製品を導入することになった背景

株式会社ミラティブは、2018年にDeNA社から独立し、スマホゲーム配信者数で日本一のゲーム配信サービスを展開しています。同社が提供するスマホ画面共有型ライブ配信プラットフォーム「Mirrativ」は、2021年2月に配信者数300万人を突破し、配信者同士のフォロー数が1億を超えるなど、新しいSNSとして急速に成長しています。このような背景の中で、同社は「友だちの家で一緒にゲームをやっているような感覚」をオンラインで再現したいという思いを持っており、そのためのインフラを求めていました。

導入前に企業が抱えていた課題

株式会社ミラティブが提供する「Mirrativ」では、ユーザーがオンラインでゲームを楽しむ際の遅延や画質の問題が大きな課題となっていました。特に、遅延はコミュニケーションの障壁となり、1秒の遅れだけでユーザーの体験が大きく損なわれる可能性がありました。また、高画質の配信は臨場感を高めるために不可欠であり、これらの課題を解決するための適切なインフラを探していました。

導入前の課題に対する解決策

株式会社ミラティブは、遅延の問題を解決するために、IDCフロンティアのサービスを選択しました。IDCフロンティアの「マネージドロードバランサー」は、専有アプライアンス型のロードバランサーであり、映像の配信に適したバランシング設定が可能でした。また、IDCフロンティアの「IDCFクラウド CDN」のオリジンシールド機能や「イメージオプティマイザー」を導入することで、配信の遅延を大幅に削減し、高画質な配信を実現することができました。

製品の導入により改善した業務

IDCフロンティアのサービス導入により、株式会社ミラティブは通信費を63%削減することができました。また、録画データの保存先をオブジェクトストレージから「ベアメタルサーバー」に変更することで、71%のコスト削減が見込まれています。さらに、「IDCFクラウド」の仮想マシンの安定性やネットワーク帯域の拡張性など、多くのメリットを享受することができ、サービスの品質向上とコスト削減の両方を実現することができました。