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サーバー監視ツールおすすめ16選!導入の必要性や機能を紹介

目次

サーバー監視は、システムダウンを防ぐために必要な業務です。しかし、常に監視することは従業員に負担をかけやすく、現実問題難しいでしょう。

従業員の負担を軽減するためにサーバー監視ツールを導入することで、常に監視を続けられるだけでなく異常があった際に早期発見ができます。

本記事では、おすすめのサーバー監視ツールを紹介します。主な機能や比較ポイントもまとめているので、業務の生産性を向上したい方はぜひ参考にしてください。

サーバー監視ツールとは

サーバー監視ツールとは

サーバー監視ツールとは、サーバーやネットワーク機器に異常がないか稼働状況をチェックするツールです。サーバーを監視することで、異常があった場合に早期発見ができるため、迅速かつ適切に対応ができます。

一般的にサーバーはアプリケーションやOS、ミドルウェアなどによって構築されており、要素別に状況を確認する必要があります。サーバー監視ツールの導入によりシステムを自動で監視できるため、業務の効率化が図れるでしょう。

ネットワーク監視・アプリケーション監視との違い

混同しやすいサーバー監視・ネットワーク監視・アプリケーション監視の違いは、以下の通りです。

サーバー監視 社内サーバーに異常がないか、サーバーの稼働率やHDDなどから確認する
ネットワーク監視 社内ネットワーク内のデータに異常がないか、長時間データが停止している箇所がないか、大量にデータが送受信されていないかといった項目から確認する
アプリケーション監視 サーバー上で動作するアプリケーション単位で監視する。具体的にはCPU使用率、メモリ使用量などから確認する

違いからもわかるように、サーバー監視はサーバーに特化しており、サーバーの稼働率やCPU、HDDなどに異常がないか状況を把握します。

サーバー監視ツール導入の必要性

サーバーはサービスを提供するうえで中心的な役割を担っており、障害が起こった場合に機会損失とななります。そのため、システムダウンを防ぐことを目的に、稼働が安定しているかサーバーを常に監視しておく必要があります。

例えば、ECサイトでサーバー障害に気づかず放置していると、商品を購入しようとしたユーザーはネットワークが接続できずストレスを感じます。障害が起こると企業の信用度低下にもつながるため、正常に稼働できるよう対策できるサーバー監視ツールの導入は重要といえるでしょう。

サーバー監視ツールの機能

サーバー監視ツールの機能

サーバー監視ツールには、さまざまな機能が実装されています。主な機能は、以下の通りです。

機能 特徴
死活監視機能 サーバーが停止していないか監視を行う機能
パフォーマンス監視機能 CPUやディスクなど、サーバーの基幹となるシステムの使用率を監視する機能
プロセス監視機能 サーバー上で行われる各プロセスのリソース状況を監視できる機能
ハードウェア監視機能 バッテリーやファン、OS機器などサーバーを構成する機器を監視する機能
ログ監視機能 サーバー上の動作履歴を記録して監視する機能

サーバー監視ツールには、要素別にエラーを検知し、迅速な対応ができる機能が備わっています。

サーバー監視ツールにより得られるメリット

サーバー監視ツールのメリット

ここでは、サーバー監視ツールの導入により得られるメリットを紹介します。

具体的なポイントを以下で解説するので、サーバー監視ツールを検討している方は参考にしてください。

業務の生産性向上が期待できる

サーバー監視ツールを導入することで、エンジニアの負担が軽減されます。一般的に、サーバー監視は365日、24時間実施する必要があり、担当者に負担をかける業務です。

サーバー監視ツールを導入すると監視を自動的に行ってくれるため、常に見張る必要がなくなります。サーバーの監視が不要となり、ほかの業務に時間を割けるようになる点もメリットです。

また、サーバー監視ツールでは、設定ミスやデータ破損などサーバー障害を引き起こす原因となるヒューマンエラーを防げます。生産性が向上するため、組織としてのパフォーマンスも高まるでしょう。

サーバーダウンを防げる

サーバー監視ツールの活用により、サーバーダウンによって業務に支障をきたす可能性を未然に防げます。障害が起きた際、メールやチャットツールなど、事前に登録した連絡先に通知されるシステムがサーバー監視ツールには導入されているためです。

通知によりサーバーがダウンしないよう迅速な対応ができるため、業務遅延や機会損失を回避できます。大きなトラブルの発生を防げることから、安定したサービスを提供できる点がサーバー監視ツールを導入するメリットです。

セキュリティを強化できる

サーバー監視ツールは、セキュリティ強化にも役立ちます。機能の一つとして、アクセスしたユーザーを特定するためのサーバーセキュリティ対策が実装されているツールもあります。

情報漏洩や情報改ざん、情報資産抜き取りといったリスクを防げる点も、サーバー監視ツールを導入するメリットです。

サイバー攻撃やウイルスなど外部からの攻撃により情報漏洩が起こった場合、自社の信用性が下がるなど影響を及ぼします。外部の攻撃から自社の情報を守る対策としても、サーバー監視ツールは有効です。

サーバー監視ツール導入によるデメリット

サーバー監視ツールデメリット

ここでは、サーバー監視ツール導入によるデメリットを紹介します。

具体的なポイントを以下で解説するので、サーバー監視ツールを導入するうえでどのような点に注意するべきか知りたい方は参考にしてください。

サーバーに負荷がかかる可能性もある

ツールの導入により監視対象が増えると、サーバーに負荷がかかりやすくなります。サーバー監視ツールは、CPUや使用率、メモリ使用量など、さまざまなシステムが監視対象に含まれます。負荷がかかるとサーバー処理の遅延が発生し、従業員や利用客がストレスを感じる可能性もあるため注意が必要です。

また、サーバー処理が遅ければ、ストレスから顧客満足度の低下につながります。人的な負担は軽減されますが、処理が遅くなってしまう場合があるため、導入時は目的に合わせて監視対象を決めることが大切です。

運用コストが発生する

サーバー監視ツールを導入する場合、予想以上に運用コストがかかる可能性があります。監視対象が増えると、その分コストが増えるためです。

機能面を重視するとコストの負担が大きくなる点を踏まえて、自社の課題に適したサーバー監視ツールを導入する必要があります。費用対効果を高められるよう予算を考慮のうえ、人的作業でカバーできる部分との兼ね合いを検討しながらツールを選ぶことが大切です。

専門知識を持つ人材の確保が必要となる

サーバー監視ツールを導入する場合、運用に関する専門的な知識を保有する人員の確保が必要となります。自社にあった形にカスタマイズするには、高度な技術を要するためです。

サーバー監視は複雑で、専門知識を保有する人材が自社にいなければ教育のための研修費が発生します。場合によっては、人材を確保しなければならず人件費がかさむ可能性も少なくありません。サーバー監視ツールは運用コストだけでなく、人的コストが発生する点にも注意が必要です。

サーバー監視ツールを選ぶ際の比較ポイント

サーバー監視ツール比較ポイント

サーバー監視ツールには、さまざまなタイプがあります。導入効果を最大化できるよう、自社に適した製品を選定することが重要です。

以下でサーバー監視ツールを比較する際のチェックポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

監視方法

サーバー監視ツールの監視方法には、エージェント型とエージェントレス型の2種類があります。エージェントとは、監視対象のサーバーにソフトウェアをインストールすることです。

エージェント型とエージェントレス型の違いは、以下の通りです。

エージェント型 エージェントレス型
  • 監視対象別にエージェントをインストールするタイプ
  • 要件に適した監視設定が可能
  • 初期導入や更新作業に手間がかかり、専門知識が必須
  • 監視対象別にエージェントのインストールが不要なタイプ
  • 必要な監視項目を選択して利用
  • 監視対象への負荷がかかりにくく、動作検証もスムーズに実施可能

エージェントレス型は導入コストや作業コストを削減できますが、セキュリティ面に関してはエージェント型の方が優れています。各監視方法の特徴を理解したうえで、自社に適したタイプを選びましょう。

監視対象と取得範囲

監視対象の範囲や監視項目の取得範囲はツールによって異なるため、事前に確認しておきましょう。

自社が所有しているサーバーに適したツールを選ばなければ、費用対効果を得られないためです。

監視したいサーバーを一元管理できるかチェックするだけでなく、クラウド型かオンプレミス型か確認する必要があります。

また、自社がサーバーで監視したい項目の稼働状況取得に対応しているかも比較時のポイントです。サーバー監視ツールを選ぶ際は、監視対象と取得範囲を明確にしてから検討しましょう。

通知方法

万が一、サーバーに異常が起きた場合の通知方法はツールによってさまざまです。ツールの中にはメールだけでなく、電話連絡やSMS、ビジネスチャットでの通知が可能なタイプもあります。

サーバーに異常が起きた際、担当者が通知に気が付かなければ、その分対応は遅れてしまいツールを最大限に活用できません。

担当者が通知にいち早く気づける通知方法を選ぶことが、サーバー監視ツールを選ぶ際に重要です。また、自社が利用しているチャットツールと連携できるかも、検討時に確認しておきましょう。

運用のしやすさ

サーバー監視ツールを選ぶ際は、運用しやすいか検証する必要があります。ツールを使いこなせなかったり慣れるまでに時間を要したりする場合、担当者に業務負担がかかる原因となるためです。

導入後スムーズにツールを活用できるよう、直感的に操作しやすいシンプルなものを選びましょう。また、マニュアルやコミュニティが用意されているものを選ぶのもおすすめです。

ツールの中にはトライアル期間を設けている場合もあるため、複数のツールを試し自社に適したタイプを見つけましょう。

日本語対応の有無

サーバー監視ツールの中には日本語に対応していないものがあるため、選定時は注意が必要です。導入マニュアルが日本語でないものもあり、担当者が不便に感じる可能性があります。

日本語非対応の場合、ベンダーサポートがあるか確認しておきましょう。サーバー監視ツールを選ぶときはコストや機能面だけでなく、日本語対応の有無のチェックも業務をスムーズに進めるうえで重要です。

サーバー監視ツールの有料版と無料版の違い

サーバー監視ツールには有料版と無料版があり、それぞれの違いは以下の通りです。

有料版 無料版
  • 専門知識不要で導入できるものが多く、スムーズに運用しやすい
  • 操作できる人員が限定されにくいことから、属人化防止につなりやすい
  • 専門知識を持っている人材が社内にいれば費用対効果を得られやすい
  • コストを抑えて利用しやすい

有料版はサポートを受けられるため、導入や運用をスムーズに進めたい企業におすすめですが、無料版に比べるとコストがかかります。

一方、無料版はコストがかからないものの、サポートが有料の場合があります。日本語未対応のものも多く、サポート費用によりコストがかさむ可能性もある点に注意が必要です。

【有料版】おすすめのサーバー監視ツール8選

ここでは、有料版のおすすめサーバー監視ツールを8つ紹介します。

各ツールの特徴や強みをまとめたので、ぜひ参考にしてください。

1.System Answer G3

System Answer G3は、「性能監視から情報管理へ」をコンセプトにしているサーバー監視ツールです。監視対象は社内のサーバーから仮想環境まで、多岐にわたります。また、システム全体を包括して一元管理も可能です。

サービス名 System Answer G3
提供企業 アイビーシー株式会社
特徴・強み
  • 133メーカー・5,384種類の監視項目から、必要な情報を自動で判断して設定を実施
  • すべてのデータを長期的および短期的な2つの視点で自動的に分析
  • マルチベンダー対応で一元管理が可能
料金 要問い合わせ
日本語対応 対応
サービスページ https://system-answer.com/product/sag3/

2.Mackerel

Mackerelは、サーバー監視エージェントをインストールするだけではじめられるサーバー監視ツールです。導入の手間なく、すぐにサーバー監視をはじめたい企業におすすめの製品になります。

サービス名 Mackerel
提供企業 株式会社はてな
特徴・強み
  • 高度なメトリック監視機能を保有
  • コミュニケーションツールと連携が可能なため、チームでの情報共有を促進
  • 自社の環境に合わせて独自に拡張可能
料金 月額2,180円(税込)~
日本語対応 対応
サービスページ https://ja.mackerel.io/

3.LogicMonitor

LogicMonitorは、オンプレミス型とクラウド型のハイブリット環境で一元監視できるサーバー監視ツールです。日本語ドキュメントの用意やオンボーディング支援など、サポート体制が充実しているため安心して利用できます。

サービス名 LogicMonitor
提供企業 SaaSpresto株式会社
特徴・強み
  • Javaアプリケーションの「Collector(コレクター)」をインストールするだけでサーバー監視を開始
  • 3,000種類以上の監視テンプレートを活用可能で、運用設計やカスタマイズはほぼ不要
  • 顧客や部門、製品、技術レイヤ別に一元監視・管理が可能
料金 要問い合わせ
日本語対応 対応
サービスページ https://logicmonitor.saaspresto.jp/

4.Site24x7

Site24x7は、必要な機能からプランを決定できるサーバー監視ツールです。サーバー監視だけでなく、Webサイトやアプリケーション性能管理などとも組み合わせて利用できるほか、すぐに監視をはじめたい企業に適しています。

サービス名 Site24x7
提供企業 ゾーホージャパン株式会社
特徴・強み
  • CPUやメモリーとディスクの使用率など、監視結果を使用してサーバーのダウン要因を解析
  • エージェントを選択できる
  • WindowsやLinuxだけでなく、FreeBSD・VMware・Dockerなども監視可能
料金 月額10,420円(税込)~
日本語対応 対応
サービスページ https://www.site24x7.jp/

5.OpManager

OpManagerは、2,500ライセンス以上の導入実績を持つサーバー監視ツールです。死活監視や性能監視など、デバイスを幅広く監視したい企業に適した製品になります。

サービス名 OpManager
提供企業 ゾーホージャパン株式会社
特徴・強み
  • サーバー監視にSNMP・WMI・Telnet・SSHを使用しており、マルチベンダーのサーバーをエージェントレスで一元管理
  • ワンクリックでグラフやレポートを出力
  • 大きな障害が発生する前に通知
料金 年額:152,000円~
日本語対応 対応
サービスページ https://www.manageengine.jp/products/OpManager/

6.パトロールクラリス

パトロールクラリスは、監視機能が60種類以上あるサーバー監視ツールです。死活監視機能と運用管理機能は無料で利用可能なため、サーバーが停止していないか監視を行う機能を活用したい企業に適した製品になります。

サービス名 パトロールクラリス
提供企業 株式会社コムスクエア
特徴・強み
  • エージェントレスのため、インストール作業が不要
  • 幅広いサーバーOSとさまざまなネットワーク機器を統合監視
  • 自由度が高く、柔軟な検出条件や通知条件の設定が可能
料金 初年度ライセンス料:836,000円(税込)~

2年目以降:336,000円(税込)~

日本語対応 対応
サービスページ https://patrolclarice.jp/

7.srest

srestは、障害の根本となる原因の特定や予防措置をとれるサーバー監視ツールです。インフラログやコストを一つで管理したい企業におすすめです。

サービス名 srest
提供企業 株式会社メタップスホールディングス
特徴・強み
  • AWSやクラウド監視ツールなどのインフラログやコストを横断的に収集し可視化、一元管理を実現
  • リアルタイムで収集するログに対して具体的なアラート条件を柔軟に設定
  • フィルタリング機能や柔軟な検索機能をはじめ、見逃しを防ぐ仕組みを確立
料金 月額33,000円(税込)~
日本語対応 対応
サービスページ https://srest.io/
  • SaaS管理ツール ログ管理

    株式会社メタップスホールディングスのsrest【スレスト】は、AWSやDatadogをはじめとした、インフラ運用に関わるデータを可視化するイベントログ一元監視サービスです。複数のSaaSを一元監視で、日々の監視が効率化できます。イベントログ見逃しによる対応の遅れも、イベントログの早期検出で解決します。またダッシュボード作成の知見・工数がない場合でも、簡単な設定で使いやすいsrestダッシュボードが揃っております。srest【スレスト】は、イベントログの一元監視で安定した事業の拡大を実現します。

    製品のおすすめポイント

    1 インフラの健康状態をリアルタイムで可視化

    監視対象となるWebサービスのサービスレベル目標をトップに表示。
    ITインフラの全体像を瞬時に把握でき、オブザーバビリティの実現を補助します。

    2 インフラ監視を担うエンジニアの日常業務を効率化

    各インフラ系サービスのイベントログを収集し一覧で表示。
    複数サービスをまとめて確認可能なので、各サービスを行き来する必要がなくなり煩雑な日常業務を効率化できます。

    3 イベントログの保存で情報共有が活性化

    ダッシュボードでは、イベントログに対して具体的なアラート条件を設定することが可能。設定した条件を満たすイベントが発生した際は、自動的にSlackやメールなどのコミュニケーションチャネルを通じて通知が送信されます。

    ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 ログ管理 ソフトウェア利用割合表示 AWS監視 アプリ制御
    サポート 電話 メール
    トライアル 有り
    最低利用期間 最低利用期間の制限なし
    よく導入している業種
    運営企業:
    株式会社メタップスホールディングス
    本社:
    東京都渋谷区渋谷二丁目24番12号 渋谷スクランブルスクエア
    創立:
    2023年1月26日
    代表者名:
    代表取締役社長 山﨑 祐一郎
    資本金:
    100百万円(資本準備金を含む)
    URL:
    https://metaps.com/ja/company/

8.Hinemos

Hinemosは、システム全体の集約管理ができる日本製のサーバー監視ツールです。集約した運用情報を他システムと連携運用できるため、情報を一元化したい企業におすすめです。

サービス名 Hinemos
提供企業 NTTデータ先端技術株式会社
特徴・強み
  • 将来予測値や変化量を予測・算出可能なため、異常検知や可視化が可能
  • フィルタリングにより不要なメッセージの抑制と関連メッセージの集約が可能
  • 61万ダウンロード以上と国内外での豊富な実績
料金 要問い合わせ
日本語対応 対応
サービスページ https://www.hinemos.info/

【無料版(OSS)】おすすめサーバー監視ツール8選

ここでは、無料版のおすすめサーバー監視ツールを8つ紹介します。

各ツールの特徴や強みをまとめたので、ぜひ参考にしてください。

1.Munin

Muninは、RRDTool を使用してサーバー監視できるオープンソースソフトウェアです。サーバーの稼働状況をグラフ表示できるだけでなく、インストール作業がシンプルなため使いやすいツールといえます。

サービス名 Munin
提供企業 Munin
特徴・強み
  • 5分ごとにサーバーを監視
  • 好きな言語で独自のプラグインを作成し、必要なものをすべて監視可能
  • インストール作業がシンプルなため、簡単に設定可能
料金 無料
日本語対応 非対応
サービスページ https://munin-monitoring.org/

2.Amazon CloudWatch

Amazon CloudWatchは、AWS(アマゾンウェブサービス)が提供するオープンソースソフトウェアのサーバー監視ツールです。収集されたデータを活用して、システムとアプリケーションのパフォーマンスを監視できます。

サービス名 Amazon CloudWatch
提供企業 Amazon Web Services, Inc.
特徴・強み
  • ビジュアライゼーションツールを使用し、データを収集・アクセス・分析
  • 70以上のAWSサービスとシームレスに統合
  • 管理コンソールから設定するだけで利用可能
料金 無料
日本語対応 非対応
サービスページ https://aws.amazon.com/jp/cloudwatch/

3.Zabbix

Zabbixは、多くのプラットフォームに対応しているオープンソースソフトウェアのサーバー監視ツールです。直感的に操作を実施できるだけでなく、多言語をサポートしている点がZabbixの特徴です。

サービス名 Zabbix
提供企業 Zabbix LLC
特徴・強み
  • プロセスやログだけでなく、ミドルウェアなど幅広い監視に対応
  • WindowsやLinux、SNMPに対応したネットワーク機器、IPアドレスを保持する機器を監視可能
  • 自由に拡張が可能
料金 無料
日本語対応 対応
サービスページ https://www.zabbix.com/jp

4.Cacti

Cactiは、シンプルさと機能が豊富なオープンソースソフトウェアのサーバー監視ツールです。日本語化ファイルをダウンロードし、Cactiをインストールした環境にすることで日本語に対応できます。

サービス名 Cacti
提供企業 The Cacti Group, Inc.
特徴・強み
  • CPUやメモリ量、ディスク使用率などを監視しグラフ化
  • SNMPを利用してサーバーを監視
  • ブラウザ上で動作するためシンプルかつ直感的に操作が可能
料金 無料
日本語対応 対応
サービスページ https://www.cacti.net/

5.Pandora FMS

Pandora FMSはエージェント型とエージェントレス型、どちらも利用できるオープンソースソフトウェアのサーバー監視ツールです。開発元はスペインですが日本語対応となっているため、使い勝手の良いツールといえます。

サービス名 Pandora FMS
提供企業 Artica
特徴・強み
  • SNMPを使った監視やTCPポートへの接続、WMIを使った監視なども可能
  • ユーザーインタフェースの分かりやすさや負荷分散、冗長化の機能を標準で搭載
  • 日本語で手順が掲載されているため利用しやすい
料金 無料
日本語対応 対応
サービスページ https://pandorafms.jp/

6.WhatsUp Gold

WhatsUp Goldは、日本国内でも多く利用されているオープンソースソフトウェアのサーバー監視ツールです。オンプレミス型とクラウド型どちらでも死活監視とパフォーマンス監視ができます。

サービス名 WhatsUp Gold
提供企業 プログレス・ソフトウェア・ジャパン株式会社
特徴・強み
  • 問題に発展しそうな兆候があればリアルタイムで通知
  • ネットワークをより正確に表示できるので重複したデバイスを排除するなど、無駄を省いて効率化可能
  • 日本語でのインストール設定や管理ガイドなどが掲載
料金 無料
日本語対応 対応
サービスページ https://www.whatsupgold.com/jp

7.Icinga2

Icinga2は、Nagiosと呼ばれる監視ソフトウェアから派生して開発されたサーバー監視ツールです。設定の自由度が高く、さまざまな監視を行える点がIcinga2の特徴といえます。

サービス名 Icinga2
提供企業 Icinga GmbH
特徴・強み
  • 監視項目を増加可能
  • CPUやメモリ、Elasticsearchといったソフトウェアなどさまざまな監視が可能
  • 管理しやすい形態での通知設定
料金 無料
日本語対応 対応
サービスページ https://icinga.com/

8.Prometheus

Prometheusは、音楽配信サイト「SoundCloud」で構築されたオープンソースソフトウェアのサーバー監視ツールです。日本語のサポートが少ない点は難点ですが、監視対象数の多さがPrometheusのメリットといえます。

サービス名 Prometheus
提供企業 SoundCloud
特徴・強み
  • データベース不要で導入が簡単
  • 監視対象のサーバーを自動で検出可能
  • データをグラフ化できるため、監視対象の状況を把握可能
料金 無料
日本語対応 非対応
サービスページ https://prometheus.io/

まとめ

本記事では、サーバー監視ツールを導入するメリットやデメリット、比較ポイントを紹介しました。

システムダウンを防ぐために稼働が安定しているかサーバーを常に監視しておく必要があり、自動化できるサーバー監視ツールの導入が効果的です。製品によって特徴や利用できる機能が異なるため、自社に適したものを選ぶ必要があります。

導入効果を最大化できるよう、監視方法や運用のしやすさ、日本語対応の可否といった点から比較することが大切です。自社の課題を踏まえたうえで、最適なサーバー監視ツールを選び、業務の効率化を図りましょう。

 

ログ管理ツールの製品比較表も合わせてご覧ください。

「ログ管理」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • 印刷ログ
    • アプリ制御
    • ソフトウェア利用割合表示
    • ログの絞り込み検索
    • ネットワーク検疫
    • 端末を遠隔ロック
    • ファイル遠隔削除
    • 暗号化通信取得
    • 二段階認証
    • AWS監視
    • 操作時間レポート
    • ユーザグループ管理
    • 勤務時間管理
    • ログ解析サポート
    • PC更新管理
    • レポートテンプレート
    • ファイル操作ログ
    • 業務適正度レポート
    • USB使用ログ
    • ウイルス対策ソフト未導入確認
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
利用料金 25,000円/月
備考
50ライセンス契約の場合です。1ライセンスでは500円/月となります。
制限なし
Eye“247” Work Smart Cloud(ログ管理)の資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
BlackBox Suiteの資料サムネイル
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用はかかりません。
利用料金 月額500円(税込550円)/1アカウント
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
基本料金 6,000円~
機能利用料 利用機能数 × 台数 ×100円~
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
要相談 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
利用期間の制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
利用料金 要相談
備考
500円/1ライセンス、契約は5ライセンスから可能です。
2ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
1ヵ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
備考
ライセンス数やOSによって異なります。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 10,000円
月額費用 要相談
備考
基本費用1,500円に加え、1ライセンス700円になります。
最低利用期間の制限あり
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
MylogStar Cloud 800円/月額
備考
MylogStar Cloud Standard
MylogStar Cloud 1,600円/月額
備考
MylogStar Cloud Plus
MylogStar FileServer 198,000円
備考
MylogStar 4 FileServer ライセンス (初年度保守込み)
MylogStar FileServer 39,600円
備考
MylogStar 4 FileServer 年間保守
MylogStar Desktop 24,000円
備考
MylogStar 4 Desktop ライセンス (初年度保守込み)
MylogStar Desktop 98,000円
備考
MylogStar 4 Desktop + Standalone Manager(初年度保守込み)
MylogStar Desktop 4,800円
備考
MylogStar 4 Desktop 年間保守
MylogStar Desktop 19,600円
備考
MylogStar 4 Desktop + Standalone Manager 年度保守
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
本体 900円/1ライセンス
備考
※100ライセンスの場合
※最小5ライセンスから
※初期費用0円
BizMobile Go! オプション(MDM) 300円/1ライセンス
備考
※最小5ライセンスから
※初期費用0円
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

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