対象となるデータの総容量を正確に算出することです。前述した通りですが、改めてポイントを書くと以下の通りです。

  • データの分類:まず、バックアップが必要なデータを特定し、それらをカテゴリー別に分類(文書、画像、データベース、メールなど)
  • 容量の計測:カテゴリー毎のデータ容量を計測し、総容量を算出
  • 増加率の推定:過去のデータ増加率を分析し、将来にわたる容量の増加予測を行う

データ容量の正確な算出は、クラウドバックアップ導入の成功に不可欠です。容量を過小評価すると、すぐにストレージの限界に達してしまい、追加コストが発生する可能性があるため、慎重に算出することをおすすめします。

ステップ2.バックアップの保存世代数を決める

続いて、保存するバックアップの世代数を決めましょう。この数値を適切に設定することで、データ復旧の際の選択肢を広げ、より柔軟なデータ管理を実現できます。次のポイントを考慮の上で、世代数を決めましょう。

  • データ復旧のニーズを評価:過去にさかのぼって復旧する可能性がある期間を検討(業務や法的要件に定められている場合は、その点も考慮)
  • ストレージ容量とのバランス:保存する世代数が多ければ多いほど、必要なストレージ容量は増加するため、利用可能なストレージ容量と予算内で最適なバランスを見つける
  • 自動削除ポリシーの設定:古いバックアップデータを自動的に削除するポリシーを設定し、ストレージの効率的な利用と管理の簡素化を図る

適切な世代数の設定は、必要な時に適切なデータを迅速に復旧できるようにするための鍵となります。

ステップ3.その他のバックアップ要件を決める

容量や世代数の決定だけでなく、以下のようなその他の要件を明確にすることも同様に重要です。

  • バックアップのスケジュール:データの重要性と変更頻度に基づいて、バックアップの実行頻度を決定(日次・週次・月次など)
  • データの優先順位付け:全てのデータを同じ重要度にするのではなく、業務に不可欠なデータを特定し、優先的にバックアップすることが重要
  • セキュリティ要件:データの機密性に応じて、暗号化のレベルや、特定の規制への準拠などセキュリティを強化
  • 復旧プロセス:データ復旧のシナリオを事前に計画し、復旧時間目標やデータ損失許容時間を定義

これらの要件を定義することにより、組織はバックアップ戦略をより効果的に計画し、バックアップを実行できます。

ステップ4.バックアップサービスを決める

上記3つのステップが済んだら、適切なクラウドバックアップサービスを選択します。既に解説した以下7つのポイントを考慮すると良いでしょう。

  • 重複排除機能がついているか
  • 災害時向けの対策が施されているか
  • 世代数が要件通り行えるか
  • セキュリティ対策が万全か
  • バックアップ対象の容量を満たせているか
  • 業務内容と相性が良いか
  • 実際に使って比較検討する

これらのポイントを踏まえてバックアップサービスを選択することで、データを安全に保護し、万全のデータ復旧体制を整えることが可能となります。

ステップ5.バックアップの設定を行う

バックアップサービスを選定した後の次の重要なステップは、バックアップの設定を適切に行うことです。この過程では、データ保護の強化と効率的なデータ管理を実現するために、細かな設定に注意を払う必要があります。

特に重要なのは、以下の4つです。

  • バックアップスケジュールの設定:データの重要性と更新頻度に応じて、バックアップ実行の適切な間隔を決定
  • データ選択:バックアップするデータを選択(全データ or 特定のフォルダやファイルのみ)
  • セキュリティ設定の確認:データの暗号化設定を含め、セキュリティ関連の設定が適切に行われていることを確認
  • 通知設定:バックアッププロセスの完了やエラー発生時に通知を受け取れるように設定

バックアップの設定を行う際には、これらの要素に加え、復旧プロセスのテストも含めた全体的なバックアップ戦略を考慮することが重要です。設定を適切に行うことで、データ損失のリスクを最小限に抑え、いざという時にデータを迅速に復旧できる体制を整えられます。

バックアップ設定は、クラウドバックアップ導入の成功に不可欠なステップであり、慎重な計画と実行が求められます。

 まとめ

クラウドバックアップの基本知識から、メリット・デメリット、製品の選び方、おすすめの製品など、知っておきたい情報を網羅してご紹介しました。企業が有する膨大な情報を安全かつ、安心して取り扱うためにもクラウドバックアップは、もはや必要不可欠なツール。メリットやデメリットを把握して、適切に有効活用していきましょう。

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