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無料のソーシャルリスニングツール6選!基本機能から活用方法まで解説

目次

企業のブランド戦略には、SNSでの情報発信が欠かせません。顧客の声を把握できるソーシャルリスニングは、企業の成長に役立つ重要な手段として注目されています。

しかし、「ソーシャルリスニングツールの導入コストをかけられない」「無料ツールで何ができるのか」と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。

本記事では、ソーシャルリスニングツールの導入コストを抑えたい方に向けて、無料で利用できる機能やおすすめ製品を紹介します。活用方法やツール選びのポイントもまとめているので、ぜひ参考にしてください。

ソーシャルリスニングツールとは

ソーシャルリスニングツールとは、SNSやブログ、情報共有サイトなど、ソーシャルメディア上の情報を集めて分析し、企業活動に役立てるためのツールです。

ソーシャルリスニングツールは、従来のアンケート調査に代わり、インターネット上の消費者の声を効率的に収集できます。手作業では時間と手間がかかる情報収集や分析を自動化し、ブランドイメージ向上やマーケティング戦略に活用できる点が大きなメリットです。

ほかにも、ソーシャルリスニングツールは、口コミ分析による商品・サービスの改善や炎上リスクの早期発見など、幅広い目的で利用されています。多くの企業は、自社の評価を客観的に把握するための手段として、ツールを導入しています。

ソーシャルリスニングの主な無料機能

ソーシャルリスニングツールの主な無料機能は、以下の通りです。

キーワード分析
  • SNSでどのような発言がされているかを把握
  • ブランド名、商品名、競合名などを追跡
トレンド把握 特定の業界やテーマに関する最新のトレンドを把握
感情分析
  • 投稿に含まれる感情を分析し、ポジティブ・ネガティブな意見の割合を分析
  • ブランドに対する感情的な反応や特定のキャンペーンに対する評価を測定
ハッシュタグ分析
  • 特定のハッシュタグの使用状況を分析
  • 関連するコンテンツやキャンペーンの効果を測定
リアルタイム検索
  • リアルタイムでSNSの投稿を検索
  • 特定の業界やテーマに関する最新のトレンド情報を把握

ツールによっては、これらの機能をすべて搭載していない場合もあります。そのため、無料のソーシャルリスニングツールを導入する際は、自社に必要な機能を搭載しているかの確認が必要です。

無料のソーシャルリスニングツールを利用するメリット

無料のソーシャルリスニングツールを利用するメリットとして、手軽に始められる点が挙げられます。有料ツールの導入には初期費用や月額費用が発生するため、予算が限られている中小企業やスタートアップ企業にとっては大きな負担になるでしょう。しかし、無料ツールであれば、コストを抑えて導入・運用が可能です。

また、無料のソーシャルリスニングツールを使って、アンケート調査だけでは把握しきれない消費者のリアルな本音を収集できます。SNSから得た情報を分析し、自社の商品やサービスの改善に役立てることも可能です。

ほかにも、無料のソーシャルリスニングツールを利用すると、キャンペーンの効果をリアルタイムで把握できるメリットもあります。SNS上での反応を即座に確認し、キャンペーンの効果の把握や状況に応じた戦略の見直しが可能です。ソーシャルリスニングツールを試してみたいという企業や担当者にとって、無料ツールは非常に有効な選択肢となります。

無料のソーシャルリスニングツールを利用するデメリット

無料のソーシャルリスニングツールは、有料版に比べて機能が限定されるデメリットがあります。そのため、より詳細かつ高度な分析をしたい場合には、無料ツールでは機能が不足しがちです。例えば、無料のソーシャルリスニングツールは感情分析の精度が低い場合や、詳細なレポート作成機能が搭載されていないケースがあります。

また、データ収集範囲が狭い点も無料のソーシャルリスニングツールを利用するデメリットです。収集できるデータ量や期間に制限があるため、過去の情報を含めた分析や複数のSNSプラットフォームの統合分析が難しい場合があります。

そのため、本格的な分析や詳細なデータ収集が必要な場合は、有料ツールの導入を検討する必要があるでしょう。

無料のソーシャルリスニングツールを選ぶポイント

無料のソーシャルリスニングツールを選ぶ際は、以下のポイントを押さえることが大切です。

  • 分析したいプラットフォームに対応しているか
  • データに必要な分析機能は充実しているか
  • 直感的に操作できるインターフェースであるか

有料ツールと比較して機能が限られる無料ツールだからこそ、自社の目的や分析したい内容に合わせて慎重に選ぶ必要があります。

分析したいプラットフォームに対応しているか

無料のソーシャルリスニングツールを選ぶ際は、分析したいプラットフォームに対応しているかを確認しましょう。X(旧Twitter)やInstagram、Facebook、YouTubeなど、ターゲットとする顧客層が主に利用しているSNSを網羅したツール選びが重要です。

例えば、若年層をターゲットとする場合はInstagramやTikTok、ビジネスパーソンをターゲットとする場合はX(旧Twitter)やLinkedInがよいでしょう。

なかには、特定のプラットフォームに特化したツールも存在するため、自社のビジネス戦略でどのSNSの分析が必要かを明確にすることも大切です。対応しているプラットフォームによって、収集できる情報や分析の精度が異なるため、事前に確認しておきましょう。

データに必要な分析機能は充実しているか

無料のソーシャルリスニングツールを選ぶ際は、データ分析に必要な機能が充実しているかも確認が必要です。無料ツールの場合、有料ツールと比較して機能が制限されていることが一般的です。キーワード分析や感情分析、トレンド分析など、ツールによって搭載されている機能は異なります。

例えば、特定のキーワードに対する顧客の反応を分析したいのであれば、分析機能が充実しているツールを選ぶ必要があります。また、感情分析機能を活用すれば、顧客の投稿に含まれる感情が分類され、自社ブランドに対するイメージの把握が可能です。

自社の分析目的に合わせて必要な機能を洗い出し、十分な機能が備わっているツールを選びましょう。

直感的に操作できるインターフェースであるか

無料のソーシャルリスニングツールを導入する際は、従業員が簡単に使いこなせる直感的なインターフェースであるかを確認する必要があります。操作が複雑なツールを選んでしまうと、学習コストがかかり、分析作業が非効率になってしまうためです。

インターフェースがシンプルで、視覚的にわかりやすいツールであれば、初めて利用する方でもスムーズに分析結果の把握が可能です。特に、グラフや図表が豊富でデータの可視化に優れているツールは、効果的な活用につながるでしょう。

無料のソーシャルリスニングツールの活用方法

無料のソーシャルリスニングツールは、限られた機能のなかでもさまざまな工夫で、十分に活用できます。ここでは、3つの具体的な活用方法をご紹介します。

  • 製品・サービスの質を向上させる
  • マーケティング戦略を強化する
  • 市場動向をキャッチする

ソーシャルリスニングツールは、あらゆる角度から企業ブランドを強化できます。それぞれ詳しく見ていきましょう。

製品・サービスの質を向上させる

無料のソーシャルリスニングツールを活用し、製品やサービスの質の向上が期待できます。具体的には、顧客がどのような点に不満を感じ、評価しているのか、SNS上の口コミやレビューを丁寧に分析します。

顧客のリアルな声は、製品やサービスの改善点、新たな開発のヒントになるでしょう。例えば、特定の機能に対する不満の声が多い場合は、機能の改善を図って顧客の満足度向上につなげることが可能です。また、高評価を得ている点は、強みをさらに伸ばして競合他社との差別化を図ります。

無料のソーシャルリスニングツールで収集した情報を活用して、製品・サービスを改善し、顧客ニーズに合わせた製品開発につなげましょう。

マーケティング戦略を強化する

無料のソーシャルリスニングツールを活用してマーケティング戦略を強化するためには、SNSでのコメント数や感情分析を通じてキャンペーンの効果を可視化することが重要です。

キャンペーン期間中のSNSでの言及数やハッシュタグの利用状況を分析すると、認知度や参加率の把握に役立ちます。また、感情分析では、キャンペーンに対する反応をポジティブ・ネガティブ・中立に分類し、キャンペーンの成功度の評価が可能です。

自社ブランドがどの層に響いて、どのような点が評価されていのるかを把握すると、今後のマーケティング戦略を最適化できます。さらに、インフルエンサーマーケティングの効果測定にも活用でき、自社ブランドと相性の良いインフルエンサーを見つけられるでしょう。

市場動向をキャッチする

無料のソーシャルリスニングツールを活用して、市場動向をキャッチすることも可能です。

ツールを活用すると、競合の新サービスや新製品、最新キャンペーンなどの情報収集がしやすくなります。集めた情報から業界全体のトレンドを把握し、市場変化に合わせた対応が可能です。

また、競合製品に対する顧客の不満の声が、自社製品の改善点や新たな開発のヒントとなるケースも珍しくありません。

ビジネスを拡大するためには、常に最新の情報をキャッチすることが大切です。無料のソーシャルリスニングツールで得られる情報には限りがあるものの、さまざまな情報を組み合わせて市場の変化を把握できます。

有料のソーシャルリスニングツールを選ぶべきタイミング

無料のソーシャルリスニングツールは手軽に導入できる点が特徴です。しかし、以下のようなケースでは、有料ツールの導入を検討する必要があります。

  • より高度な分析を必要とする場合
  • データ量を増やしたい場合
  • 炎上対策を必要とする場合

無料のソーシャルリスニングツールの活用に限界を感じるようになったら、有料ツールへの移行を検討してください。

より高度な分析を必要とする場合

無料ツールは、基本的な分析機能しか利用できないケースがほとんどです。そのため、特定のキーワードに対する感情分析をより詳細に行いたい場合や、競合他社との比較分析を深掘りしたい場合などは、有料ツールへの移行を検討するべきタイミングといえます。

例えば、より詳細な感情分析をするためには、AIを活用した高度な機能や、自然言語処理技術が必要となります。有料ツールであれば、高度な分析機能や詳細なレポート作成機能などを利用できるため、より具体性のあるデータ収集が可能です。

データ量を増やしたい場合

多くの無料のソーシャルリスニングツールは、データの収集量に制限があります。そのため、過去数年分のデータをさかのぼって分析したい場合や、複数のSNSプラットフォームのデータを統合して分析したい場合などは、有料ツールを利用する必要があります。

例えば、キャンペーンの効果を長期的に測定したい場合や、SNSでの顧客の反応を総合的に分析したいケースでは、多くのデータが必要です。有料ツールであれば、データ収集量の上限が大幅に緩和され、より大規模なデータに基づいた分析ができます。

炎上対策を必要とする場合

企業ブランドを保護するためには、SNS上の炎上やネガティブな発言に対する迅速かつ適切な対応が不可欠です。無料のソーシャルリスニングツールのなかには、リアルタイムでの監視やアラート機能が搭載されていない製品も多く、炎上対策としては不十分です。

有料ツールであれば、ネガティブなキーワードを検知しアラートを発信する機能や、炎上の兆候を早期に発見する分析機能を搭載しています。このような機能の活用は、SNS上の炎上拡大を食い止め、企業ブランドへのダメージを最小限に抑えるために役立ちます。

特に、SNSでの情報発信に力を入れている企業や、顧客とのコミュニケーションを重視する企業は、炎上対策として有料ツールの導入を検討しましょう。

無料で利用できるソーシャルリスニングツールのおすすめ6選

ここでは、手軽に利用できるおすすめの無料ソーシャルリスニングツールを6つ紹介します。

各製品の特徴や機能、制限事項などをまとめているので、自社のニーズに合ったツール選びの参考にしてください。

1.Googleトレンド

Googleトレンドは、Googleが提供する無料のトレンド分析ツールで、大規模なデーターベースから正確かつ最新の情報を得られます。Googleトレンドは、キーワードの検索数の閲覧ができないため、Googleキーワードプランナーとの併用がおすすめです。

商品名 Googleトレンド
提供元 Google
機能
  • 特定キーワードの検索トレンド分析
  • トレンド情報の自動取得
  • Year in Searchで過去の急上昇ワードの取得
  • 地域別・期間別の関心度比較 など
制限事項
  • 詳細なデータ抽出
  • 競合比較 など
URL https://trends.google.co.jp/trends/

2.Yahoo!リアルタイム検索

Yahoo!リアルタイム検索では、話題になっているニュースや情報を検索し、リアルタイムで盛り上がっている話題をランキング形式でチェックできます。「リアルタイム検索アプリ」を利用すると、X(旧Twitter)やFacebook、Instagramのアカウントがなくても、SNS上で話題の情報を閲覧できます。

商品名 Yahoo!リアルタイム検索
提供元 Yahoo! JAPAN
機能
  • リアルタイムでのキーワード検索
  • 話題のツイートやニュースの表示
  • ワード登録 など
制限事項
  • 過去データの分析
  • 詳細なフィルタリング など
URL https://search.yahoo.co.jp/realtime

3.X(旧Twitter)アナリティクスSINIS for X

SINIS for Xは、企業のX(旧Twitter)運用のサポートを目的とした、アカウントや投稿を分析できるツールです。料金プランによって、利用できる機能やデータ量に制限があります。有料プランには、PowerPointレポート機能があり、社内向けやクライアント向けに資料作成が必要になる場合にはおすすめのツールです。

商品名 SINIS for X
提供元 テテマーチ株式会社
機能
  • フォロワー数の推移やツイートのエンゲージメント率の分析
  • 過去45日のデータ閲覧
  • CSVのレポートダウンロード機能
  • 月間30件の投稿データ取得 など
制限事項
  • カテゴリ別の分析
  • PowerPointレポートの自動作成
  • 競合アカウントの分析 など
URL https://sinis-x.tetemarche.co.jp/

4.Googleキーワードプランナー

Googleキーワードプランナーは、Google社が提供する無料のキーワード調査ツールです。

Google広告を出稿していない場合は、一部の機能に制限がかかります。Google広告のアカウントは無料で作成でき、開設にあたっての審査も不要です。詳細な情報を取得したいのであれば、月額料金200円程度の有料プランで、検索ボリュームの詳細データを確認できるようになります。

商品名 Googleキーワードプランナー
提供元 Google
機能
  • キーワードの検索ボリューム調査
  • 関連キーワードの提案
  • 広告掲載結果の予測データの確認
  • キャンペーンの作成 など
制限事項
  • 検索ボリュームの詳細なデータ
  • クリック数の予測 など
URL https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/audience-insights/

5.SINISSINIS for Instagram

SINIS for Instagramは、Instagramに特化した分析ツールです。数値データだけではなく、見やすく、使いやすいダッシュボードが特徴です。本格的にアカウント運用を始めた企業やInstagramでブランドを育てたい企業は、有料プランへの移行をおすすめします。

商品名 SINIS for Instagram
提供元 テテマーチ株式会社
機能
  • 過去45日間のデータ管理
  • フォロワー数やエンゲージメント数の推移
  • ハッシュタグ分析 など
制限事項
  • 競合分析
  • 複数指標の相関分析 など
URL https://sinis-i.tetemarche.co.jp/

6.Instagramインサイト

Instagramインサイトとは、アカウントのパフォーマンスを数値化して分析できるツールです。

利用するためには、Instagramのアカウントを「ビジネスアカウント」または「クリエイターアカウント」に切り替える必要があります。Instagramインサイトは、有料プランがないため、競合他社の戦略を分析したい場合は、有料のソーシャルリスニングツールの導入を検討しましょう。

商品名 Instagramインサイト
提供元 Instagram
機能
  • 投稿のエンゲージメント率の分析
  • 投稿のインプレッション数やリーチ数
  • フォロワーの属性分析 など
制限事項
  • 競合分析
  • CSVなどの外部データとして出力不可 など
URL https://creators.instagram.com/grow/insights?locale=ja_JP

まとめ

ソーシャルリスニングツールは、SNS上にある貴重な顧客の声を収集し、ビジネスに活かすための有効な手段です。無料ツールは手軽に始められる点が魅力ですが、機能やデータ量に制限があることを理解しておく必要があります。

無料のソーシャルリスニングツールを利用する際は、分析したいプラットフォームへの対応や必要な分析機能、操作性などを考慮し、自社の目的や状況に合ったツールを選びましょう。

本記事で紹介した無料のソーシャルリスニングツールを活用し、製品・サービスの改善やマーケティング戦略の強化に役立ててみてください。なお、より高度な分析や大規模なデータが必要になる場合は、有料ツールへの移行も視野にいれましょう。

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