製品を導入することになった背景

富士通株式会社は、ファシリティマネジメントとプロジェクト(工事)マネジメントを統合したクラウド型サービス「FUJITSU Enterprise Application AZCLOUD SaaS teraServation」の提供基盤を探していました。社内での要件として、高い可用性、安全性、安定性を持ち、コストパフォーマンスに優れるサービスを求めていました。その結果、ニフクラ(旧:ニフティクラウド)がこれらの要件を満たすと判断し、採用することとなりました。

導入前に企業が抱えていた課題

富士通株式会社は、維持メンテナンス市場が成長している一方で、システム化が遅れているという課題を抱えていました。システムへの投資抑制などの理由から、シンプルで汎用性の高いシステムを低価格かつ短期間で提供することが求められていました。

導入前の課題に対する解決策

富士通株式会社は、SaaS型サービスの基盤として、比較的低価格で、容易にサーバーリソースの増減が可能なパブリッククラウドを検討しました。複数のクラウドサービスを比較・検討した結果、ニフクラ(旧:ニフティクラウド)が月間サーバー稼働率(SLA)が99.99%以上という高い安定性を持ち、求めるサービスレベルを満たしていたため、採用されました。さらに、ニフクラはセキュリティ要件も満たしており、セキュリティホワイトペーパーでの確認が可能でした。

製品の導入により改善した業務

ニフクラの採用により、ハードウェアの調達からインフラ構築までの工数が大幅に削減されました。ニフクラは完全冗長構成などの高い可用性を持っており、同等のインフラを自社で構築することなく、サービスの開発に専念できるようになりました。また、セキュリティ対策に関しても、ファイアウォールやSSLなどの機能が豊富に用意されており、設定が容易でした。これにより、開発コストが大幅に削減され、中堅・中小の企業でもサービスを提供できるようになりました。導入後の効果として、顧客層が拡大し、これまでサービスの利用をためらっていた企業も利用するようになったと評価されています。